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梅雨時、家庭のダニ対策。燻煙剤[くん煙剤]、掃除機、重曹、洗濯、ダニ捕りシート (生活)

家庭消耗品

梅雨時、急なダニの被害

5月末、家の周りでは雨の日が数日続きました。雨音が心地良かったのと涼しかったのもあり、1日、ベランダ側の窓を空けた (網戸で) のですが、どうも翌日位から、朝起きた時に身体がかゆい。

その日はあまり深刻に思わなかったのですが、翌日になるとお腹や背中があちこちかゆい。どうもダニの被害のようだと思いました。

以前、住んでいたマンションでもダニの被害に会った事があり、対策した事があります。ただ、今回はその時より、影響が “急” で “大きい”。湿気でダニが急増した印象を思いました。

1. 掃除機をかける →「✕ – 効果は薄い」

自宅はベッド (脚付マットレスタイプ)で、間取り上、マットレスを干すのも難しいため、まずはベッド周りに掃除機をかける事にしました。(掃除機は週1~2回でかけていますが普段マットレスに直接かけたりはしていない)

ベッド及び、ベッド下の保管物も移動させ、壁際等、普段丁寧に掃除できない部分を掃除。マットレス本体にも丁寧に何度も掃除機をかけてみましたが、殆ど改善は見られませんでした。

翌日になると一層身体のあちこちを刺さされています。

なお、家で使っているのはマキタのコードレス掃除機です。家電量販店等で見かけないので家庭用としては知名度が低い (やっぱりダイソン?) でしょうが、コードレスでもモーターが強力で家のように部屋数の少ない住居には十分だと思います。

cleaner

ただ、ダニ対策で考えれば普通にコード有りタイプ、できれば吸引力が強い製品の方が「まだマシ」なのでしょう。

(個人的に一時期流行ったダニ対策用ハンディクリーナー? の類の効果は怪しいと思います。吸引力の強い掃除機でもマットレスの奥に入ったダニを十分吸い取れなかったりしますからね。ブラシで叩く、光で殺菌? みたいな機能がそれ程効果的とも思えないです。それに布団用にしか使わない家電を家に置くという点が個人的には敬遠したい)

2. 燻煙剤を使う →「✕ – 今回は効果は薄い」

以前住んでいたマンションで効果のあったのでドラッグストアで燻煙剤を購入してきました。購入したのは定番商品アース製薬の『ダニアースレッド』です。

マンション用の「ノンスモーク霧タイプ」等もありますが、効果を考えて通常の煙 (火は使わない水で化学反応して煙が出る) で出るタイプを使用しました。

以前購入した時はどうだったか忘れましたが、製品には火災報知器にかぶせるカバーが封入されており、昔なつかしい天井の照明からぶら下がるON/OFFの紐のようなものが付いており、取り付けたカバーは紐を引くだけで外れるようになっていました。(アイデアですね)

水を入れた容器に薬剤を入れ、煙が出たのを確認して2時間待ち、換気をしながら掃除機をかける (ダニと死骸を取る意味合い) という手順です。

指示通り、燻煙剤を使った後には丁寧に掃除機をかけます。これは弱った(?)ダニを吸引する、ダニの死骸もハウスダストの原因になる等があるのでしょう。(商品説明にはあまり具体的な説明は書いてありません)

ただ、効果は感じられませんでした。

翌日になると一層身体のあちこちを刺さされています。

(今回の場合は直接的な対策にならなかったという事で複数回使う等すればまた違ったかも。以前使った際は1回で効果を感じたので)

3. 重曹を巻いて掃除機をかける →「✕ – 止めておいた方が良い」

掃除機をかける際、床に小麦粉をまいてから行うと汚れがよく拾える (小麦粉が周囲のホコリを巻き込んで吸い寄せられる?) という話を聞いたことありますが、「ダニ_ (スペース)」で検索すると「ダニ 重曹」というワードが候補に出たので見てみました。

どうも「重曹は臭いを取る効果があるので、巻いて暫く放置した後に掃除機をかけるとダニの被害にも効果がある」といった話のようで、自宅に調理にも使える重曹の保管があったので使ってみることにしました。

結論から言うと「掃除機をかけるために重曹を使う」というのは止めておいた方が良さそうでした。

湿気が多めな時期なのも含めて、撒いた重曹を放置すると部屋の湿気を吸い、絨毯の表面がベタベタというか、掃除機をかけても少しひっかかる感じになります。

※重曹は下駄箱等の消臭+湿気取りに使ったりします。

また、フローリングの重曹を撒いて掃除機で吸ってもコードレスの吸引力もあるのでしょうが重曹自体が「重い」のでしょう。なかなかキレイに吸い取れません。掃除機をかけても絨毯の毛に重曹の粉が残ってしまうように感じます。

また、重曹を撒いてもダニの被害が少なくなったという印象も持ちませんでした。

冬場の乾燥した時期等の吸引力のある掃除機を使い、毛足の長くない絨毯等に使う位? かなと思いますね。湿気を増やしたいのでもなければ積極的に使う必要はなさそうです。

4. エアコンの使用 →「○ – 効果はありそう」

「ダニの増加は湿気と温度が影響」という話なのでエアコンを使い、湿度と温度を下げてみます。

他の対策と合わせてですが、エアコンをかけて温度を湿度を下げるとダニに刺される頻度が下がる印象です。

自宅に居る間はエアコンをかけておくというのは対策の時間を取るには良いのかなと思いました。

ただ、ダニの生存期間は2~3ヶ月という話なのでエアコンをかけておけば大丈夫とは言えなさそう。何かしら効果のある対策を見つけて早く収束させたいです。

5. クッションや寝具の洗濯 →「△ – 効果はありそうだが改善にならない」

ベッドで使用するシーツは週2回程で交換しているし、寝具類も毎週、洗濯、交換しています。

ただ、クッションやまくら等、寝具に触れている箇所がダニにされます。

ダニの被害を感じた時からクッションは寝具類は「水温60度」で洗濯しました。

洗濯、乾燥後はダニの被害を感じなのですが、半日もすると元の状況に戻り、触れる箇所が刺されるようになります。洗濯乾燥してもその繰り返し。

恐らく寝具類に「予防」措置をしない限り、これらにダニが付く状況は改善されないのだと思い。

被害が減るまでは寝具類を使わない (ベッドに寝るだけ) にしようと思いました。(幸い、ブランケット症候群 (ライナス症候群) はないのでこれでも眠れます)

6. マットレスの掃除 →「✕ – 効果は薄い」

ダニの被害が出てからベッドにも何度も掃除機をかけていますが、効果を感じないので、可能な限りマットレスの隅々まで掃除してみようと思いました。

脚付マットレスですが、マットレス部は完全な一体型ではなく、土台にマットレスを重ねて有り、マットレス自体も複数の素材を重ねて止め、カバーで覆ってあるような構造です。

カバーを外し、マットレスを土台から外し、裏表やマットレス側面も丁寧に掃除機をかけてみます。

ただ、ベッドを元に戻してもやはりダニの被害が少なくなったという印象も持てないままでした。

※因みに以前のマンションで使っていたのは、以前のタイプの無印のセミシングルタイプの脚付きマットレスでした。「THE マットレス」といった構造の一体型。硬さがあり、身体が沈みにくく、私のように腰に不安のある者にはありがたい商品でした。元々セミシングルというサイズが殆どないので選択に困ってしまいますね。(寝相は悪くないのでセミシングルでも落ちたりしない。場所を取らないので本当に助かってはいるのですが今のタイプはソファー代わりに使うにも「柔らかすぎ」に感じます)

7. マットレスにビニールシートを敷く →「○ – 対策にはなった」

マットレスを分解、掃除する際、直接座れないので、表面を覆うようにビニールシート (所謂プチプチ) を敷いて座っていた所、あまりダニに刺されない印象を持ちました。

そこで上記の「6. マットレスの掃除」の効果が感じられない事を確認した後、マットレスの上にプチプチを広げるように敷いてその上からシーツを敷いて見ることにしました。(大きめのシートをテープで繋いで表面全体を覆うようにしました)

結果としてはダニに刺される頻度が下がった印象を持ちました。

通気性は下がるし、寝心地も少し変わりますが、プチプチなので滑ったり、密勅しすぎて熱が籠もって暑いという事もありません。

エアコンをかけるのと同じく、対策の目処が付くまで使う分には良いのかなと思いました。

※あくまで印象ですが、ここまでの事から「マットレスの中からシーツを飛び抜けてダニが出てくる?」みたいなイメージより、ベッド及びその周囲からダニが集まって「布製品の表面にダニが止まる。ただ、そこに留まるのではなく移動し続ける」といった事かなと思いました。

でなければ、掃除機を頻繁にかけているのに相変わらず身体のあちこちを刺される説明が付かなさそうです。

※効果を感じたので最悪、買い換えるまでマットレスをごみ袋等で覆って使おうかと思った位です。

6. 風呂に入る →「○ – 対策にはなった」

自宅に住んでいて何日も風呂に入らない、シャワーを浴びないという方は限られるでしょうが、この場合「外出から帰ってきた後、風呂に入らないまま休んでいるとダニに刺されやすい」と感じたというものです。

身体が暖まって刺されても感じにくいのかもしれませんが「風呂上がりにベッドに座っていてもダニに刺されにくい」ように感じました。

蚊とは違うのでしょうが汗や皮脂の臭いにダニが集まるみたいな事はあるような気がします。

7. 寝る際の服装と工夫 (“イン” して着る) →「○ – 対策にはなった」

私は寝る際の服装は適当でTシャツ、短パンみたいな場合もありますし、ジャージやスウェットみたいな時もあります。

今回、就寝時にダニにお腹や背中を刺されまくって感じたのは「来ている服装の空いている部分からダニが入ってくる」という事です。

身体が触れている枕やクッション、寝具に近い位置はされれやすいですし、座っているなら足、手を着いて居るなら腕周りといった具合。Tシャツ、短パンなら袖口、膝やもも周りが刺されやすい。

つまり、「就寝時にお腹や背中を刺すダニはTシャツの隙間から体に到達しているのだろう」という事です。

就寝時にエアコンをかけて問題ないなら、ジャージやウォームアップのように厚みがあり、体全体を多い、あまりぶかぶかしない (内部にスペースが出来ない) 服装にして「上着をパンツに挟む (インする)」状態で着て寝るのが良いように思いました。(インして寝るだけでお腹や背中が刺されにくく感じました)

就寝着

8. ダニ捕りシート →「○ – 効果はありそう」

ダニ対策と言えば、名前が上がるのがダニ捕りシートだと思います。

有名なのはダニ取りロボですが、定期購入前提の製品らしく、良い評判はネットでも見るのですが個人てきには「単発で効果を試す」には少し価格が高く感じました。(初期セット外カバー付き3個セット5,000円位?)

「ダニ取りシート 効果ない」が検索候補が出るのを見るに「ダニ捕りシートは即効性が高くない」製品なのだろうと推測できます。

現にAmazon等の感想欄を見ても「効果に期待」「効果なし」といった具体性の薄い「2~3日使ってみてすぐ感想を書いた」雰囲気が強いです。

この製品は「誘引性の高い薬剤でダニをおびき寄せて構造的に逃げられなくする」。要はゴキブリホイホイ (製品名)と同じですよね。且つゴキブリほど誘引効果は高くないだろう。

製品の使用期間である3ヶ月単位で使っていき、ダニの被害を抑制する (使った途端、殲滅できる類の期待は難しい) 商品なのだと思います。

使ってみての効果はというと先に述べた7. マットレスにビニールシートを敷く、後に述べる「周囲の掃除」と合わせてですが直接的な効果を感じる事ができました。

刺される頻度が下がり、刺されても足や手等の末端だけになる。ダニの種類が変わったのか (卵から孵った小さいダニとか) 刺された跡も小さいものに変わってきました。

直接的な効果の程は分かりませんが、私が使ったのは3枚入りで800円程の製品です。他と合わせて付かてみるのにそれほど悩まずに済むのではないかと思います。

9. ベッド脇のタオルや衣類を片付ける →「○ – 効果はありそう」

自宅は収納スベースが大きくないので、タオルやスポーツウェアの一部をベッド脇に組み立て棚を作って置いていました。

燻煙剤や掃除機の効果を感じられないのでベッドやその周辺よりも外側にも要因があるのではいかと思い、使っていないものも含めて棚にあったタオル、衣料品を片付けて水温60度で洗濯。乾燥した後も棚には戻さず、ビニール袋に入れてベッドから離れた場所に保管しておく事にしました。

空にした組み立て棚やその周りも丁寧に掃除します。

他の対策も含めてですが、タオルが衣料品を片付けた後はダニにさされにくくなった印象があります。

厳密ではないですが「ベッド周りだけで効果を感じなければ掃除の範囲を広げて布地、ホコリが溜まりやすい箇所を除いた方が良い」のだろうと思います。

10. カーテンを洗濯 →「◎ – 効果が大きかった模様」

ベッドを挟み、上のベッド脇のタオルや衣類と反対側には窓があり、ベランダがあります。そこには遮光と薄めの2枚のカーテン (両開きで都合4枚) がかかっています。

厚手や柔軟性のある生地ではないので注目していませんでしたがタオルや衣類を洗濯したのに合わせてカーテンも洗濯する事にしました。

結果はかなり効果を感じられました。

ダニがカーテンに付いていたのかは分かりませんし、他の対策をしつつ被害は少なくなっていましたが、カーテンを洗濯した翌日から明らかに「刺されない」時間帯が増えていきました。

恐らく、ベッドやカーペットを掃除するとカーテンや寝具、周囲の布地等に逃げてしまう。そこからベッドに戻ってくるみたいなパターンだったのではないかと思います。

ベッドから遠くない位置にカーテンがあるのであれば、寝具や周りの掃除に合わせて洗濯するのは良いのだろうと思いました。

因みにスプレータイプ

燻煙剤を購入する際に迷ったのが「ベッド等に直接、吹きかける」タイプの製品です。ダニアースでもスプレータイプがありますね。

燻煙剤を買う時点では被害がひどかったので購入予定だったのですが、ネットの評判は「臭いがきつい」という感想を多く見ました。また、掃除機と同じで「マットレスの中に居るダニには効果が薄い」と思うので「臭いが気になって寝られない」状態を避けるために購入は見送りました。

逆に畳にピンを刺して使用するタイプがありますが、燻煙剤を使用しても効果が感じられなかったので表面にかけるスプレータイプを使いのであれば、ピンで指すタイプをマットレスに使う方がマシなのかなとも思いました。(昔使った記憶ではピンで指すタイプはそれほど臭いが気にならなかったので)

因みにダニよけシート

タンス等に置く防虫剤のような「ダニよけシート」がありますが正直、意味のないのだろうなと思っています。

防虫剤は衣類が食べられるのを防ぐもので密閉した空間に成分が漂うから虫が近づかないのでしょう。網戸に噴霧したり、戸口に掛けたり、コバエ等を遠ざける製品も似たようなものだと思います。

ベッドの周囲にダニを寄せ付けないという効果を狙ったものでしょうが、今回の経緯から言って「ベッドやマットレスそのものより周囲のものについたダニがベッドに来る。(掃除しても戻ってくる)」感じに思えたので燻煙剤より効果が薄いであろうダニよけシート類に単体で明確な効果を期待するのは厳しいかなと思います。「燻煙剤、掃除、ダニ取りシート等の補完的に考えるなら」位でしょうか。優先度は高くなさそうです。

ダニに刺された跡の回復

今回、ダニに刺され始めてからの「刺された数」が多く、頻度も下がらなかったので、お腹、背中、腕、足、首・肩等、あちこちに刺された跡が付きました。本当に鏡で全身を見て怖くなる位…

無意識にかきむしってしまい、皮膚に付いた跡が破れてしまった所はかさぶた状態ですが、刺されなくなってから3日程で刺された跡は「軽いシミ程度?」にはなってきました。(もちろんその人の体質や健康状態によって違うと思います)

取り敢えず、夏場で半袖になる機会もあるし、首や顔周りは周りから見ても分かりやすいので「被害が続かなくなってよかった」の一言です。続いていたらもっと回復が大変になっていた気がしますし、今残っている跡も問題ない程度まで回復するのも分かりません。女性や人に接する環境、職業の方に取っては大きな問題でしょう。

対策に目処が立つまでは別室で休むとか、他の所に避難する等した方がよいのでしょうね。

まとめ

突然、被害がひどくなったので慌てて以前効果のあった燻煙剤を使い、頻繁に掃除機をかけるという対策をしましたが改善は見られませんでした。(ダニの数が増加していたからだとも思います)

続いて寝具の洗濯、マットレスを分解しつつの掃除機かけをして効果を感じられず。

エアコンを付けていると被害が少し収まる事を発見して時間を稼ぎ、ダニ捕りシートを購入した段階でマットレスとシートの間にビニールシートを挟む事で被害の度合いを抑えられる事を確認。

ベッドとその周辺よりも遠い (ただ、ダニの要因になるベッド周りの距離) のタオルや衣類、そして最終的にカーテンを洗濯した事で (それだけが要因ではなく色々やってみた流れとして) 1週間以上悩んだダニの被害が収まりました。

被害が出て3~4日目はお腹、背中を刺されまくり、手足や首周りもかなりの数、跡が付いてしまい「このまま涼しくなるまで “かゆい” 日々が続くのかな」と恐ろしくなりました。

直接的な対策は特定が難しいですが取り敢えず以前のような日々に戻ってよかったと思っています。 

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