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足首サポーター ASO-SL スタンダードモデル (テニス)

テニスで使う足首用サポーター

私は歩き方が悪いのか普段の生活でも足首を痛めたりするのでテニスでも気をつけています。また、普段やっているのが下が硬めのコートなので足への負担も気になります。このため以前から検討はしていたのですが、冬場に入るまえに足首用のサポーターを購入することにしました。

テニスショップ等で販売されている足首サポーターとしては、知名度の高いザムスト(ZAMST)の他、プリンスの製品も店頭に並んでいます。

foot supporter foot supporter

これらと比較検討した結果、購入したのがASOというブランドのサポーターです。  

foot supporter

日本でもASOというブランド名で広まっていますが、米国のMedical Specialties, Inc.というメーカーの製品のようです。

Med Spec

なぜ、ASOを買ったのか?

ASOを知ったのは1~2年前でしょうか。錦織選手が使っている足首サポーターがASO製だという話をネットで見ました。

ただ、当時は必要としていなかったので特に調べたりはしなかったです。

スポーツ用サポーターとして知名度もあるザムストやテニス用品メーカーであるプリンスの製品ではなくASOを選んだ理由は製品の特徴から来るものです。

ザムストの製品(足首用ならA1またはA1ショート)の方はいかにも”サポーター”という作りで、厚みがあり、左右にサポート用のプレートが入っている点があります。

私の場合『怪我の予防』に重点を置くので“関節の動き自体をを制限するような作り”は方向性が違う気がしました。

装着時に厚みが出ることで装着した方の靴がきつくなってしまう(片方だけサイズを上げる必要があるような)という話もあるようです。(A1ショートなら3製品の中で一番安いのですが。)

プリンスの製品は2種類あるのですがどちらの製品も薄手で、例えるなら足首をマジックテープと生地の幅で左右から巻きつけて固定していく感じ。

医療用サポーターを参考にしてあるということでザムストとは方向性が違いますが足首をガッチリ固めるタイプの動きづらさを意識して作られているのは間違いないと思います。

メーカーが説明するように『足に大きな怪我をした後の方』なら一番に候補になるのかもしれません。ただ、ザムストがゴツいとするならプリンスは少し頼りない印象を受けます。

プレートが入っているのは嫌だけどマジックテープで足首の周りを止めていくだけだと不十分な気がしました。

そこでASOのことを思い出してネットで調べたという流れです。

ASOの製品は最初にかかとから足首まで筒状の生地で覆い、左右から帯状のバンドをたすきがけのように重ねて止めていく形式です。

ザムストのようなプレートもなく、プリンス同様に厚みもない良い所取りな構造になっています。

製品を見てみる

ASOの製品は左右兼用なので左右で別の製品を買う必要がありません。1つの製品で左右どちらの足にも装着できます。(ザムストは右足用、左足用が別。プリンスは作りがシンプルなので左右兼用のようです。)

構造ですが、一番下、足に触れる部分は見た目が “紐靴” のような作りになっています。

ASO 足首サポーター 甲部分

かかとを含めた足の後ろ側を左右から覆うような生地と前側の甲側に触れる生地のパーツを靴紐のような紐を下半分、上半分のグループで左右からマジックテープを使い止める形です。 

かかとの部分は穴が開いているので足の位置を決めるのは難しくないです。内側は足首から上部分は本体とは別のナイロン生地のパーツが囲んでいて写真下側、ふくらはぎにあたる部分は2列クッションが入っています。

ASO 足首サポーター 内側

足を覆っている本体の生地は厚手の不織紙のような感触です。伸びないことと通気性を意識してある気がします。

ASO 足首サポーター 本体部

本体の足に触れる生地をズレないように固定した後、左右1本ずつのバンドを外側から足の上(甲の部分)に被せるようにして内側に巻いていき、足の下側(土踏まず部分)に巻いて、外側に来たバンドを最後足首の上でマジックテープで止めます。(写真は上が足首側、下がかかと側です。)

ASO 足首サポーター 全体

左右の足でバンドを止める順番が違いますが『足の内側から始める』と考えれば良いです。内側のバンドは足を一周して再度内側に戻り止まります。内側を止めて次に外側を止めるという順番です。

このバンドを止めた後、最後に足首周りを幅広のバンドを左右から引っ張って足の前側で止めたら完了です。バンドは多少伸びるようになっていて止める部分にASOのロゴがあります。

都合、5回マジックテープで止めないといけないので最初は順番に戸惑いますが、2段階目のバンドの止め方さえ分かれば装着自体は2~3分位でできるようになりました。

ラフィノさんの紹介動画

装着した感じはどうか?

2段階目の2本のバンドを止める強さでしっかりさが変わってきますが、装着した後に歩いてみると足首の周りを覆っている窮屈さはあります。ただ、少し歩いていれば全く気にならなくなる程度です。

『しっかりとサポートはしてくれているけどテニスをしている際は違和感なくプレイできる』という点がすごく評価できる製品だと感じます。

「サポーターをしている」という感覚を持ちながら運動をしていては普段と変わらず集中という訳にはいきませんからね。

これは製品の構造である靴のように左右から足を覆う生地部分とバンドの数と止め方のバランスが取れている点からくる良さだと思います。

錦織選手が使用しているのは今回検討する際に影響を受けていない (ファンという訳ではないので..) ですが、製品を知る機会になったのは良かったと思います。

装着時に生じる”厚み”は?

他製品でも話に出る装着した際の厚みですが、実際に装着した状態の写真がこれです。

足首サポーター 未装着 足首サポーター 装着済

左右の足のシューレース(靴紐)の余り具合甲に触れる部分のシワと幅の広さシューレースを通す輪の部分と甲の触れる部分の生地の隙間などを見ていただきたいのですが、サポーターを装着した方が足首周りが広がっているのが分かると思います。

ただ、靴に足を通す際にかかとを入れるのが多少窮屈ながら装着した足だけワンサイズ上げないといけないような状況にはならないです。

丈の短いアンクルソックスやタイツの場合は?

私は足首までのアンクルソックスを使用しているのでサポーターを装着する際は筒状の膝用サポーター(保温用等で100均で買えるもの)を足首から上に半分に折り返した状態で通し、その上にサポーターを装着しています。

足首サポーター 素足に履かない

素足に装着すると生地が擦れて痛いです。通常の足首上まであるソックスではなくコンプレッションタイツなどを履かれる方も擦れてしまうので1枚間に入れた方が良い気がします。

シューレースを毎回しっかりと締めてシューズを履くこと

話題が反れますが、私は毎回、下まで緩めたシューレースを下から1列ずつしっかりと締めてシューズを履くようにしています。

履いていて楽だからと4Eなどの自分の足型よりも幅広なテニスシューズを使い、テニススクールでもシューレースを緩めることなく履く・脱ぐができる(シューレースを締めない)状態で履いている方も多いですが、毎回きちんと履くだけで“動いた時の1歩”が全然違い体のバランスも良くなる”と実感します。裸足の上に固定されない靴がスッポリ被さっている状態を考えれば想像が付きますね。

慣れれば左右で1分もかからず履けるようになりますし、シューレースを緩めると靴の状態やメンテナンスにも都合が良いです。

Wilson担当者による履き方の説明

普段の取扱い

マジックテープで止める箇所が多いのでそのままの状態でバッグに入れてしまうとウェアや靴下などにくっついてしまいます。このため100均で買った密閉式の袋に入れて持ち運んでいます。

製品は縦方向には半分に折り曲げやすいので、折り曲げた状態でバンド類を巻きつけて袋に入れています。 使用した後も汗で湿ったりはしませんが衛星面でも良い気がします。  

ASO 足首サポーター 普段の取扱い

週に数回は使用するので使用後はファブリーズして部屋干し、2週間に1回位はお湯で軽く洗っています。

本体の生地はそれなりに耐久性がありそうですがバンドが交差する部分はスレが見えるようになってきました。

切れることは無さそうですが痛み方によっては買い替えか補強(バンド部はごく一般的なナイロン製に見えます)を考えるようになると思います。

価格や入手のしやすさ

テニスショップのウィンザー店頭で見た際、ザムスト、プリンス、ASOの3製品とも店頭に並んでいました。

ただ、入手製ではザムストが圧倒的、プリンスは大手のショップならあるかも、ASOは店頭ではあまり見かけないと思います。(ウィンザーに並んでいるのは錦織選手効果でしょう。)

価格はザムストのA1ショートが3,800円、プリンスの製品が3,900円と5,700円に対し、ASOのスタンダード(ASO SL)が7,340円とお高めです。

ただ、ネット通販等で探せば5,000円台で買える所もありますし、他の2製品と比べた特徴から考えれば十分検討可能な価格だと思います。

買ってみてかなり満足しています。 

サイズの選び方

ASOの足首サポーターは3製品あるようですがサイズの選び方は共通です。かかとと甲を結んだ足の周囲の長さを基準としています。足の長さではありません。

私は33cmだったのでMとLの両方が当てはまり、始めて買う製品だったので今回はLを選びました。ただ、正直Mで良かったなと思います。(ラフィノさんの動画でも2つのサイズに当てはまる場合は小さい方で良いとおっしゃっていました。)

現状は、装着して最初のシューレース型の紐を締める際、かかと周りに隙間ができます。その後、各バンドを留め、使用している間はブカブカだったり、浮いて隙間ができるといったことは全くないのですがかかと付近の余裕は残ります。

次回購入する際はMにしようと思います。