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具無しペペロンチーノを作ってみる (料理)

peperoncino

具無しペペロンチーノを作る

某劇場版アニメにも登場した具無しペペロンチーノを作ってみます。(既に何度も作っていますが)

といっても「塩ゆでスパゲティをにんにくとオリーブオイルだけで調味したものをスパゲティ・アーリオ・オーリオ、これに唐辛子を加えたものをスパゲティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノと呼ぶ」という事らしいですね。

唐辛子入りのものも含めて『スパゲティ・アーリオ・オーリオ』は、日本で言えば『塩おむすび』程度の軽食扱い。レストランのメニューに載せる程の扱いじゃない。ご飯に味付けしたり、具を豪華にしたおむすびを「具だくさんペペロンチーノ」等と呼んでいる感じ。

塩おむすび同様、具が入っていないのが本来の姿?という事なのかな。

材料

  • パスタ (1.6~1.7m) 100g
  • 塩 2g
  • ガーリックパウダー 3g
  • オイル (オリーブオイル、サラダオイル) 大さじ2
  • 唐辛子 少々 (輪切りで10かけら位)
  • コショウ

調理器具は、フライパン、電子レンジ用パスタ茹でケース位、菜箸位ですね。

パスタ100gはお店で食べる際の1人前位だと思います。多ければ50~70gでも、逆に150g位作っても大丈夫。その際、調整するのは塩の量(麺の量が増減するのでオイルの量もかな。でもオイルの量は元々、多すぎ、少なすぎでなければあまり影響ないです) です。

鍋を使う場合は、水に塩 (水に対して1~1.5%位) を入れて茹でますが、今回は電子レンジ調理用ケースを使っているので「茹でる際には塩味は付けず、調理時に塩を入れる」形にしています。

塩は足りなければ「足せる」けど、しょっぱいからといって「減らせない」ので少な目から味を見て足す感じが良いです。

手軽にするためガーリックパウダーを使用していますが、生タイプを使う場合は入れるタイミングを変えます。また、加工品ではない生ニンニクは今回の手順には向かないと思います。

パスタを茹でる (13~15分)

パスタを茹でますが、1人分なので電子レンジを使います。

100均の電子レンジ用調理ケースを使用。鍋で茹でるのと違って塩味の調整が難しいので、この調理ケースを使う場合は塩を入れずに茹でています。(多分、この製品自体、塩を入れる想定ではないと思うけど)

「説明の茹で時間 + 5分」という所なので、茹で時間8分のパスタなら13分ですね。細身のパスタ (1.6mm~1.7mm) 位が良いのだと思います。それ以上細いのは個人的には物足りないかな。

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フライパンに入れ、オイルを注ぐ

冷めた状態のままのフライパンに茹で上がったパスタを入れます。

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茹で汁もパスタの周囲から見える位まで注ぎます。

電子レンジ用容器で茹でた場合、ケースに茹で汁が少し残る位ですかね。この後、熱しながらオイルと混ぜていくのでフライパンに注いだ多い分には問題ないです。

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なお、後で足す可能性があるので、調理が終わるまでケースに残った茹で汁は “捨てないで” おきます。

少ないと茹で汁とオイルが混ざる前に蒸発しきってしまうので、足りないと感じたらケースから足しましょう。

オイルを注ぐ

まだ、火は付けないまま、オイルを注ぎます。

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大さじ2杯位でしょうか。

多すぎ (ソースの油がきつくなる)、少なすぎ (茹で汁が蒸発した際にパスタ同士がくっついてしまう。調理できなくなるし、焦げる原因になる) でなければオイルの量は厳密でなくてかまわないです。

風味としてはオリーブオイルが良いですが、サラダオイルでも全く問題ありませんね。

火にかけて熱しながら煽る

ここまで来たらレンジ台に火をつけ、フライパンを熱し始めます。

茹で汁が沸騰しはじめてきたら、菜箸等で全体をかき混ぜてオイルを全体に分散させ、 (今回はパスタ100gに対して塩2gにしました) を全体にふりかけます。

「料理の基本はさしすせそ」と言われる位で砂糖 (さ) と塩 (し) は煮込んでも味が薄くなったり、匂いが飛んだりしないので味付けの最初の方に入れます。(煮詰まってしょっぱくなったり、焼き物だと流れ落ちたりはしますけどね。足すことはできるけど減らしたりは出来ないから注意)

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※麺自体は「小麦の味しかしない」ので、パスタ料理の味は “色がついていなくても” 麺に絡ませるオイルの味と考えて良いと思います。塩も胡椒もニンニクも「麺にかける」ではなく「オイルに味付け、香り付けして麺に絡ませる」です。水分量が多いスープパスタ等を除いて「水分だけで麺同士がくっ付かない + 味付け」は難しい。だからパスタ料理ではイメージよりもはるかに多い量のオイルを使う。炭水化物と油と塩。全然ヘルシーじゃない (笑) 。

沸騰したフライパンを混ぜつつ、煽っていくと混ざった空気の力で油が細かくなって茹で汁に混ざり、白く粘度 (粘り気) が付いた状態になってきます。いわゆる乳化ですかね。

乳化が始めると混ぜづらくなってくるので、乳化させる前にオイルと塩は全体に混ぜておきたいです。

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乳化が始まってくると茹で汁の量が減っていくので、慌ててしまいそうなら火を弱めて構わないし、茹で汁を足しても構いません。焦げ付いたら戻せないですからね。フライパンを煽るのが苦手なら弱めの火力にして菜箸で麺を持ち上げるように全体を混ぜていけばよいと思います。

唐辛子を入れる

乳化が始まり、茹で汁の粘度が上がりきらない段階で唐辛子を入れます。

唐辛子は火を入れすぎると焦げてしまうし、乳化したソース (茹で汁 + オイル) に味が移れば良いのでこのタイミングにしています。

煽ったり混ぜたりするのに時間がかかりそうな場合、茹で汁が多くて時間がかかりそうな場合はタイミングを調整するか、火力を弱める等とご判断ください。

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ガーリックパウダーを入れる

唐辛子を入れて軽く混ぜた後に、今度はガーリックパウダーを全体に振りかけます。

ガーリックパウダーはソースに混ざらず完成後も粒子 (つぶつぶ) が残るので「ソースに混ぜるというより、麺にかける『ふりかけ』感覚で使う」事にしてこのタイミングで入れています。

ガーリックパウダーを入れたら、全体を煽って行き渡らせ、ソースの乳化を進めます。

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逆にチューブタイプ等の生ニンニクを使われる場合は、麺にオイルを注ぎ火にかけた段階 (乳化させる前) に入れる方が良いでしょう。生のニンニクは殺菌作用が強いのでしっかりと火を通さないとお腹を壊す原因になりそうです。

また、加工されていない生のニンニク (ホイル焼きとかで食べるような塊) は今回の調理方法には向かないと思います。「常温のオイルに入れて火にかけ、時間をかけてうま味や香りをオイルに出す」みたいな過程が取れないからです。

そもそも「時間をかけずにさくっと作れる」のが今回の料理の目的でもありますから。

コショウを投入

乳化が進み、もう少しで完成というタイミングでコショウを振りかけます。コショウは香りづけですね。熱しすぎて香りが飛んでも仕方がないのでこのタイミングです。香り強すぎるので黒コショウは使いません。

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完成

茹で汁がなくなり、ソースの粘度により麺同士が固まるようになってきたら完成。

火を止めても蒸発は進む。足りなければまた火にかければ良い。逆に水分が飛び過ぎると焦げてしまう。よく見ながら慌てないように判断したいです。

茹で時間を除けば完成まで3分位でしょうか。

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(お皿がしょぼいし、おいしそうに見えない。。)

茹でた麺をフライパンに入れる時点で材料や調味料等を手元に用意しておきたいですね。

後、火にかけて水分が飛ぶのを待っている間に調理ケースを洗ってしまう、使った調味料をしまっていく等していけば完成した時に残っているのはお皿とフライパンと菜箸だけみたいな手際よい感じにもなってきます。

材料費

ちなみに具無しペペロンチーノの材料費は100g 一人前55円位 かと思います。

  • パスタ 22円 (100g – 100均で500g 110円)
  • サラダオイル 約10円 (大さじ2杯 28g – 1,000gで400円)
  • ガーリックパウダー 12円 (3g – 35g で 140円)
  • 唐辛子 (0.1g 1円 – 10~30g 110円)

塩、コショウ、水、電気代(5円位)で10円もしないかな。

自炊でこういう料理作っているとコンビニでパスタ買ったり、外食したりという事に躊躇するようになりますね。少なくとも「コンビニで買って自宅で食べる」はやりたくないかもしれません。