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ブリヂストンはテニスボールも終了みたいですね (テニス)

tennis ball

ブリヂストンのテニス事業撤退

ご存じの方も多いと思いますが、今年4月、ブリヂストン社がテニス事業からの撤退を発表しています。今年末、2020年12月31日の予定です。

何の商売でもそうですが、事業終了、撤退、閉店等のお知らせがあると「残念だ」「続けて欲しい」といった声が出る、マスコミに取り上げられますが、シンプルな事業売却等を除き「金銭的、人的投資に対し十分な回収ができない」から終了という判断になる訳で「使った事がある」「昔使っていた」等は単なる “感傷” な気がします。今のラケットの代わりにブリヂストンのラケットを毎年買う、ウェアを毎シーズン買っていればこうはならなかったかもしれませんが。(失礼ながら「ブリヂストンのラケットを愛用している」という方でも他メーカーのラケットのように「毎年買い替える」という事は少ないメーカーだと思います。) 

ブリヂストン社は私がテニスを始めた頃 (25年前) に店頭に並んで居たのを覚えています。

ラケットもきちんと更新し続けてきており、更新のたびに試打会や広告、動画等でプロモーションをちゃんと行う。(Xブレードが発売されて以降しばらくはかなり力を入れてやっていましたね)

X-BLADE proplayers 2010年の映像。期待の若手扱いの青山修子プロ。

近年では製品ラインナップの拡充やラケットのカスタマイズサービスを提供したりしていました。

ほぼ国内のみの展開で自社開発、自社販売です。素材や製法を自社の他事業に活かせる、国内での “日本メーカー” としての存在を守る期待等、自社の問題ではない、難しい判断の中で事業継続だったと想像します。素人目に見ても『黒字』だったか疑問に思う位でしょう。

勝手ながら発表を聞いて、私は「順当な判断だ」と思いました。

無くなるのはラケットだけではない

「ブリヂストンのラケットを使っている」方以外にも馴染みがあるのは同社の『テニスボール』かと思います。

tennis ball

ご自身で購入されたり、何かの機会で使っいたりという方は少なくないでしょう。

店頭には色々なメーカーのボールが並んで居ますが、代表格と言えば、やはり、ダンロップブリヂストンという感じになりますね。

大会の公式球等になるには品質や実績が必要ですし、ゴム素材や樹脂の扱い、製法も限定されてくる(採算が取れないから)。各社のボールも実際にはダンロップやブリヂストン等、限られたメーカーのOEM製品になるのだろうと想像します。何十個もむき出しで詰まったレジャー用テニスボールレベルの品質ではブランドが傷ついてしまいますからね。

※テニスアパレルの『パラディーゾ』も無くなります。ブランド気にしない方でバッグやウェア等を使っている方は居られるでしょう。また、国内販売代理店として扱っていたTecnifibreブランドは株式会社ラコステ ジャパンが変わって行うようになるようです。私はTecnifibreのストリングスをずっと使っているので店頭での扱いが小さくなるようだと困るかもしれません。

因みに、2017年、ラコステ社はテクニファイバーのブランドを持つ会社の株を80%を取得しており、同社のグループカンパニーになっています。それ故のラコステ・ジャパンでの扱いです。

通っているテニススクールのボールもブリヂストン

私が通っているテニススクールも現在使っているボールはブリヂストンのものです。

聞いてみた所、「今年12月を目途に終了になるので、他メーカーのボールに代わるだろう」という話でした。

因みにそれ以前のボールはダンロップ製でした。

何か分からないけど、ニューボールになるたびに打感や弾み方が違った思い出

通っているテニススクールのボールがブリヂストン製に代わったのは2年位前だった気がします。

今は大丈夫なのですが、変わって1年位は「ニューボールになるたびに打った際の打感や弾み方が違うなぁ」と思っていました。

  • ニューボールなのに「グシャっ」と潰れて空気が抜けたボールのような打感
  • ゴム樹脂が硬く厚い感じ(?)で伸び縮み感が弱い、「厚い紙を打っている」ような打感
  • ニューボールなのにそれほど弾んでこない、馴染んだ後のような弾み方

等々ですね。

最後のは「毎回ニューボールの弾み方に苦労する」スクールあるあるには良いのかもしれませんが。

私の思い込みから「毎回の違いが極端だ」と思っただけかもしれませんが、その頃は「メーカーとテニススクール運営会社が製品開発のために色々な仕様をテストしているのでは?」等と勝手に思っていました。

ブリヂストンのボールへの印象は「少し小さくて硬い」?

NP (ノンプレッシャーボール)も含めて、トップブランド、セカンドブランド等、同じメーカーでも色々ボールの種類ありますが、あくまで個人的な印象ですが、ブリヂストンのボールへの全体的な印象は「少し小さくて硬め」でしょうか。(規定があるので実際に小さい訳ではないのでしょうが)

やっぱり、「打感の良さでダンロップのボールを好む」方は少なくないですよね。

でも、使っていく中での状態変化が小さいという意味では「少し小さめで硬い」は良いのかなと思うのです。比べるならブリヂストンのボールの方が「弾まない」気がするのですが、プロではないので、飛び方、弾み方に変な “メリハリ” がない、落ち着いている方が扱いやすいとも思っています。

テニススクールで打っているボールは市販のボールとは違うと “今も” 思っているのですが、最近は「ニューボール毎に打感が違う」感じもだいぶ収まり、且つ、ブリヂストンのボールに慣れてきた部分もあります。

でも、ダンロップ等に変わったら以前のように「テニスボールらしい弾み方だ」と感じるのかもしれませんね。

代わりはやっぱりダンロップ?

店頭に普通に並んで居るメーカー製のボールでブリヂストンとダンロップ以外となると、ウィルソン、ヘッド辺りになるでしょうか。(これらは分かりませんがヨネックスのテニスボールはOEMらしいと聞きました)

ウィルソンはストリングス同様、ボールにもかなり力を入れてプロモーションをかけている印象とですが、個人的には1回位しか使った事が無いヘッドと同じ位の印象しかないです。ごめんなさい。あの「地球環境を考えたテニスボール」とかね。

ダンロップにはフォート以外にセカンドブランド(?)としてのセントジェームスがあり、個人で使うのは金額的にも品質的にも十分だと思います。スリクソンがダンロップに統一され、バボラの販売がダンロップから離れた事もあり、国内で「テニスボールと言えばダンロップ」という評価が妥当に強まるのかなと思います。

年明け位までの間に使う予定があるのであればブリヂストンのテニスボールをセールで買っておくのは全然アリかもしれませんけどね。

2020.08.30 追記

テクニファイバー社もテニスボールを販売しています。

種類としてツアー用、練習用があり、日本での販売が拡充されるなら、これが『後継』に近いボールになるかもしれません。(現状のボールがブリヂストンのOEMなのか、仮にそうだとして今後もそのOEMビジネスが続くのかはちょっと分かりませんでした)

2021.01.23 追記

ヨネックスがテニスボール市場に本格参入だそうです。以前からYONEXロゴのボールを見たことがある気がしますが、海外からの輸入品か一部限定的な商品だったのかもしれません。

和製ものづくりのプライド、ヨネックスがボール市場に本格参入! | テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp
「一人ひとりのお客様を意識して作る」「みんなをあっと驚かせる、感動を与えられる新製品を開発する」   これは日本を代表するスポーツブランドであるヨネックスのものづくりの根底にあるコンセプトだ。    ヨネックスは1946年に新潟県三島郡(現...