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『足首』部分に力を込めた1歩目が “より良い” 結果に繋がる (テニス)

1歩目の進み方 b
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ボールを追う、位置を調整していくという事

テニスにおいて自分がボールを収める範囲は相手コートの規定のラインが示した範囲内。必ずこの範囲にワンバウンドさせる必要があります。相手からすれば自コートのラインが示す範囲内ですね。

野球では、投手はホームベースが示す範囲内にボールを通過させる必要があり打者はバッターボックスから出ずにそれを打つ (出て打つとアウト) 必要がありますが、テニスコート半面は11.89 x 10.97 (ダブルスライン) の大きさがあり、打つためには『自分がボールに合わせて移動する』事がほぼ必須です。

federer forehand 

ほぼ、移動せずに打てる状況でも細かいステップを使う等してタイミングやより良い状態で打てるように調整しようとする意識が結果を左右しますね。

テニスにおいて予測とそれに基づく準備は必須

「テニスは相手ありきのスポーツ」です。壁打ちや素振りを除き1人でテニスは出来ず、試合も行えません。単に「目の前のボールを自分打つ」という意識で完結しているようではその人の技量関係なく『初心者の段階なまま』だと考えます。

相手との駆け引きが出来なければ「球出しのボールは問題なく打てるけど、試合や対戦になると実力が出せずミスばかり」という状況から抜け出せない思い当たる方は少なくないのではないでしょうか。これは上達を目指す際のひとつの “壁” ですが「技術が上がれば (上手くなれば) ミスしなくなる」と思っている限り解消されない部分でしょう。(理由が分かっていない訳ですから)

Womens Doubles

また、『相手との駆け引き』とは「相手の裏をかく」といったものではありません。もっと幅が広く「裏をかく」もそれが前提になっているものです

時速130kmだとベースライン間を0.66秒で到達する計算になります。(実際は飛行による空気抵抗、バウンドによるエネルギー消費でボール速度は低下し、準備時間を得られます)

130キロは0.66秒で到達

その一方、人の反応速度が速い人で0.2~0.3秒と言われているので、

「相手が打ったボールが飛び始めたのを見てから準備する」のでは、1回は反応で打てても “その次”、”そのまた次” のボールへ準備が間に合わなくなる

のは “当然” の結果と言えます。(1回目と違い、打ち終わって構えるまでの時間が加わるので)

今、ボールを打とうとしている相手の様子を観察し、どのコースにどういったボールを打ってくるのかを相手の位置、姿勢・態勢・バランス、表情、打ち方、足の位置や状態、相手の得意不得意等から予測する事で

「回り込みフォアで逆クロス側に回転多めのボールが飛んで来そうだか予めポジションを少し逆サイド側に寄って打った瞬間、ボールを追い、返球できるように準備して置こう。クロスに返すのは難しいからストレートに打てれば良いな」

といった事を “相手がボールを打つ前” に自分の中で決定できているのです。

観察と予測の習慣付け

毎回、相手が打ったボールを見てから判断し動きだす段階の方との差を考えると恐ろしい位でしょう。

『予測とそれに基づく準備』が出来ている状態がテニスにおける本来のスタートラインと言っても過言ではありません。

普段のから意識して訓練していない、曖昧なまま打ち合っているなら、今すぐ改めないとその人の技量と関係なく『初心者の段階』から抜け出せていないと思います。実力が出せない状況は本位ではないでしょう。

『予測を行い、準備する』前提でどうボールを追うか?

少し前に「サービスで得ているポイントの殆どは、自分の “ナイスサーブ” ではなく相手の “リターン技術” が低い結果ではないのか? サーブ以上に練習時間を取らない、考えないリターン。相手に簡単にサーブでポイントを与えない、リターン後の状況を自分有利にするためにも、もっとリターンについて考えるべきではないか?」といった事について書きました。

また、追加で「スプリットステップをする際の左足の1歩がリターンの成功を左右しそう」という話を書きました。(利き手関係なく左足の人と右足の人が居ます)

リターンでこういうシーンを良く見るでしょう。

return return

ボレー同様、相手ボール (サーブ) の持つエネルギーをうまく反発させて「ネットを越す飛距離と方向性」を出す (ラケットを振ってエネルギーを持たせる必要性が小さい) にはその場でスプリットステップをすると良い態勢、姿勢、状態を作りづらいです。

スプリットステップ例

これはリターンに限った事ではなく、時間がない、相手ボール速度が速いなどの状況が共通するボレーの「1歩目」に用いたり、予測される相手ボールの内容によっては「今、居る場所でスプリットステップを行い、着地してから “改めて” 動き出す」ようなやり方が向かない場合もあります。

分かると思いますが、上の例の『左足の一歩』は、その後の状況、やりたい事を前提にして「(前に) 踏み込んでいる」 のであり、「その場で垂直に着地してからボールを見て動き出す」のとでは、”見た目以上” にそれらが持つ意味合いに違いがあるでしょう。

その人が持っている『意識』がそもそもの部分で違う訳です。

我々はどのようにして移動しているのか?

直立に近い状態では、身体の重みは “足首部” を通じて足にかかる

改めて考えれば『足』『足首』部下腿 (膝(ひざ)から足首まで)と繋がっており、大腿 (膝から身体まで)、身体という順番になっています。(足、下腿、大腿を総じて『脚』です)

直立姿勢

そして直立に近い状態では、身体の重さ、或いは脚等で踏みしめる力は、まず、下腿と足の接点である “足首部”にかかり、そこから足の各部、踵(かかと)側や外側部等に分散されている訳です。

足首部

当たり前の事を言っているようですが「足首部を通じて体重の負荷を含む “力” が “足” にかかっている」という点を確認しておきます。

強く前に前進する、走る際の足の状態

陸上短距離のスタートのように「ある程度の距離、前に強く前進していく」場合、身体を前傾させ、進行方向に対し、身体と (地面を踏む) 脚までが一直線になるようにして、足で踏む地面から『反力』を得て前進するエネルギーを得ます。

走る姿勢

※体重60kgの人は地面から60kgで、体重100kgの人は地面から100kgで、それぞれ押し返される (反力) 事で立っていられる。走る、飛ぶ際は筋力により体重以上の強さで地面を踏み、同じ力で押し返される事で強いエネルギーを発生できる。

これも、当たり前の事を言っているようですが、前進するために身体を前傾させている分、足と地面の接点は『直立時の足全体』から『足先部』に偏っていくという点を確認しておきます。

走る姿勢

歩き出す際にどうしているか? (1歩目のロス)

身体の使い方、難しい事を考えずに、直立に近い状態から我々が前に向けて歩きだす際の “きっかけ”を考えれば、

  • 身体を前傾させていくとバランスを取るために足が1歩出る
  • 純粋に足を1歩踏み出す事をきっかけにする

等があるでしょうか。

1歩目の踏み出し方 a 1歩目の踏み出し方 c

ここで考えたいのが、

これらの “きっかけ” から「本格的に駆け出そう、走り出そう」とすれば、1歩目に着いた足に体重をかけ、改めて「地面を強く踏む」姿勢、態勢を取る必要がある

という事です。

走り出し、足に体重をかける

同時に、

1歩目の足を「高く上げる」「ゆっくり動かす」と着地までの時間が増し、その後に『駆け出す』態勢を取るまで、『駆け出す』までが “より” 遅くなる

という事も言えます。

1歩目の踏み出し方 b

そして、足を動かしても身体は進められない。

テニスでは「足を動かせ」「足を細く動かせ」「テニスは “足” ニスだ」という風に (大きな括りで言えば) フットワークというものの重要性を言われます。

それ自体に異論はないのですが「足を動かすのが大事」という話を真面目に受け止めてボールを追う際、ボールを待っている間に足踏みするように「バタバタバタ」と動かす方を見るのも事実です。

陸上競技で『腿上げ』という足踏みしながら腿を上げるトレーニングがありますが、人が強く移動するためには「足で地面を強く踏んで地面から相応の大きさの『反力』を得る」必要があります。足をスムーズに速く動かせる事は大事でしょうが、物理的な理屈で言えば「足を上に速く引き上げても身体は前に進まない」です。

陸上 腿上げ

強く踏んで地面から相応の『反力』を得ないとね。

de Minaur

※私は陸上の専門家ではないですし「腿上げは重要なトレーニングだ」という考え方がある事も理解しています。最終的には「体重をかけて強く地面を踏む」方向性は一致するかもしれません。

因みに、その「踏めない」姿勢、態勢に意味はあるのか?

直立に近い状態で足を左右に細く動かすと肩のラインも細かく動いてしまいます。

ボレーの構え ボレーの構え

足を動かすと肩も動く

『膝のクッション』というか、足を動かしても上半身が動きにくいように車のサスペンション (タイヤと車体の間に合ってバネとクッションで振動を抑える) 的な部分が取れないからです。

forehand stroke

なお、このような『腰高』に見える状態を指して「重心を下げろ」「姿勢を落とせ」と指摘されると思いますが腰や下半身の『地面からの高さ』が重要な訳ではないと考えます。

下図のような構え、姿勢を見る事があります。

姿勢の低いボレーの構え 

失礼ながらこれらは「地面を踏む事で身体を支えられない、移動のための反力を得られない。全く合理的ではない」です。

その後のプレーでやるべき事と繋がらない、その人の「姿勢を低く」という”気持ち” を体現しているだけな気がします。

『ボールが飛び回転がかかるのは物理的な現象』です。インパクト前後のラケット面の状態が打ったボールの結果を生むのですから (その人の気持ちはともかく) ボールが来ても動けない、適した打ち方ができない、打てない結果を「仕方ない」にするのが適当だとは思いません。

直立に近い状態でも1歩みから強く前進させるためには?

知識や経験のある方なら分かるかもしれませんが、武道には独特の移動方法があります。

『摺足 (すり足)』と混同しそうな動き、『縮地』と呼ばれる走り方、『膝を抜く』と言われる上半身と下半身のバランスの取り方等。共通して見られるのは「我々が思う “走る” とは違い、身体や上半身 (頭) に殆ど動きがないのに身体はぐんぐん前進していく」ような移動です。

古武術式「縮地」

Budo Taido 躰道 実戦

武道や剣術では30cm、50cmの前進 (踏み込み) で勝負が決まってしまう距離感です。

1歩の移動に時間がかかっては相手に逆襲されてしまいますし、長い距離を走るための効果的な動作とは目的が異なります。

「短い距離を素早く、余計な予備動作無しに強く動ける必要がある」のだと思いますし、そのために必要な動作が基本として組み込まれているでしょう。

同じように人間が行う事です。

「武術の技をテニスに…」とか難しいことを考えずに身体の使い方として参考にできる部分は学べば良いと思います。

『足首』部分に力を込めた踏み方

直立に近い状態で「1歩目から強く身体を前進させていく」ためには

踏み出した足とは別の身体の下にある足の使い方が重要になる

と考えます。

身体の下にある足 (≒ 軸足) で身体を押し進める

例えば、アイススケートの前進も前側の足で氷面を踏むのではなく後ろ側の足で身体を “押し出す” ように進むのに似ているでしょうか。

アイススケートの前進

テニスでもよく使われる言葉で言えば『軸足』と言えるのかもしれません。下図のような場合、身体を押して “前進” させている、同時に手に持つラケットも “前進” させているのは、踏み込んだ左足ではなく軸足になる “右足” の力ですね。

つっつきボレー

因みに「踏み込み足をいつ着くのだ」という話

基本となる考え方として「ボレーは2ステップ。軸足、踏み込み足」と言われますが、その際「踏み込み足はボールを捉える前に着くの? 捉えた後に着くの?という質問が良くでます。

この場合、

  • ボールを捉えた後の踏み込み足を着くやり方は「軸足で身体を押し、前進させている過程でボールを捉える」という事
  • 踏み込み足を着いてからボールを捉えるのは「踏み込み足を着いた事で打点やタイミングを計る。踏み込みながら打つのと違って身体の前進が終わっており、踏み込み足で身体をしっかり支え、踏み込んだ勢いを使ってラケットを操作しボールを打つ」という事

前者は速度のない (エネルギーが小さい) ボールを長い距離、コントローラブルにゆっくり飛ばすのに向いているし、後者はボールの速度関係なく、ネット近くで「パチン」と叩くようなボレーに向いているでしょうか。

Tsvetana Pironkova 1, Wimbledon 2013 - Diliff Bruno & Alex

これらは「同じ」ではないし、どちらが『正解』でもないです。

反対側の足で蹴る?

フットワークのより細かい話になると「進む方向と “反対側” の足で地面を蹴るのが大切だ」という説明を聞いたりします。

ただ、「蹴る」ためには地面を蹴る事が出来る態勢、姿勢を作る必要があり、

テニス 歩幅が広い構え 

(個人的にですが) ここで使われる「蹴る」ってこういう状況を作れという趣旨に感じるのです。

走る姿勢

態勢、姿勢を作るのは時間がかかります。

もっとシンプルに「反対側の足で “身体を押す” 」という事で良いと思うのです。

テニスでも用いられるサイドステップには「反対側の足で “身体を押す” 」という要素を感じますよね。

side step

『足首』部分に力を込めた踏み方、進み方

昔、柔道をやっていた事があるので「足を出して体重を前にかける事で進む (この表現で適当なのか自信がありませんがいわゆる “歩く” という事) 」のとは違う、「身体の下にある足 (≒ 軸足) を使って身体を押し進める」感覚は多少あります。

下の例ですが、駆け出す際と違い、足の上に下腿、大腿、身体があり、前傾する等して体重が前にかかっている訳ではない、体重は足首部を通じて足にかかっている状態です。

1歩目の進み方 b

足で地面を踏んで、身体を推し進める力がかかるのは『足先』ではなく『足首部』です。

走る姿勢 足首部

『足首部』に力を込めて「身体を推し進める」事が必要で、体重が前にかかっていない足先で地面を蹴って前進しようとすれば走り出すまでの時間をロスします。

下肢と繋がる足首部で直接的に地面を踏める、『反力』を得られる事が需要になります。

長い距離を移動し、より速度を上げる必要があるならその『1歩のロス』は許容できますが、テニスで求められるのは、多くの場合「短い距離を素早く加速して移動する、反応できる」事だと考えます。

甘いボールを反撃される

何も考えずにコート上で普段通りに『歩く』『走る』をやっていると「相手との打ち合いや試合になると実力が発揮できない」という事に繋がるのでしょう。

※これは「速く歩く」とは違うので競技としてのルールを持つ『競歩』のような身体の使い方とはまた違うでしょう。例で上げた武道、武術が近い気がします。

街中でも歩くのが物凄く速い人が居られますよね。歩き方 (身体の使い方) は様々でも「身体の下にある軸足側で身体を押し進める」ということを上手く使っている方は、『足』ではなく『身体』がどんどん “前に”出ていく (風を切って歩くってそういう感じ?) し、身体や頭がブレない『水平移動』のような進み方に見える気がします。

テニスにおいて飛んでくる、弾んでくるボールの位置変化を把握する主たる情報源が『両目からの視覚情報』です。(打球音は誤認を生む)

ポイントが始まってから終わるまで、相手とのラリーが終わるまで身体や頭がブレず、常に両目でボールを把握し続けようとする (その一部として「インパクトでもボールを見ている」) 例がフェデラー選手。

Roger Federer

動く度、ボールを打つ度に体軸がブレ、頭がブレるやり方を取っている方が「ミスが多い」のは当然。「気持ちだけはフェデラー」とマネをするだけでは勿体ないのです。

リターンやポーチで活きる

踏み込んだ足に体重や力を込めて駆け出すのではない、“1歩目” から身体を押し進めるやり方はリターンやポーチ等の場でより活きるのかなと考えます。

既に身についた状態でプレーされているでしょうが、プロを見ても「駆け出す」のではく「身体を前進させ、打ちやすい位置に移動させている」印象を持ちます。

return return

ダブルスでポーチ等をする際、まさに『横っ飛び』足が出ずラケットだけがボールに近づいてく様子をよく見かけます。

伸び切ったボレー

逆に、ポーチをしたいがために、後衛同士が打ち合う中でジワリ、ジワリとセンターに寄っていってしまう前衛も見ますね。

よくあるネットから遠いポーチの動き

『テニスにおいて予測とそれに基づく準備は必須 (プレーする前提になる)』と書きましたが、相手後衛がきちんと観察できているなら、それまでよりも『タメて』ストレートを抜けるかもしれません。(テニススクールのコーチも前衛の動きを注意する目的でストレートを抜きます。ただ、それを見て「俺も (私も) やろう」と実行してしまう方が居るのが難点。得点したいだけのためにストレート抜きをする意味ないない。「相手前衛が観察する人」ならカットされて終わり)

センターに寄っていく前衛は

  • 「相手を観察していない」
  • 「相手関係なく自分がやる事だけを考えている」
  • 「自分がやりたい事をやったら終わり」
  • 「そのボールを相手がどう返球してくるか考えてない」
  • 「予測し準備していないから返球されたら対処できない」
  • 「あー、運がない」で片付けてしまい、改善の機会に気づかない

という負のループです。

ポーチのやり方で何が正解かは私には分かりませんが、

  • 「相手ボールが飛んでくるコースを予測し、ボールが飛んでくるまでにそのコース上に移動できる位置に予め移動しておき、準備しておく事」
  • 「相手が打つコースや球種を変えられないタイミングで移動する事」

辺りは重要だろうと思います。

相手は自コート側の規定のライン内にボールを着地させる必要がある以上、打つ位置より打てるコースや球種に制限が生まれます。ボールは打つ相手のラケットの位置からしか飛んできません。飛んでくる確率が低い所を重視する意味は薄いし、逆に飛んでくる確率が高い所に居ない意味も薄い。相手に近ければ飛んで来るコースの幅は狭くなり、離れれば広くなる。ポーチできるタイミングでネットから離れた位置に居る意味は薄いし、相手前衛が攻撃するタイミングで守れる位置、距離感に居なければ守れない。

テニス ダブルスのポジション

これらはごくシンプルな理屈ですが、テニススクールで教わるのは、主に『ボールの打ち方』『戦術・戦略』は自分で学ぶ必要があるでしょう。

ダブルスの質が上がらないのは『予測とそれに基づく準備 (心理面・身体面・ポジション取り)』の有無が大きい。それ前提、スタートラインなのに学ばない、出来ないままで居る方が多い。「テニスが上手くならばダブルスも良くなる」と思っていたり、周りも同様だから疑問に思わない等。

『予測とそれに基づく準備 (心理面・身体面・ポジション取り)』をした上で相手がコース、吸収を変えられないタイミングで『1歩目から』身体を前進させていく身体の使い方。

それがこういったダイナミックな (根拠の無い “無謀” とは明確に異なる) ポーチに繋がるのだと思います。

ポーチ

最初から出ようとする動きより動き出しは遅くなりますが、その分、加速は強く瞬間的でその後のボールを打つ態勢も強く出来る。(逆に速く到達できるかも) コースや球種を変えられないタイミングで出る事で相手も対処できない。ポーチの成功率を高める (シンプルに自分次第) 事が出来る等のメリットがあるでしょう。

まとめ

運動や身体の仕組みに関する専門家でもないのでフワッとした内容になってしまいましたが『予測とそれに基づく準備 (心理面・身体面・ポジション取り)』に基づき『駆け出す (走る)』とは違う『1歩目から強く、瞬発的に身体を前進させる、させられる』事はテニスで需要になってくる部分だろうと思います。

「ボールを追う際、ボールを打つ際に1歩が出ない、1歩目が出ない」

という方が居られますが

『予測とそれに基づく準備 (心理面・身体面・ポジション取り)』

『1歩目をどう踏み出すか、身体を使うか』という理解

が出来ていけば誰でも改善していける問題だと考えます。

(相手がどう打つかわからないから余裕がない、余裕がないから動けない)

我々は「テニスは特別なもので難しいもの。きちんとした人に “正解” を教わらないとダメという思いがあり、同時に「テニスをやるのに色々調べる、自分で考える、工夫するなんて効率が悪い。そんな手間をかけたくない」という面も持っている気がします。

手っ取り早く効果的に思える『正しいボールの打ち方』『テニスにおけるフットワーク』を学びたいでしょうが、人の身体の構造は皆、概ね共通しており、どのスポーツ、どの武道も『人がやる』という面では変わらないです。

(背筋200kg以上の人しか出来ないスポーツを皆やろうと思わないでしょう)

歩く、走る、タイミングよく力を発揮する、姿勢・態勢を保つ等は多くの面で共通してくるでしょうし、他スポーツ、武道、科学的な情報を知る、学ぶ事でテニスでも発見があるでしょう。

今回の話はテニス全体で言えばごく一部の細かい部分ですが、ボールを打つ技術以前に「よい準備ができる、精神的・身体的に余裕を持てる」いう点では大切なのだろうと思います。

2020.12.07追記:走る際の足の付き方

野球YouTuberチャンネルのトクサンTVさんで走り方に関する動画が載りました。以前にも同チャンネルに登場されたスプリントコーチ秋本真吾さんの説明。

日本で一番速くポール間走する男。

走り方というより「よりよい方法、目的にあった方法で足で地面に力を伝え、その結果として身体を効果的に前進させる」という感じのお話。

根拠のあるご説明がとても参考になります。

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