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テニススクールで面倒くさい人たち (テニス)

Photo by Chino Rocha on Unsplash

テニススクールに通う際は一人、普段の生活での自分が歪んで表れてしまう

テニススクールに通う人は基本 “個人” です。友達や家族と一緒に通う人も居るでしょうが、大抵が1人で入会を決めて1人で通い始めます。

スクールの中で気の合う人が見つかったりもしますが、合うのは週1回位、多くは表面的に仲良くしている感じがずっと残り続けます。全員がそうとは言いませんが、自分ひとりで決めてスクールに通おうという人達ですから割とコミュニケーションが苦手な方うまく周りと接することができない方も多いです。

また、スクールでは普段の職場や家庭におけるその人を知る人が居ない訳で、普段は押さえつけれている気持ちやその人の本質みたいなものがレッスンの中で垣間見れたりします。ちょっとした事での怒りだったり傲慢さだったりです。

逆に、本人の本当の性格はそれとは違っても自分に自信がないことからする気後れも見られます。普段から積極的でない人は余計に”自分は周りに迷惑をかけている”という気持ちが強くなったりもします。

テニススクールは面倒くさい人ばかり

練習していると日々面倒くさい人が居ます。

スクールに通っていて面倒くさい人の多くは『男性』です。普段の環境では周りの目もあり表せない気持ちをここ幸いと見せてきます。女性は自分を客観的に理解し場合によっては過小評価しているので面倒は起こしません。テニスを始めてある程度のレベルまでは女性の方が安定して打てる (男性は強く打ちたい気持ちばかり前に出る) のは当然だと思います。クラス内でコミュニケーションを取っていても男性の多くは基本、大なり小なり「個 (パーソナリティ)」を主張します。

逆に女性の場合は「グループ」を作ります。テニススクールはレベルが上がるほどメンバーの入れ替わりはなくなるので、長く同じクラスに所属という状況になります。レベルが上ということは長くテニスをやっているということで主婦の方などは数名のグループでクラスを占拠し、コーチとはべったり、新しく入ってくる人に対しては露骨に邪魔だという素振りを見せてきたりします。

※いずれもよくある例という意味です。でも、スクールに通う方は実感あると思います。

男性中心になりますが、どういったものがあるか上げていってみましょう。

1)自分は力があると思っている

過去にスポーツ経験がある、筋力に自信がある、攻撃的な性格、理由は様々ですが、とかく男性はパワーを誇示したがります。テニスで100%近いパワーで打つことはまずないし、リラックスしていた方がミスも少ないですが、自分の力を見せつけないと気が済まないようです。力を込めてボールを打つ彼らの認識は「テニスが上手い」= 強いボールを打つです。技術はこれからですから見せられるのはパワーだけ、相手が打ちやすい所にコントロールする意味を知らず、少しでも体勢が崩れると余計に力でなんとかしようとします。

ボレストでストローク側で打つ際、速く打てば当然速くボレーが返ってきます。コーチが気を使って速度を調整してボレーを返すから打てている気になります。ボレーヤーの顔の高さに強く打ち込めば相手が避ければベースラインを超えてしまいます。逆に自分がボレーに入れば打ちやすい高さならスマッシュ含めてハエたたきです。ストロークを打つ人の事は考えません。頭に来るのでネットにベタ付きならバック側のハイボレー、スペースがあるならスピンをかけて足元でローボレーを打ってもらいます。本人はミスさせられて不満でしょうがゲームで球出しのようなボールが来る事はありません。

2)自分に自信がある

スクールに通っているとレベル問わず「以前に比べ自分は上達した」と実感する時があり、そこにオゴリが生まれます。「自分は周りより上手いんだ」と思い始めた人はかなり面倒くさいです。(圧倒的に男性で、女性は上達すると自分より下手な人を敬遠したがります。 男性は何でもいいので相手に自慢し相手を馬鹿にする事で優位に立とうとしますね。) スクールは所属メンバーしかいない閉鎖的環境でかつレベル別に分かれているので限られた人数の中で自慢に入るのは残念です。

スクールでは終了前の15分位をダブルスのゲーム形式に当てますが、自分に自信のある人達は自分の技術を見せたくてしようがありません。相手の驚く姿を見たいし、「○○さんスゴイ!!」と言われたいのです。

[サーブ]

初中級位までも回転をかけたサーブが打てる人は結構多いです。面倒くさいのは、中途半端なスライスサーブ、スピン系のサーブが打てる人です。きちんとしたスライスサーブはバウンド後も失速せず弾んでいきますが、初心者に近いレベルだと曲がりながらバウンドした後失速します。ただ、多少でも曲がることで相手が打ち損なうことが多く、現状に満足することでより良くするベクトルに向きません。サーブは相手のボールの影響を受けないのできちんと習得していかないと小手先では上達しないショットです。

狙うコースは100%ワイドです。センターに打てば右利きのバック側になりリターン側も迷うことになるのですが、室内コートなら短いサイドに入れば壁やネットが邪魔で取れなかったりするのでそこばかり狙ってきます。(外なら周りが広いので遅いスライスサーブは十分取れるのですが。) その自慢のサーブをいい形で返球されるとびっくりした顔をします。同じコースばかり打っていればさすがに取れるでしょう。相手が取れないだろうという決め付けは自分よりレベルが下の人だけじゃないでしょうか。

[ストレート狙い]

ダブルスゲームで、ラリーの1球目からストレートをついて相手前衛の横を抜こうとします。コーチが前衛にいる生徒への注意喚起としてストレートを抜いてみせると「あ、これは作戦として決まるとかっこいい」と誤解します。試合でストレートに打つのは前衛に意識をさせるためで、ダブルスに慣れた人は簡単には抜けないし、返球されることを全く考えないので、大きく空いた自分の前に落とすか前衛との間を通されてしまいます。

[ポーチ]

初めて間もない人達ならボールの速度も遅く明らかなポーチ狙いの動きでも成功します。ポーチでも自分の技術を見せたくて難しいネット際やドロップショットを打ったりします。でもレベルが上がればストローク速度も上がり、見え見えの動きではボールに触らせてももらえません。雁行陣における前後の動きは基本ですが実際のゲームではそんなに単純なものではないです。自分以外の3人のレベルが上がった途端、前衛でどこにいたらいいのか分からなくなり全く動けなくなります。スクールですから、本当にうまい人は相手をおもんばかったプレイもできるものです。中途半端な技術の自慢は周りに迷惑なだけです。もしそんな前衛がいればその人を除いた3人でボールを回してゲームに参加させないかもしれません。

3)人に影響されすぎ

初級から中級位までのクラスは色んなレベルの人が混じってます。中級認定だけど時間の関係や親しみのあるコーチに習いたいからと初中級に来る人も多いです。そこで生じる「同じクラスなんだけど人によってレベルが全然違う状況」が勘違いを生みます。自分のより上のレベルの人が目の前でコーチと打ち合ったりするのを見て「あ、自分もああやって打たなければ!!」と一人盛り上がってしまう人がいます。(当然男性) 技術が伴わないのにボールだけはあの人のように打ちたい。たまにいいボールが混じるとそれがたまらないのでしょう。1の自分の力を自慢する人に似ていますがあちらが周りが戸惑うのを見て喜ぶのに対し、こちらはパワフルに打ててる俺ステキ!! と思う点が違いでしょうか。技術が伴わないのに上のレベルをマネても上達の遠回りをしているだけで時間がもったいないです。

4)ごめんなさい

圧倒的に女性が多いです。ミスをするたびについ「ごめんなさい」と誤る癖がついています。それ自体が悪いわけではなく、誤っているばかりより、せっかくのお金と時間を上達する方に使った方がいいし、ミスを恐れてこわごわ打っていては実力も出せません。自分がミスをして相手に迷惑をかけるのが怖いので、ボレストならゆっくりした山なりのボールをボレーヤーに打つ癖がつきます。実際の試合では、相手ボレーヤーに山なりでゆっくりストロークを返すといった事は100%ないです。ボレストにおけるストローク側はコントロールよくボールを打つ練習でもありますが、自分にとってはうまくボレーをさせない練習でもあります。簡単にボレーできる同じようなボールばかりではボレーヤーも練習にならないでしょう。ストロークでも自信なくこわごわと打つのですぐにミスをしてしまい「ごめんなさい」「ごめんなさい」となります。見ていて気の毒ですが技術以前の問題なので直しようがないです。

5)雑な人

スクールはコーチと打つ以外は基本、他の生徒さんと打つ時間になります。他の生徒さんと打つ場合は自分も相手も練習ですから、コーチと打つ際とは比べ物にならないくらい気を遣ってボールを繋げたり打ちやすいボールを打つように配慮する必要があります。自分同様、相手もお金と時間を使って練習に来ているのだから、自分も相手もその時間内はお互いに練習にならないとクラスが成り立ちません。しかし、そもそも人間には性格があり、その場の状況や求められる役割を理解しようとせず自分本位に雑にプレイする人が居て本当に面倒くさいものです。

まず、コーチの指示を聞かず理解もしません。練習前にコーチが、「ここはこういう状況の練習です。ですから、こういう意識で打ってください。」と説明しますが、自分の都合よく解釈して、楽な方、雑な方に偏ってきます。例えば、ここはライジングで捉えるの練習ですと言っているのに後ろに下がって普通に打ったり、ボレストでストロークは足元を狙ってください。ボレーヤーは深く返してくださいと言われているのに自分が打ちやすい球、打ちたい球種を打ってきます。自分は練習になるのでしょうが課題を練習できない周りの人は大変迷惑ですね。

また、雑な人は相手も練習だという認識が弱いので、打ち方も雑だし、相手に打ちやすいボールを打つ(ボールをコントロールする練習)という意識がないです。自分が打ちたいように打つので明らかにミスをしそうな打ち方だったりボールが散ってしまったり。10球打って1球できそうなトリッキーなショットを試したりします。(繋げるボレストで敢えてバックにまわり込んで打つ必要はないでしょう) もちろん男性が多いですが、60歳以上位の年配女性も空気読まない、相手の事を考えられない、自分本位な人が多いのでこういう人が少ないクラスがいいですね。

こういう人が多いクラスは最後のゲーム練習も大変です。周りは「あの人はこういう人だから」と思ってプレイしていますが、ダブルスのフォーメーションは無視で触れるボールは全て自分がと無理をしたり、年配女性は手を伸ばして届く範囲以外は全く動こうとしなかったりセオリー無視で相手にぶつけてきたりします。総合的にテニスのレベルが高いわけではないので慣れてしまえば対処できますが、ある程度のレベルでやっている自信があるので、下手にコテンパンにしてしまうと、いつまでも根に持たれてゲームで仕返しが続いたり陰口を叩かれたりもします。面倒くさいので程々に相手をする位がよいです。 

 

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