冬場のテニスウェア
テニスは一年中できるスポーツなので多くの方が冬場の外コートでプレイされています。
私の場合は寒いからといって何重にもウェアを羽織ったり、着ぶくれしてしまう感じが苦手なので極力厚着にはしたくないです。
下はコンプレッション系タイツ+短パンでロングパンツは最初から履きませんし、アップが終わったらウォームアップの上着も脱ぐ位です。
最近、冬用のテニスウェアが売っていない
最近、テニスショップでウェアを探す際に思うのは『冬用のテニスウェアが全然無い』ということです。
少し前(7~8年?)までは夏場は夏場、冬場は冬場で店頭に並ぶウェアは入れ替わり、冬場だとシャツは長袖が8割位だった気がするのですが、今は冬場でも店頭に並んでいるテニスウェアは夏場と変わらない半袖が殆どです。長袖は並んで居ても1種類位。棚が少ないメーカーは1着もありません。
私は腕周りなど体から外に膨らむウェアの生地が気になってしまうので長袖を着てもつい腕まくりをしてしまいます。このため、長袖はジャージのように袖口が閉まるタイプが良いのですが、最近、店頭に並ぶ長袖のテニスウェアはロンTタイプで袖口は締まっていません。
※長袖ウェアについてはアシックスのバレーボール用を着てます。
サッカーのゴールキーパー用はどは袖口が閉まるジャージのようなイメージだったのですが最近のサッカーウェアは長袖もロンTのような作りになっているみたいでした。
下写真のバレーボール用ウェア (プラクティスウェア) は生地もしっかりしているし、Lサイズ、Oサイズ等大きめもある。値段も1,600円位で買えたりとなかなかお得です。
アシックスはテニスウェアもあるから着てても変じゃないですからね。
とは言え、周りの方は普通にトレーナーやパーカーを着ていたりするので冬場のテニスウェアをどうしようかというのが少し悩みでした。
2種類のコンプレッション系シャツ
結局、足と同じく、コンプレッション系シャツの上にテニスシャツを重ね着するというスタイルでやってます。
タイツはCW-Xを着ているので1着1万円前後しますが、コンプレッションシャツはタイツまでの機能を必要としないので値段の安いもので良いですからね。
今、来ているのはアンダーアーマーとミズノのコンプレッション系シャツです。
1. アンダーアーマー ヒートギア アーマー コンプレッション
アンダーアーマーはスポーツを問わず最近日本でも人気だと思います。
※ただし、NIKEに追いつけという感じだった状況は少し怪しくなっています。米国では「アスレジャー」というファッションスタイル (スポーツウェア等気軽に着れ動きやすい服装を普段着にも取り入れる)が流行しましたがアンダーアーマーはその流行に適合させずスポーツウェアの位置づけを崩さかなったので支持が落ちてきています。アンダーアーマーのテニスウェアはアンディ・マレー選手が契約しており日本ではまだきちんと発売されていないですが、発売中のシャツ・パンツも私はテニス用としては着ないと思います。プロ野球選手とかガチスポーツ選手じゃないと着ていても逆にかっこ悪い感じがします。。
アンダーアーマーには冬場用のコールドギアという製品もありますが、私が着ているのは汗が乾きやすいヒートギアのLGサイズ (一般的に言うL)です。
着ると伸びるのでサイズ感はあまり意味がないですが身幅が43~35cm位。脇の下から裾に向けてすぼまっていくシルエットです。途中、ウェスト部分が一旦、締まっていますが目立つ程ではないです。上半身(肩や胸周り)が大きい外国人の方を想定したシルエットなのかなと思います。
とは言っても、我々のような一般的な体つきの人が着ても『着やすさ』という点があります。全体的に均等に広がるより最初から胸周りに余裕がある方が着やすい印象です。
アンダーアーマーのサイズ感で良いと思っている点が『着丈が長いこと』でミズノが59cm程なのに対しアンダーアーマーは同じLサイズで62cm程あります。
コンプレッションシャツはテニスウェアと違い、体が伸び上がってもまくり上がらないで欲しいので着丈の長さは結構重要です。後述しますがミズノは洗濯していると縮む傾向があるので最初から長いアンダーアーマーの方がより好印象です。
ロゴは首周りの全面に1つありテニスシャツを着た状態でも見えます。
首周りの後ろ側にもロゴがあります。髪がかからなければ見える感じです。
私としての重要なポイントである袖周りは袖口を外から内に折り返して3列で両端から止めるようにしっかりと縫ってあります。縫い目の間が広がり生地の伸びに対応する感じですね。縫い方もあり縫製部分の膨らみは小さいです。
2. ミズノ トレーニングウェア バイオギアシャツ (ハイネック長袖)
アンダーアーマーを買う前から使っていたのがミズノのバイオギアシャツです。(未使用ではないのでシワシワですいません。)
夏場のテニス用にバイオギアの短パンタイプをテニスウェアの短パンの下に履いていて着心地や使い勝手がかなりよかったので長袖も買ってみようかという流れでした。
首周りでテニスシャツと生地が重なるのが嫌なのでハイネックタイプを使っています。ロゴは首周りに1箇所だけです。
袖周りは外側から内側に折り返した部分を縫ってあるのはアンダーアーマーと同じですが、外側の生地を前後から挟むようにして縫い、その部分が盛り上がるような形になっています。裏側の縫い方は鎖のようになっているので生地の伸びに対応していますが、アンダーアーマーより生地が柔らかく伸び率が高いのでこういう作りのなっているのかなという気がします。
両製品の比較
生地の違い
ミズノは生地がかなり柔らかく全体的に伸びる感じです。比べるとアンダーアーマーの方が若干硬めで引っ張った時の伸びは小さいです。
引っ張った際に向こう側が透ける感じはミズノもアンダーアーマーも変わりませんが、アンダーアーマーの方が1つ1つの目が網のように均等で細かい、ミズノの方は縦の列が並んでおりその列間が広がって伸びる感じです。 この生地の違いが伸びの違いに出ていると思います。
アンダーアーマーの方はまだ経験がありませんが、ミズノの方はひっかけると生地に穴が空いてしまいます。着る際、脱ぐ際は時計等に注意した方がよいと思います。
汗の乾きやすさ
断然、アンダーアーマーだと思います。
アンダーアーマーの方は運動を始めた段階ではシャツの中に熱がこもった感じで『かなり暑い』と感じます。
ただ、運動を続けて汗が出てくると汗が乾燥しやすいためか、初期に感じた熱も感じなくなります。私は汗っかきですし、上にテニスシャツも着ているのでかいた汗はシャツに残りますが、冬場ながら暖房の入った室内コートで2時間近くテニスをやっても脱いだ際にシャツが湿って体に張り付くという感じはありません。
一方、ミズノのバイオギアは肌触りがよく着た感じは滑らか(よく野球のピッチャーが着ているテカテカしたアンダーシャツのような感じ) なのですが、汗をかくと背中や胸側、腕などは汗で湿った状態が続いてしまいます。
汗のかきやすさもあると思いますが、練習ではなく試合など汗をかく量が少ないケース、汗をかく量が少ないスポーツの方が向いているのかなという印象です。
洗濯での生地の痛み・生地が縮む?
アンダーアーマーは使い始めて間もないですが、ミズノの方は週3~4回使用で使っていました。当然、着た後は洗濯する訳ですが、ミズノのバイオギアはこのペースで使用・洗濯して3~4ヶ月位で買い替えかな?という感じです。
次第に縫い目の部分から綻び(ほころび)が出てきて全体的に生地のハリがなくなってきます。ロゴ部分もプリントなので次第に傷んできますね。
ただ、ミズノのバイオギアで一番気になるのが『生地の縮み』です。
洗濯はネットに入れて行い、乾燥は日の当たらない場所で自然乾燥させていますが、洗濯を続けていると若干ながら生地が縮んでいく印象があります。生地の滑らかさが減ることで生地が詰まってしまう感じでしょうか。
来た際の横方面への伸びは大丈夫なのですが、元々着丈が短いので縮んでしまうとサーブを打つ際など伸び上がると裾側がめくれてしまうのです。これは結構困ります。
なお、冬場ですが、自然乾燥させても2製品とも1時間程で乾いてしまいます。その点は使いづつけるのに問題はないです。
同程度の値段で買えるならアンダーアーマー、ミズノは手軽に買える
この2種類しか使用してないですが、同程度の値段で買えるならアンダーアーマーのコンプレッションシャツの方がおすすめだと思います。
運動の始めは暑いですが汗が乾きやすいしシルエット的に全体的に伸ばして着るミズノよりも着やすいです。
一方、ミズノの方は軽いし生地が柔らかいので着ている事をあまり意識せずに運動できます。値段も安く3,000円以下で買える機会も多く、色んなスポーツ店でもよく見かけます。
アンダーアーマーは値段がピンキリですが店頭ではなかなか買えないので通販で安い所を探す感じになりますね。
最近、色んなスポーツでコンプレッション系ウェアを着ている方を見ますが、防寒・汗を乾かす快適さ等で冬場のテニスウェアとしてはよい選択肢だと思います。
長袖のテニスウェアは数が少ないですし、重ね着による着ぶくれ感が苦手な私にはありがたいです。