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YouTube動画で見る鈴木貴男さんの説明、指導の変遷 (テニス)

takao suzuki
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※私は専門家でもコーチでもありません。自分の上達のために色々考え、それをブログに書いているだけの者です。そもそも会ったことも自分のテニスを見せた事もない者の話を鵜呑みにするのは危険です。私は「自身のテニスを上達させるのは結局自分自身、コーチや周りの人達ではない」と考えています。ここで書く内容も単なる情報。理解も解釈も読む方にお任せするしかありませんし、同じ理解をしていただける自信もありません。間違いもあるでしょう。まずは普段からテニスを見ているコーチにご相談される方が絶対に良いです。なにかしら試される場合でも怪我等なさらないようご注意ください。

鈴木貴男さんの説明、指導

最近ではスターテニスアカデミーさんのYouTubeチャンネルにレギュラー出演されており、鈴木貴男さんの説明、指導を動画で拝見する機会は数年前に比べても増えていると思います。

最近のYouTube動画しかご覧になっていない方には、今の雰囲気が鈴木貴男さんそのものという感じかもしれませんが、私が最初に動画で拝見した頃とはだいぶ印象が違ってきていますね。

Takao Suzuki

最初の頃に見た動画 「サービスレッスン」2009年

私が初めてYouTubeを使ったのはたしか2007年、その後、ちゃんと使い始めた2009年に見た動画が以下のものです。

テニスサービスレッスン By 鈴木 貴男

ダンロップの商品紹介に付随した企画でサーブの説明をした動画だったかなと記憶しています。雑誌の企画だったかも。見たのはこれのオリジナルの方でしょうね。使っているラケットが2005年の製品だと思うので撮影もその頃? 鈴木貴男さんは30歳位でしょうか。

動画を見ると、現役男子プロが「質問に対して自身のこだわりを語っている」感じ。若さもあり、他を少し小馬鹿にしたような雰囲気もあるでしょうか。見る側がどう感じるかな、どう言えば伝わるかなといった配慮はあまり感じられない。

また、昔の鈴木貴男さんがよく使っていたのが「一般の方は…」というワードです。「自分はプロだ。一般の方とは覚悟も経験も理解も色んな意味で違うんだ」という感じが話の節々に感じられました。

因みに私が初めて鈴木貴男さんのプレーを見たのは2010年の全日本テニス選手権、男子シングルスの準決勝で鈴木貴男さんが仁木選手を、優勝された杉田祐一選手が近藤大生さんを破る2試合を有明で見ました。決勝の様子はYouTubeに載っていますが某国営放送の映像なのでリンクは張りません。

次に見た動画 「ラケットインプレッション」2011年

次に古い記憶は以下のラケットインプレッションですね。

SRIXON REVO X 2.0 Tour/REXO X 2.0 ラケットインプレッション

この動画は、今は無きテニスナビさんのラケットインプレッション動画ですね。当時は使用選手にインタビューしながら新商品紹介するスタイルがラフィノさんと双璧という感じでした。テニスナビさんはTENNIS.JPさんに変わったけど名前だけ変わった訳ではないみたいで、以下の動画はテニスショップのkpiさんの関係アカウント(?)が載せているみたいですね。後半は土居美咲選手の別動画を繋げて1つにしてあります。

この頃はインタビュー形式の動画撮影も一般的になってきていて、鈴木貴男さんはこれ以前にもテニスナビさんの動画に出演機会があった記憶があります。先の動画より受け答えが慣れている印象。

でも、説明される内容も「プロが経験を語っている」感じで根拠や客観性を感じられるものではないし、スピンやスライスで回転がかかる理屈 (写真でインパクト面が伏せて見える事象) もいまいちピンと来ない表現に留まっています。この頃で35歳位でしょうか。

シンガポールでのレッスン風景の動画 2011年

上と同じ頃ですが以下の動画も印象に残っています。

鈴木貴男プロクリニック サーブの説明

シンガポールにあるテニススクールの記念イベントにご招待されたんですかね。参加者にサーブの打ち方を説明されるようです。

ウェアも雰囲気も上のラケットインプレッションの動画に近い。説明される内容も現在に比べればそれほど精査された印象ではないし、プロが普通にレッスンで説明している風景という感じですかね。

次に見た動画 「DVDによる解説」 2014年

次に古い記憶は以下の動画シリーズです。

鈴木貴男_まさか、やってないよね?スピードがあがらないサービスの肘の使い方とは?

この動画は株式会社リアルスタイルさんが発売されたDVDシリーズ「鈴木貴男の『TAKAOS TOP GUN TECHNIQUE』の内容を紹介する動画です。

鈴木貴男さんがイベント参加者等に説明する際の現在のスタイルはこの辺りの経験を通じて作られていったのかなと思っています。

今、振り返れば動画中の説明も硬いですし、伝えたい事に対して言葉がうまく出てこない、表現や情報の数がまだ多くない印象です。

ただ、最初のサーブ動画に比べれば、現在、鈴木貴男さんが説明される『サービをどう打つか』に通じる情報、内容が多く含まれているのが分かります。

私もこのDVDを買わせていただいて参考にしました。

次に見た動画 「DVDイベント動画」 2015年

次に古い記憶は以下のイベント動画のいくつかです。

懐が深いボレーをするために必要なこと_鈴木貴男プロ

これも、上のリアルスタイルさんのDVDシリーズを購入された方向けに特典として開催されているテニス合宿の模様を撮影したものです。定期的に開催されていたようで度々新しい動画が載ったりしていました。

毎度、参加されているであろう方が何人も居たり、動画でも鈴木貴男さんも顔ぶれや説明に慣れてきている印象がありますね。また、具体的に参加者に対してこういう内容を伝えよう、こういう伝え方をしようという事をレッスン以前に予めよく考えておられるのだろうという感じが説明のあちこちから感じるようになりました。

それ以前の説明、指導に比べれば内容も表現も情報量も、そして受け答えする雰囲気もだいぶ変わったと感じます。この頃で39歳位でしょうか。

国内大会時のインタビューとイベント動画 2015年、2016年

上と同じ頃ですが以下の2つの動画も印象に残っています。

【スリクソン】鈴木 貴男プロ(イカイ)使用ラケットへのこだわりとは!?

ダンロップさんが新商品の度に使用プロを登場させて感想を述べてもらうおなじみのものです。契約メーカーの新製品情報なので少し真面目モードですね。

サーブのワンポイントレッスン!(鈴木貴男、近藤大生、高橋悠介 @Dunlop Srixon World Challenge)

翌年の同じ大会で鈴木貴男さん、近藤大生さん、高橋悠介プロがお話をされるミニイベントの模様です。前年にも同様のミニイベントがあったと記憶しています。参加者を話に巻き込む受け答えや反応を見てお話される様子が分かりますね。

レッスン風景の動画 2019年

次に印象に残っている動画。テニスの拳さんのYouTube動画です。現在のYouTube動画に多く出演される鈴木貴男さんの様子に近いのがこの辺りからだと思っています。

【テニス/TENNIS】確実にサーブが安定する!鈴木貴男プロの基本レッスン③

特に触れていないですがこれもDVD購入者向け特典のテニス合宿での一場面なのかもしれません。先の動画でも使われていた場所『伊豆高原ロブィング』さんですし。

2014年の動画に比べってサーブを打つ動作に対する説明内容が情報量は増え、鈴木貴男さんに特徴的な考え方、それを具体的な根拠を持って「参加者に伝わるような」表現を選んで話されている印象を受けます。

鈴木貴男さんのテニス合宿動画を見ていると、毎回参加しているような方でも「きっと参加する前に鈴木貴男さんがDVDで説明している内容を自分なりに考える、解釈しようとしたりはしていないんだろうな。合宿に言って直接話しを聞いたり、質問すれば良いと思っているんだろうな」という雰囲気の方も映っています。スマホで撮影OKなので、説明を聞くより皆、撮影する方を意識が行ってしまっていたり。(レッスン受けながらスマホで撮っても後で参考になる程の映像撮れなさそう。完全に思い出案件ですね) 鈴木貴男さんが説明されている後ろで関係ない方向を見ている方が居たりとかね。

この頃、テニスの拳さんのチャンネルでは鈴木貴男さんのレッスン風景の動画をシリーズでまとまって出されていましたね。

タイでのレッスン風景の動画 2020年

金子英樹さんのAPF Academiesでの説明風景。

鈴木貴男プロが伝えたい無駄のないサーブの体の使い方!サーブって何か付け加えたくなっちゃうジュニア必見!alloutbeat2020

この頃になると現在、鈴木貴男さんが説明されている内容とほぼ同じになってきますね。

よくある「サーブはこうやって打つものです。これが正解の打ち方です」ではなく「僕はこう考えているからこうやっています。よかったら試してみてね」といった感じ。

教わる側としては「こうやって打ちなさい」と言われる方が楽ですが、自分で考える機会が失われてしまう。疑問に持ち、自分で調べてみたりしないと身につくものも身につかない。

鈴木貴男さんのお話が皆が思う『一般的な内容』から離れている部分も多い (だからこそイメージではなく具体的な根拠を踏まえて相手が分かるように手順を踏まえて伝える工夫をされている) ので、「試しに大げさな位に変えてやってみる」事を勧めているし、参加者の「言われる通りにやってみているけど、自分の中での “常識” が邪魔して鈴木貴男さんの説明に歩み寄れていない」感じがもどかしいですね。

これも(この時がどうこうではなく同じような機会全般で) せっかくYouTubeでこれだけ鈴木貴男さんの考え方が出ているのだから事前に予習してから参加すればもっと効果が出たのでは? なんとなく参加して話を聞いたでは勿体ないのでは?」と思います。

スターテニスアカデミー動画 2020年

最近で言えば、やっぱりスターテニスアカデミーさんのYouTubeチャンネルに出演されている動画が多く目に入りますね。

速くて入るスライスサーブを貴男プロが伝授!すべてのプロ・アマに知ってもらいたい理論!

この動画は「100万再生いった」という部分が強調されますが、やっぱり「言われている事を聞いて参考にしようとするだけ」だと勿体ない。本来この情報が発揮できる効果が得られないと思います。

分かりづらい例えですいませんが、野球で「バットは最短距離で出せ」はかつての常識でしたが、最近は否定される事が多い。子供の頃から「最短距離で打つ」と教わった人にはそれが『当たり前』だし、近年言われる「ボールを点ではなく面・線で捉える」という説明がピンと来ないでしょう。(でも、今「最短距離でバットを出せ」と言うとバカにされるから言えない感じ)

テニスで言えば、昔の「踏み込みながら、体重移動をしながら打つ」という説明を「オープンスタンスで身体を回しながら打つ」という情報から軽視、否定にしてしまう感じ。ボールが飛び回転がかかるのは物理的な現象なのでエネルギーを加える方法、動作は「何でも良い」。現にプロは「出来るだけ踏み込みながら、体重移動しながら打とう」としていると感じます。

自分の理解や経験をゼロから見直せる度量が必要ではないかと思います。どうしても「自分は初心者とは違う。○○年やってきている。自分は分かっている。自分は出来ている」と現状を肯定したい気持ちは消せない。常識や一般的な話への思い込みがそれとは違う話への印象、歩み寄りを邪魔してしまうような気がします。

また、こういった説明動画以外にも、アーカイブとしては残りませんが、ライブ配信で質問を拾いながらその場で鈴木貴男さんが説明される動画も自分で考えるための情報として有用に感じます。

まとめ: 知識の言語化は自分の上達に約立つのでしょう

YouTube動画を例に鈴木貴男さんの説明、指導の変化を見てきました。

あくまで想像ですが「人に伝える」という機会が「どういう風な内容、言葉選び、表現を使えば自分の伝えたいことが理解してもらえるだろうか」という意識を生み、話す内容、表現方法の精査がより伝わりやすい話に繋がるように思います。

また、鈴木貴男さんの「より良いサーブを打つ」という意識が最初の動画の頃と現代との説明内容の大きな違い、理解や根拠の違いを生んでいるのだろうと想像します。

自分はプロだから、実績を上げて来ているのだから (我々なら○○年やってきているから)今、の理解、解釈で完成しているという認識が自身の上達を止めてしまうように思うのです。

私は鈴木貴男さんと直接お話するような機会が無い、無かったので昔や今がどういう印象なのかは分かりません。昔は「もっと尖った感じだった」みたいな話があってよくある年齢を重ねて「丸くなった」という部分もあるのかもしれませんが、やはり「現状より更に上手くなる、良いテニスをする」という目標が続く事が現状の理解や認識を『是』としない。色々な可能性を考え、調べて、試してみるという事が出来るのではないかと思います。

年齢があがれば「体力でなんとかする」打ち方も難しくなります。「動けない分、技術や小手先の戦術でなんとかする」考え方も否定しませんが、それまで「本来発揮できる運動量やエネルギー量を使っていなかった。それが普通になっていた」部分があるなら、それを見直して「今までより良いテニス」を目指すのも良いのではないかと思います。(半端な知識で無理をして怪我をするのは避けたいですけどね)

「人に伝える」「現状より更に上手くなる、良いテニスをする」に共通してくるのが知識の言語化でしょう。

自分のテニスを見たことも無い、テニスの知識もあまりない初対面の方に「自分の打ち方」を具体的に説明し、目の前で実際にボールを打ってもらう。どこかで見聞きしたような「○○するように」「○○なイメージで」「脱力だ」「プロネーションが」といった説明は使えません。相手はテニスに詳しく無い方です。

そう考えると「現状の自分の知識や理解が十分ではないのかも?」と気づけますし、「初対面の知識が無い方にも伝わるような内容、表現」と考えれば、自分の知識や理解の整理、不足な部分に気づき、調べ、考えるきっかけになると考えます。無意識の「自分は出来ている」「自分は分かっている」は本当に怖いですからね。

 

 

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