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AMD Ryzen7 1700 でWindows11を使いたい (PC)

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Windows11が提供開始。でもRyzen7 1700は対象外だった

Windows11が10月5日にリリースされたようです。

自宅のPCもノートPCのLG Gram (14インチ 14Z980-GA55J)はWindows10から更新可能で早速更新してみました。

Windows11に更新する、変える意味があるのか? という話

「マイクロソフトはWindows10が最後のWindowsだと言っていたし、Windows11なんて使う意味が無いんじゃないか」という話は聞きます。私はそういう話に興味がないし、最新のソフト環境があったら普通に使えばいいじゃんと思います。スマホを新しくしたら当然OSは最新だけど「以前のバージョンの方が良かった。古いのに戻してくれ」なんて言わないでしょう。

また、パソコンのセットアップ、データ移行も昔と違い、はるかに楽になっています。今はブラウザ前提のサービスだったり、クラウドにデータが保存されていたりで、複数パソコンでも使いやすい。データの移行もソフト側で考慮されているのでユーザーがあれこれ頭を使って工夫する必要がない。今回、データをバックアップし、Windows10を初期化。Windows11に更新して、ソフトをインストール。データを戻すまで2時間位。OS部分だけなら20分位。(以前のCPU+HDD時代ならWindowsの更新だけで何時間もかかった) 本音は「1年に1回位は気分転換含めWindowsを初期化したい」かな。その際にOSが新しくなっていたなら使ってみればいいのでは? という考えです。

「OSを新しくしたらソフトが動かなくなる」は「未だにWindows7使ってます。ブラウザはIEです。パスワードはモニタに貼ってます」みたいな会社のイメージもある。そんな事を言っていると逆に「ITに疎いのね」と思うかも。(取り上げるマスコミ業界もそんなイメージでは?)

ただ、もう一台のデスクトップの方は使用CPUがAMD Ryzen7 17000。2017年に購入し、自分で組んだもの。

2021年10月現在、対応CPUに含まれておらず、Windows 11が動作可能かチェックするためのソフト「PC正常性チェックアプリ」で確認しても「プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません」と表示されています。

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4年も前のCPUじゃん、買い替えれば? という話

Ryzenは既に第4世代が販売されており、性能も大きく上がっている。4年も経っているなら新しく組みなおしたらいいんじゃない? という話は分かります。でも、ほぼ同じ位使っているLG Gramも含めて自分の用途的に殆ど困っていないんですよね。

ブログを書くためにブラウザ、画像編集ソフト、テキストエディター、オフィスアプリを使う。

最近は動画編集ソフトを使っていますが、説明動画なので編集難易度も高くないし、1本10分程度。エンコードもさほど苦になりません。(デスクトップの方が速いけどノートPCの方でエンコードしている位です)

ビデオカードはGeForce GTX 1050 Tiですがゲームでもやらなければ4Kモニタで問題なく使えています。起動CドライブがM.2 NVMe SSD 1TB、データ用にDドライブHDD 4TBという構成です。マザーボードはASUSでチップはB350ですね。

情報がない。なら海外サイト

ただ、「AMD Ryzen7 1700 + Windows11」で検索してもSNSも含めて「使えないですねぇ」って話ばかりでそれ以上の情報は見られません。(こういう時、詳しい方なら、普段から情報が集まってきているから改めて慌てて調べるような事もないのでしょうね)

やっぱり、こういう時は海外サイトの情報でしょうか。(ネットの全情報の内、日本語で記載されているものは1%以下とか) 英語で検索する方がはるかにマシに思えます。

例えば、Redditのこのやりとり。

「Ryzen 1700XでWindows11 Proを使っている。TPM2.0を有効にした後、Windows Insiderに参加してWindows11を試してみる事ができました」という趣旨のコメントがあります。

早速試してみる

LG Gramを更新してみて、私がWindows10で使っていたソフトはWindows11でも問題なく使えると確認できています。

Windows11をそのまま使うかどうかは別にして、使い続けて乱雑になったディスク内を片付けたかったのでデスクトップPCのWinsow10を初期化しました。(4年も前だと「当時はメインで使っていたけど今は全く使っていないソフト」って結構ありますよね。動画編集ソフトなんて全然違う。当時ならPower Directorとか、Pegasysとか使っていたし)

その上で、起動時のUEFI BIOSメニューからTPM2.0を有効にし、Windows insiderを有効にして保存します。(プレビュー版の使用) 即、Windows11を試せるとの案内が出てWindows updateを実施。1度再起動したらもうWindwos11への更新が終わっています。

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Windows11を使った感想

述べた通り、Windows10で使っていた私が使っていたソフトはWindows11に更新してもそのまま使えているようです。スタートメニューが集約され、タスクバーのアイコンが中央寄りに数が多く出せるようになったのは使いやすいですね。

設定メニューへのアクセスから、旧コントロールパネル系含む、深い設定メニューを開く手間はWindows10より更に分かりづらくなっている反面、Windows10より設定メニューのUIは分かりやすくなっているし、集約されてアクセスしやすくなった設定項目もある。(この辺りはWindows10と同等位の感想。良くないが使えない訳ではない。Windows11ですごく改善された訳でもない)

ソフトを開く手間はスタートメニューが1階層深くなる感じなので、ソフトを厳選してデスクトップにアイコンを置くか、タスクバー等にピン止めしておきたいでしょうか。

パフォーマンスはWindows10もWindows11も変わらないのだと思いますが、日頃から使っているゲーム『原神』は、動作自体はWindows11の方が若干軽い気もします。ただ、メニュー等の描写はWindows11の方がほんの少しだけもたつく場合がある。(OS自体は軽いけど、ディスプレイドライバの最適化とかで差があるのかも)

後、右クリックで表示されるメニューで削除がアイコン選択になったのが地味に好き。文字の並ぶメニューって並ぶ文字の数や並びは環境やソフトによって変わったりしますから、毎回目で探す、直観的に探せない不便さはありました。

カレンダーへのアクセスも良い感じかな。

後、Windows11はWindows10よりも音量レベルが「小さく」設定されている印象ですね。Windows10ではサウンド50で使っていましたがWindows11では70で同じ位の音量な印象。100にしていてもYouTube動画によって音声レベルが低くて聞き取りづらいものがあります。(YouTube動画を右クリックして、詳細統計情報のボリュームが(-20dB)とかなっているものは動画制作時に音量調整が合わせられていない。0dBに近い動画は意識的に調整されているもので聞きやすいと思います)

OS側では100以上に上げられないのでWindows11を使う時だけスピーカー側の音量を上げています。

後、Windows10の時からだけど通知が「こなれていない」感が強いので改善してほしいかな。もっとシンプルな機能で良いし、あれこれ通知に使い方を許そうとして逆に分かりづらくなっている印象。

ただ、繰り返しますが、Windows10で使っていたイメージのままWindows11でも使えていますね。特に「ここが困る」というものはまだありません。

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Windows Insider経由のプレビュー版使用という状況で「Windows11を使っている」とは言えないかもしれませんが、今後「正式対応される見込みがない」もしくは「新しいCPU等に変更する」と判断するまで (或いは他の理由で使えなくなるまで) は使ってみようと思います。

※言うまでもありませんが、Windows Insider Program参加によるプレビュー版利用は自己責任になります。私はこういう風に使えましたというだけですからね。

2021年10月28日追記 (もたつく場合がある)

Ryzen7 1700 のPCでWindows11 (プレビュー) を使っていますが

  • 「アイコンクリック後、ソフトの起動に時間がかかる場合がある」
  • 「操作後、反応はあるが、その後の動作、描写に時間がかかる場合がある」
  • 「インストール後、ソフト起動をするとアプリ初期化 (ウィザードではなく最初に立ち上げる時の初期化・設定・UI作成みたいな表示) が走る。(初回だけでなく起動する度に何度か起きた)
  • 「ソフト操作時にフリーズ状態になる場合がある。(落ちはせず時間がかかるだけ)」

みたいな事がありますね。

他に「古いバージョンのソフトでUI表示の再描写が止まらず入力ができない」ものもありました。(これはOS側の問題とは言えないですがWindows10の時は使えた)

後、使っているソフトだとGIMP (2.10.28) は立ち上げ時にUIがバタつきますね。起動後は問題なく使えますですがうっとおしい。

他には4Kモニタに対する拡大表示(150%、200%)設定が機能せずにUI (入力ボックス、トグル、説明、スクロールバー) がものすごく小さく表示されてしまう場合があります。Windows10では問題ないので今後更新で改善されていくのだろうと思います。

比較対象として、ノートPCのLG Gramにインストールした方はWindows10時と違和感なく使えているので (私の環境にもよるのでしょうし、正式版とプレビューの違いもありますが) ほんの少しストレスに感じました。

2021年11月11日追記 (だいぶ安定してきた印象)

Windows update経由で3日と開けず更新が入ります。関係があるのか、もたついていた回数がだいぶ減り、複数ソフトを立ち上げていても安定して使えるようになってきた印象です。ドライバもいくつか更新がありました。

特に新しいソフトを試したりはしていませんが、ストレスに感じる部分は減ってきました。慣れもあるのかもしれません。

2021年12月07日追記 (YOGA 710にもWindows11が)

以前使っていたLenovo YOGA 710にもWindows11アップデートが来ていました。忘れていましたがWindows Insider (ベータ)に登録していたようです。

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スペックは Core i5-7Y54 1.2GHz、メモリ8GB、SSD128GBです。

Windows11に更新しても「お使いのPCはWindows11で推奨されている最小ハードウェア要件を~」のメッセージは出ています。Ryzenと同じ扱いですね。

いわゆる2 in 1でタブレットモードが使えるのですが、タッチ操作がWindows10時より軽快で興味深いです。スペック面から使い勝手が悪く、すぐにLG Gramを買った流れだったので。

なお、Windows11に更新しても動作は “もっさり” なので、設定 – バージョン情報 – システムの詳細設定 – パフォーマンス – パフォーマンス優先にしました。ブラウザー利用も少しもたつく位ですが動画を見たり、エディタで文章を書いたり位は使える感じ。やはり全体的にWindows10より軽い気がします。

11.6インチとコンパクト (このサイズでFHDは今はない。でもGramの方が軽い) のでキーボード付きタブレット的に少し使ってみようかと思います。