『原神』をやっています
売上額等でもかなり話題になっていますが、2020年9月28日のサービス開始に合わせて『原神』というゲームをやっています。

『原神』は中国のゲーム会社miHoYoが運営する日本を含めて世界的にサービス提供されているオンラインゲームです。
【チュートリアル動画】
『原神』チュートリアル動画 タルタリヤ「魔王の武装」「氷雪の嵐が六国へと迫る中、テイワットの空は変わりつつあるようだ。」
ナレーション 津田健次郎
▼YouTubehttps://t.co/ykNjQEb4EB#原神 #Genshin #津田健次郎 pic.twitter.com/eRUlBYfvFT
— 原神(Genshin)公式 (@Genshin_7) November 11, 2020
- 関連サイト: 原神——冒険に満ち溢れた不思議な世界へ
- 関連サイト: Wikipedia 原神
- 関連サイト: 20年10月の世界モバイルゲーム会社の売上ランキング、『原神』大ヒットのmiHoYoが5位 日本企業が姿を消す
「中国の会社?」「セキュリティは大丈夫なの?」という声は大きいですし、リリース直後にスパイウェア疑惑があったりしましたが、初月の売上が世界中で2億4500万ドル (約255億円) に登ってた事でも分かる通り、ユーザーから高い評価を得ている作品となります。
以下、あくまで個人の感想なので色々とご容赦ください。ご利用される際はご自身でよく考えた上でご判断いただくようにお願いいたします。
ドラゴンクエスト10をやっていたけれど
Nintendo Switchを買ったのと同時に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を始め、ある程度やり終えた段階で始めたのが『ドラゴンクエスト10』です。(SwitchもPS4も「これ」というゲームがなかなか無い感じですね)
ドラクエシリーズは昔からやっているし、好きな時間でやれ、長く続けられるMMORPGに興味があったためです。(FFシリーズは難しそうだった)
慣れ親しんだドラクエの戦闘システムとキャラですから自キャラのレベル上げや装備を揃えたりするのを楽しんでいたのですが日課、週課、季節イベントの繰り返しに疲れて来ました。
ドラクエ10は「経験値はモンスターを倒して得るもの、お金はアイテムを売って稼ぐもの」みたいな感じ。同時に「最大までキャラを強化しても敵の1撃で死亡 (いわゆるワンパン) する」強度設定なので強敵相手には武器、防具、耐性 (ブレス耐性100%、毒耐性100%とか敵毎に揃えないとまともに戦えない) を理論値 (要は最強) に近づけるのが要求されます。戦闘技術が高い方もおられますが1つの操作ミスで即全滅なので最低限の保険です。
敵を倒すだけでは殆どお金が得られないのでフィールドに落ちているアイテムを日に何回も拾う。まともな武器、防具はユーザーが出品するバザー品を買う事になるのでとにかくお金を稼ぐ日々です。武器、防具、道具等を生産する事もできますがバージョンアップに合わせてアイテムが強力化、必要素材が高くなりまともに稼げなくなっています。アイテム拾い、経験値取りの日課、週課をただ続ける日々でした。
ドラクエというと「始まりの町の周りはスライム位しかいない。そこから離れるに連れ、ラスボスの拠点に近づくにつれ、敵が強くなり、アイテムや宿屋も高くなる」という設定ですが、ドラクエ10でもこれを踏襲しているため、新しいバージョン、新シナリオ追加で新たな敵 (○○魔王とか) が登場する度に過去バージョンとの整合性が取れなくなっています。バージョン1時代の町の周りは変わらずスライムが居る。かといって新マップの敵をあまりに強くもできない。ユーザーに強くなられてはゲームバランス的に困るのでキャラのレベル上限も武器更新と開放がズレるようになり、単純に「レベルを上げて強くする」事が許されません。
新バージョン、新シナリオの追加の稚拙さ。新ミニゲーム、新ダンジョン等の「思いつきで作った」感、新要素もすぐに陳腐化。季節イベントも「前年の使いまわし」が殆ど。キャラ衣装等のドレスアップ (ドレア) が課金要素なのでイベントアイテムもドレア関連ばかりで強化にならない、更新スケジュールに間に合わせるだけで手一杯という感じ。操作や機能に対する要望を掲示板で受け付けているのに「次回以降の更新に含まれればラッキー」位の対応。
個人的にドラクエ11はドラクエシリーズとしてよく出来ていると思っていますが、ドラクエ10に関してはバージョン3時位で止めておけばよかったのではないかと思っています。ドラクエシリーズも三部作で構成が多いですからね。ドラクエ10利用者の殆どは40代~50代以降という話ですし、ドラクエ愛の強い方以外には「ドラクエのキャラ、システムを使っているだけのゲーム」かもしれません。
『原神』を始めてドラクエ10の月額課金を止めました。月額課金がないと利用できる時間に制限があり、使える倉庫数も減る。継続による特典ももらえないですがTVやネットと並ぶ「24時間しかない各利用者の時間の奪い合い」であり、時間をかけないものに課金しておく意味は薄いです。
『原神』の売上を見る限り、他ゲームから移行されている方は多いのでしょう。他ゲームの売上がそのままで原神の売上が新たなに発生したとは思えない。同じようなオンラインゲームですからドラクエ10から「試しにやってみた」方、ほぼ移行しようとしている方は少なくない気がします。『原神』のリリースは国内ゲームの今後に大きく関係するかもしれませんね。
原神はどういうゲームか
最近はゲーム情報というとYouTube動画ばかりでWebにまともな情報がまとめられる事の方が少なくなってきました。
『原神』の情報をまとめたゲームサイトは検索でいくつも出てきますが、その多くは入れ物ばかり揃っていて中身が薄い状態。図や文章で表記する手間に比べてYouTubeの方が手っ取り早く収入や評価に繋がるからこの流れは仕方ないですね。(それでも原神動画は数万再生vs数百再生と二極化しています)
YouTube動画はテレビ番組と同じで「その話題が出た回を探し、再生し、該当の部分を見つけ出す」手間がかかります。リアルタイムで『最新の話題』を見るには良いのですが情報の蓄積、検索という意味では向かないメディアでしょう。
Webベースの情報もYouTube位、評価される(?) 仕組みがないと文字ベースの情報はどんどん追加されなくなる、アフィ関連のコピー記事ばかりになりそうですね。文字起こしのようにAIによる自動記事化みたいのはありそうですが。
さて、最前線プレーヤーでもない私が細かく解説しようとしても意味がないので私が思う『原神』について書いてみたいと思います。
1. 世界案や操作感はほぼ『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』
原神はオープンワールド (行ける場所が決まっていてそれ以外に行けないマップではなくユーザーが隅々まで行くことができる仕様) 型のオンラインゲームです。広く言われている事ですが『原神』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (以下BotW)』インスパイアなゲームです。公式も影響を受けている事を公言しているようです。
マップ、背景、操作感、敵、武器、攻撃等、多くの部分で『BotW』のそれに似通っています。

「あれ、この切り株、BotWのまんまじゃん」みたいな感じ。『BotW』をやった事がある方なら違和感なく始められると思います。
登場キャラのCV (キャラクターボイス) を国内の有名声優さんが担当されているのでアニメファンの方等も入りやすいかもしれません。
【原神】公式PV キャラクター紹介 「公子」タルタリヤ (CV:木村良平)「スネージナヤへの手紙」
【原神】エピソード フィッシュル「フィッシュルはまだ負けられない」(CV:内田真礼)
2. キャラと武器はガチャで引くもの
『原神』は主人公キャラ (男女の双子で最初にいずれか選ぶ) は居ますが、敵の属性・耐性や自分が使いたい攻撃方法に合わせて、各属性、各攻撃方法を持ったキャラをパーティ登録して切り替えながら戦うのが基本となります。(下画像、上の方にキャラがズラッと並んでいますね)

純粋な攻撃力で殴っても敵HPに対しダメージ量が足りず、倒すのに時間もかかる。敵の弱点となる属性や防御力が下がる属性の組み合わせ等をかけて倒す方がはるかにダメージが通るし、倒しやすくなるからです。
ユーザーサポートで運営が特別配布するキャラもありますが、基本は各キャラはガチャで引く。武器もレベルの高い武器 (星4、星5) はガチャで引く事が中心になります。
ガチャというと「課金」という感じですが、ストーリーを進める、設定された依頼をこなす、レベルが上がる等でたびたび『原石』と呼ばれるものが配布され、それが貯まるとガチャを引けます。(随時行われる期間限定イベント、不具合修正のお詫びでも原石がもらえます)
10回引く毎に星4のキャラか武器が、一定数引くと必ず星5のキャラか武器が確定で入手できますから課金しないと強いキャラや武器が入手できない訳ではありません。(私は配布分だけで50回位は引けています)
また、述べたようにダメージは組み合わせで大きく変わるので強いキャラ、強い武器がないとゲームが進められないという訳ではないです。
3. 冒険者ランク・世界ランク
『原神』にはキャラ毎のレベルとは別に冒険者ランク、世界ランクというものがあります。
冒険者ランクは自分 (ユーザー) のレベルですね。「冒険者ランクが50でも入手した直後のキャラのレベルは1だ」と言えば分かるでしょうか。
各種の依頼やボスを倒す事で一定の冒険者経験値が得られ、それを繰り返す事で冒険者ランクが上がっていきます。そして冒険者ランク20、25、35、40、45といった単位で世界ランクが上がっていきます。世界ランクが上がるとそれまで同じ敵でも強さが増し、同時に得られる経験値、モラ (お金)、アイテム等も良いものに変わっていきます。
特に後述するキャラ強化に重要な聖遺物が「レベル45以降で最高レベルの星5が確定」なのでとりあえずレベル45を超えるまで頑張りたい所です。
ただ、「世界レベルがあがった途端、それまで勝てた敵に全く勝てなくなった」という方がネットでよく見られます。
それは「冒険者ランクを上げてもキャラの強化をしていなかった」からで、この辺りをきちんとしてきている方からすれば「どうせ育成してなかっったんだろ」という感じです。これは「イベントに出てくるボスが強すぎる」という方も同様ですね。
「世界レベルが上る前に育成して備えておけ」は重要な点です。レベルが上がれば必要な経験値、モラ (お金)、素材も増しますからね。
4. キャラ強化はレベルアップ、武器、天賦、命ノ星座 (凸)、聖遺物の5つ
『原神』はキャラを強化していく事で敵に勝ちやすくなりますが、基本ステータスを強化する要素は5つあります。(食事等で短時間、攻撃力、防御力等を上げる方法もあります)
キャラの自体のレベルアップ
キャラ毎に経験値を与える事でレベルが上がっていきます。

敵を倒しても得られる経験はレベルアップに必要な経験値からすると僅かでしかないので、依頼やストーリー進行、イベント、特定ボスを倒す等して得られる『経験値アイテム (書籍)』を用いてレベルを上げていく事になります。
また、キャラレベルを上げる際、10或いは20といった単位で『突破』のタイミングがあり、『突破』しないとレベルは上げられなくなります。(経験値が入らなくなる) 『突破』にはキャラ属性のボス敵 (水なら水) を倒して得られる素材とフィールドに落ちている素材、フィールドに居る敵を倒して得られる素材 (キャラ毎に違う) を集めておく必要があります。

後述の『天賦』を上げるためにもキャラのレベルアップは必要な部分になってきます。
逆に言えば、キャラのレベルアップのための『経験値アイテム (書籍)』の入手機会が限られるので手持ちのキャラを均等に上げていく、使わないキャラに割り振る等すると「強い敵に全く勝てない」といった事が起こります。
このゲーム特有の『元素反応』で大きなダメージを得るとは言っても1人主たる攻撃職が居ないときついので取り敢えずは両手剣で攻撃力に高いキャラを1人優先してレベルを上げるのが良いと思います。(その次に主に使うパーティキャラ4人、敵により入れ替える属性キャラみたいな順番でしょうか)
1撃で倒されるようなHP、防御力でなければ、元素攻撃をしてすぐにメインキャラに切り替えるみたいな使い方も多いので「使うからこれも上げなきゃ」と分散させない、主キャラがある程度上がってから考える感じで良いと思います。
武器
単純ですが、よりレアリティ (星の数) の高い武器を使えばキャラは強くなります。

星3武器より、星4、星5武器の方が攻撃力等の性能が高いです。また、キャラ毎に使える武器が決まっており、両手剣、片手剣、弓、槍、法器 (魔法使い用) があります。
武器ごとに攻撃力と基本機能としての物理ダメージ上昇等があり、これとは別に「特定条件でHP回復」等の付加機能を持つものがあります。回復メインのキャラに攻撃力の高い武器をもたせても仕方ありませんし、出来るだけ多く元素爆発をさせたいキャラなら元素チャージの数値が高いものを付けたほうが良いといった具合です。
武器の強化にはお金をかけて手持ちの余り武器、或いは鍛冶屋で作らせるLvアップアイテム(鉱石)を合成していきます。(フィールドで鉱石を拾って鍛冶屋で作ってもらう)
また、武器には『錬成』という要素があり、要は2個目、3個目と同じ武器を複数入手した際、合成すると付加機能の数値が上昇するというものです。(20%→30%みたいな)
星3武器でも優秀なものがあり、そういうものはそれなりの数がダブってしまうので、武器のレベルアップだけでなく錬成にも注意した方が良いと思います。
繰り返しになりますが『原神』は単純な「殴る強さ」「魔法の強さ」だけでは戦闘で苦労するのでドラクエ10のように「星5 (最強) じゃなきゃダメ」という事は全然ありません。
YouTube配信者さんの多くは、何十万円と課金して☆5武器、聖遺物、ゲーム進行をしていますから「○○というキャラは6凸必須。☓☓という武器、△△という装備にすべき。ほら10万ダメージ」みたいな話に影響されてしまうと自分の状況に合った育成 (それなりの強さ、総武でも倒す時間はかかるけど勝てない訳ではない) を見失ってしまいます。「自分も課金しないと満足に進められないのかな」とか。
天賦
各キャラの攻撃には大きく通常攻撃、元素スキル、元素爆発の3つがあり、キャラ毎の属性や個性等によって違いが設けられています。
そしてキャラ毎に天賦という項目があり、このレベルを上げていくと通常攻撃、元素スキル、元素爆発で与えるダメージが増していき、同時に新たな強化要素も付加されていきます。

天賦にはキャラ毎に「移動速度が速くなる」「崖を登る際のスタミナ消費が押されられる」等のスキルもあり、キャラのレベルアップで開放される天賦もあります。
キャラのレベルアップはストーリーを進めるだけでどんどん上げられるのですが「レベルが上がってもキャラが強くならない。敵に勝てない」という方はこの『天賦』の強化をやっていない場合が多いようです。だからキャラのレベルアップ以上に『天賦』の強化にも目を向ける必要があります。
天賦のレベルアップには『天賦素材』というもの (経験値と同じような書籍)が必要で特定のダンジョンを周回 (繰り返し挑む) して集める等する必要があります。
他にキャラのレベルアップ同様フィールドに居る敵を倒して得られる素材 (キャラ毎に違う) も必要ですが普通に倒しているだけで結構集まるのでこちらについては「わざわざ」感はないと思います。
命ノ星座 (凸)
※凸 (とつ) というのは『突破』という意味ですね。多分。
キャラのレベルアップでも一定毎に素材と使った突破が必要と書きましたが、この命ノ星座は「ガチャ等で得たキャラがダブる (2枚目、3回目と引いていく) と命ノ星座という項目を強化していく事ができる」事を指しています。

最大で6回『凸』できますが、無課金、微課金 (ちょっとだけ課金する) なら1回か2回位がせいぜいでしょう。ガチャを引く、配布キャラを入手するなどして『凸』できればラッキー位で良いと思います。
因みに主人公キャラはガチャでは引けないのでキャラのレベルアップで得られるアイテムを使って命ノ星座を開放していきます。現状5回『凸』できますが、それでも1回、2回『凸』した他キャラと同じ位の強さだそうです。
聖遺物
聖遺物は装備できるアクセサリーで能力向上の機能を持っています。
羽、花、盃、冠、時計の5種類があります。

まず、羽は基本性能が攻撃力向上固定、花は基本性能がHP向上固定です。盃、冠、時計は決まった選択肢の中で機能がランダムに付きます。
また、教官シリーズ、剣闘士のフィナーレシリーズといった聖遺物の種類により、2種類セットした際の効果、4種類セットした際の効果が決まっており、それらを組み合わせて望む能力向上を得る事が出来ます。5種類揃えても追加効果がないので残りの1つは望む向上を持つもので良いです。
武器同様、聖遺物にもリエリティがあり、星3より星4、星4より星5の方が最終敵な向上値は高くなります。
聖遺物の強化は武器と同じく聖遺物を合成する事でレベルアップしていけます。宝箱やフィールドで拾ったレベルの低い聖遺物 (レベル1、レベル2)等を消費してレベルを上げる訳です。
注意したいのは星3や星4の聖遺物しか入手できない段階で厳選 (よりよいもので揃えようとする)しようとしても星5の聖遺物を入手した段階でまたレベルアップのやり直しになるという事です。
だから「レベル45になって星5聖遺物が確定で入手できるようになるまで聖遺物を厳選はやめておいた方が良い」と言われています。
攻撃力向上固定の羽、HP向上固定の花は最大まで上げた後に星5が出ても無駄になりにくいですし、狂戦士シリーズや剣闘士のフィナーレシリーズといった攻撃力向上に効果のあるものをレベル5~10位で運用する位が良いかもしれません。
レベル40を超えると星5聖遺物を入手できる機会は出てきますし、ストーリー上で入手できる高性能な聖遺物もありますが、聖遺物厚めより優先すべきはキャラのレベルアップであり、天賦強化であり、その次位が武器の強化位ですね。聖遺物で「強くなる」感があり、集めたくなる所ですが使える『樹脂』量が時間で決まっている以上、優先順位をはっきりさせておきたいです。
なお、聖遺物はフィールドにある宝箱からも様々入手でき、キャラのレベルが高いほど入手できる聖遺物のレベルも上がるみたい。(重要な宝箱から) だから「レベルを上げてから宝箱を開けろ」という話もありますが、レベルが上がれば星4、星5聖遺物の入手難度は勝手に下がるのでモラ (お金)や経験値、武器等を得るために宝箱は見つける度に明けていって良いと思います。
因みに、現在、公開済のマップで1500個程、宝箱を空けていますが、それでも開封率100%にはなっていないです。
モラ (お金)
強化要素ではないのですが『原神』におけるお金である『モラ』は常に不足していきます。
キャラ、武器、天賦、聖遺物。レベルを上げる際にモラが必要になります。レベルがあがる程、必要な経験値やモラが増し、十万単位で消費する事もあります。
経験値素材、強化素材、天賦素材等に比べてモラを入手する手段は多いので優先度はこれらの次位にはなりますが十分確保できるように獲得のバランスを考えておかないと「素材はあるのにモラ不足で強化できない」という事が起こります。
因みにですが、このゲームでもシーズンパス (一定期間における報酬上乗せ、特典付与権) があり、『紀行』という設定任務毎の経験値で報酬が得られる仕組みにおけるシーズンパス (天空紀行 / 1,220円) を購入すると経験値、モラ、育成素材の面がだいぶ楽になり、専用の武器を1つ入手できます。原神における1シーズンは1.5ヶ月のようです。
『原神』の気になる所
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (BotW)』インスパイアなゲームで世界観、敵、武器や攻撃、移動方法等とても似通っていますが「BotWに及ばないな」と思うものがあります。

その一つが操作感ですね。
このゲーム、PC、スマホ、PS4で遊べるマルチプラットフォーム対応のゲーム (そもそも動作環境、開発が違うので作るのはとても難しい) でSwitch専用のBotWより作り込みが難しいだろうとは思います。
私は基本PC版をキーボード&マウスではなくPS4コントローラーを接続して利用していますが「崖を登る際のひっかかり方」や「僅かな位置判定の違いで落下してしまう」感じで「BotWは本当に良く出来ている」と改めて感じる部分です。「壁の隙間に押し込まれて動けず敵にタコ殴り」「敵は崖の途中にひっかかって攻撃してくるのにこちらは攻撃できない」「取れるはずのドロップアイテムが埋まって取れない」等が頻繁に起こるのはストレスです。
メニュー操作が項目によって違う (ボタンを押して選択 or 方向キーで選択等)、PS4コントローラーだとメニューの開放が意図通りに開きにくいなんてのもあります。
スマホでもスムーズに動くし、相当のアクセス数でしょうが開始当初のレスポンスの重さも改善された基盤のしっかりさ等に比べて細かい部分の作り方は少し大雑把な感じはあります。
他には「説明の不十分さ」があります。
ユーザーの誤解を防ぐために日本のゲームは説明過度な位ですが、海外ゲームはアイテムの説明すら書いていない事が殆どです。(アイテムのアイコンも色味が濃いので区別が付かない)
『原神』も新サービスの告知は丁寧にしてくれるものの、実装された機能、アイテム、操作の説明は殆どないです。おかげで「説明分をよく読めばこういう事だったのか。分からずにやって取れるアイテムが取れなかった」みたいな事が頻繁に起き、運営がフォローでアイテム配布なんて事が日々起こっています。
ストーリーを進めていく際、マップ上のNPCや登場する各キャラと会話になるのですが翻訳と中国語由来の名称、表現などもありかなり内容が分かりづらいです。分からなくても、どの選択肢を選んでも進められるので問題ありませんが、各組織や敵味方の区別が付かなくて最初は困りました。(NPCに「○○さんが」と言われても「誰だっけ?」という感じ)
他にも「フィールドの宝箱はリポップするのか?」という質問に対して「する」と「しない」の公式回答があったりとよく分からないままプレーしている感はありますね。(リポップと言われている宝箱は手に入る経験値が低いヤツ (20→10) かと思いますが同じような位置になんらかのトリガーで別の同等の宝箱を「置いている」可能性もある。取れば取るほど新しい宝箱は見られなくなるし)
私は海外ゲームもいくつかやってことがあり、この点はあまり問題には感じません。(運営もフォローしてくれるので)
『原神』の日付は日本だと午前4時に切り替わるのですが「イベント開始日に朝からやる」より。YouTube等に載った解説動画等を確認してからやる位の方が良いかなと思います。
『原神』の良い所
ユーザーの不満や反応に対する改善が日々行われる所があります。
問題が発覚したら当日改善し翌日にはお詫びと保障アイテム配布するといった事が頻繁にあります。(言い方は悪いですがドラクエ10のミスをミスと認めない「要望を改善してやった」感とはだいぶ違う)
プレーにかかるスタミナ値である樹脂の蓄積上限も120から160にすぐ上がったし、一部素材のリポップ頻度もすぐ下がりました。ダメージ数字等おかしい部分もすぐに修正が入る。
後、「基本無課金でプレー可能」が有名無実でない事。
次に述べますが『原神』における課金は「よりレアリティの高いキャラ、武器を手に入れる」事よりも「時間の短縮」が最大の理由にあると思います。最強レベルの武器を入手しないと敵に全く勝てない訳ではなく、キャラや属性の組み合わせで大きなダメージを与えられる要素が非常に大きいからです。(だからこそのキャラのレベルアップ、天賦強化です)
素材やアイテムを入手するボス周回のために必要なスタミナである『樹脂』は誰でも一律で時間回復します。
課金要素によりそれを短縮できる、即60とか入手できるだけ。
課金しないとろくにプレーできない訳ではないのです。
この辺りが課金してガチャを引かなければ実質的に何もできない。コレクション要素を煽って課金させるゲームとの大きな違いだと思います。
「無課金でプレーを楽しめるのか?」と言われれば「十分できますよ」と言えます。「時間はかかってもガチャ要素以外の部分は上限まで強化できるし、最高、最強でなくても十分戦える」ゲームだし、配布によりある程度の数、ガチャも引けます。
私は複数のキャラでレベル80、世界レベル5、冒険者ランク44といった所です。今週中に冒険者ランク45に上がるでしょうか。(星5聖遺物が手に入りやすくなります)
課金したのは、余ったGoogle Playの残高で買った原石(2000円位)と天空紀行というシーズンパス (2ヶ月位の期間限定によるアイテム増量)が1200円ですね。後者はモラ (お金) が手っ取り早く手に入るのと特典武器が手に入るから購入したものです。
『原神』はどうやって楽しむゲームなのか?
ガチャ要素もあるゲームですし色々な楽しみ方があると思いますが、新しく始めるならこんな感じでしょうか。
時短しても限界が早く来るだけだし急がず楽しむのが良いのかも
『原神』には樹脂と呼ばれるゲーム進行に関するスタミナ値があります。
樹脂は8分毎に1、自然回復し、現在の上限は160です。
単純に160回復するのに約21時間半かかります。
「日付が変わると満タンに戻る」なんて事はないです。
樹脂を消費して行える事は、
- 突破素材、聖遺物を集めるためのダンジョン周回 (20/回)
- 経験値アイテム・モラ (お金) を得られるフィールド戦闘 (20/回)
- 天賦突破アイテムを得るためのボス周回 (40/回)
- 武器素材、聖遺物、天賦突破アイテム等が入手できる特別なボス戦闘 (3種類で各週1回のみ、60/回)
等です。
述べたようにいくらフィールドに居る敵を倒しても、僅かな経験値、僅かなモラ (お金)、必要数に対して余りまくる素材、低確率での聖遺物しか得られないので樹脂を消費してこれらに挑むのは必要です。このため樹脂が足りなくてアイテム交換で補充する (ガチャも引ける原石というアイテム、時折入手できる脆弱樹脂を消費) 方も多いです。
「回復」という仕組みから分かると思いますが「待っていれば自然回復する」し「日付が変わったら満タンに戻る」なんて事もない。「自然回復する以上に樹脂を手に入れる事は “時間の短縮” でしかない」という事です。
現状、レベルの上限が決まっているので、日々、自然回復する樹脂を消費してレベルを上げていくだけでいずれ各ステータス、上昇要素の上限に到達します。スタート開始時から始めている方に今から追いつくのは大変かもしれませんが、キャラレベルの上限解放、星6武器や聖遺物等が開放されない限り足踏みなので一向に差が縮まらないという事もないでしょう。
主たる情報源になるYouTube動画を見て「課金してガチャを引き、全キャラ揃える、6凸まで開放する」「○○というキャラが最強、☓☓という武器を使うべき!!」みたいな話に乗ってしまうと「キャラを育成を “時短” してもやることがどんどんなくなっていく」可能性があると思います。
始めて1ヶ月半で “既に” 育成は落ち着いてきた
私もやる事が落ち着いてきました。初めて1ヶ月半程ですが、ガチャ要素 (武器やキャラの凸) を重視しないなら(現状での) 育成の限界が少し見えてきた感じです。
まもなくレベル45ですし、聖遺物厳選等をしていけば良いのでしょうが「アイテム揃えるためだけの周回は単なる作業」ですね。マルチもしないし、最強レベルのダンジョンを制覇したい訳でもないです。(大変そう。。)
こんな調子で進んでいるので、半年後、1年後に継続してやっているかは現状では全く分からないゲームです。ただ、ゲームソフトを購入する訳ではないし、課金にハマる訳ではないならスマホでソシャゲをやろうとするよりだいぶ健全だと思います。
物理的な制限を利用し、限られた時間で楽しくやれば良いのでは?
『原神』では頻繁にイベントや新ストーリー等を開放しており、12月か年明けには新マップを含む1.2が公開されるのではないかと言われています。
イベントが開催される場合、キャラが育っていないと参加できない、特典を十分得られないのではないかという事がありますが『原神』のイベントは参加レベルが選べる事が多いので「もらえる内容に差は出るけど参加できない、全く通用しないといった事は少ない」と思います。
今から始めても全く問題ないし、ドラクエ10と違い、パーティを組んだりしなければフィールドに居るキャラは自分だけです。最先端に追いつかなければ行けないという事もありません。
樹脂の回復上限が160なので日々消費しないと勿体ないとか、日々「日課で○○をすべきだ」みたいな話がありますが、「やらないとダメ」系はドラクエ10で散々だったのでイベント等に合わせて気が向いた時に続きをやる位で良いと思います。誰かと競争する意味も薄いですからね。
ネットでマルチ (他プレーヤーと一緒に戦う) の状況を見ても、普段一人でやらざるを得ない、周りに他キャラが居ない状況なので、強さやステータスの足並みが揃わない事が多いようですし、「イベント以外マルチややらない」という方も多いようです。
繰り返しますが最強に近づいたらやることがなくなりそうです。時短しても更にやることが減っていくだけ。サブキャラ育成? メンドくさいですよ。
無理に樹脂を確保して時短しなければ「プレー時間を制限できる」という効果もあります。
敵を倒せば倒すほどキャラを強化できるなら徹夜でやったり、1日何十時間なんて事が起きたりしますが「物理的にろくなプレーができなくなる」のは大きいでしょう。我慢できなくなって課金しないようにしたいですけどね。
参考にしているYouTube配信者さん
前述したようにYouTubeにおけるゲーム配信者さんの多くは、何十万円と課金しプレーされています。ゲームの最先端で頂点の情報を見せるのが人気、再生数、収益に繋がりますからね。「○○というキャラは6凸必須。☓☓という☆5武器、△△という装備にすべき。ほら10万ダメージ」みたいな動画に影響され「やっぱり課金必須?」と思ってしまいます。
また、「最強キャラを見せよう」と思っていなくても、既に最大限育成した状態での説明、動画は「課金しても月数千円」レベルの多くの利用者とは乖離していますし、「○○キャラは6凸した方が良いですか? ☆5の△△武器を入手しないとダメですか?」といったコメントが付いたりします。
配信者さんにも人気があり、多い人は10万再生、少ない人は数十再生。再生数の多い、割と知られた方でも「ウソつけ、○○キャラは☓☓だろ。このエアプ (エアプレー、実際に使っていないの意味)」といったコメントが付いて荒れたりもします。
ライブ配信等を見ていても、態度や口調の悪い配信者の方も一定数居られますね。
その上で私が参考にさせていただいている配信者さんはSomenさん、次点でマグロヘッドさんのお二人です。
- YouTubeチャンネル: Somen Channel
- YouTubeチャンネル:マグロヘッド
Somenさんは原神のゲームシステムの仕組みについて具体的に調べて説明する動画を多く上げておられます。(攻撃力と敵の耐性、ダメージとの関係はこういう計算式になっています。こういう計算による優先すべき能力要素が分かります等) 週に数回、プレー動画のライブ配信もやられており、チャットで質問に丁寧に答えて居られます。原神動画における良心という感じ。
マグロヘッドさんは他にも多い「このキャラ使ってみた」タイプでSomenさんほど情報の重みはないですが「凸無し。無課金でもこういうキャラの使い方ができます」といった動画を多くあげて居られるので “普通の” 利用者には良い入り口になります。
Somenさんとマグロヘッドさんは、適宜、良い情報を発信されている印象です。(公開優先で情報列記なだけの動画、中身の薄い動画を上げる方も多い。お二人は間違っていた場合、削除。修正されたり、次の動画で謝罪したりされますね)
後、参考にはしづらいのですが、Fields Foodさんのチャンネル。元々知名度のないシューティングゲームを紹介される動画の作りが面白いのですが、原神では「3秒でダンジョンクリア」「一撃50万ダメージ」のような “尖がり過ぎ” な趣味動画を上げて居られて見ているだけで楽しいです。
- YouTubeチャンネル: Fields Food
因みに環境について
メインでやっているのはデスクトップPC、Ryzen7 1700、メモリ16GB、GTX1050Ti。
FHDで使用。最高画質にしなければ問題なく動きます。
PS4コントローラーを接続して使っていましたが、戦闘中等に頻繁に認識しなくなる事があって試しにケーブルを高機能なものに交換したら収まりました。(戦闘中にUSBケーブルを何回も抜き差ししたり) それでもコントローラーを置いた時等に認識しなくなる事があります。PS4で使う分には問題ないのですがPS4はUSB2.0、PCはUSB3.0で違い、信号のやり取り、タイムアウト管理がPCの方がシビアなのかもしれません。
追記: PS4コントローラーは無線でも使うために「ケーブルが着脱可能」な仕様ですが、有線で原神をプレー中、コントローラーを置いた衝撃位で接続が切れる事がよくあります。PS4では問題ないのでPCのUSB端子における信号のタイミングが違う等あるのでしょう。製品を選ぶのが難しいですが、XBOX用等の互換コントローラー等「コントローラー本体とケーブルが “直付け” の物」を使う方がストレスがないかもしれません。(PS4をお持ちなら1度使ってみて問題ないか確認してみる)
『原神』を始める際、ビデオカードを買い換える必要があるかと思っていましたが問題なく使えてよかったです。(買い替えだと安くても3~4万コースです)
サブのノートは8th i5、Intel内蔵ビデオ、メモリ16GB。
サービス開始当初はすぐフリーズしてしまっていましたが、1.1リリーズ前後から安定になりました。ただし、画質関係は『最低』に近くしてあります。戦闘中に敵キャラが多くなってくると動作が怪しくなります。フィールド探索位ならという感じ。
スマホはスナドラ835、4GB。
ロードに時間はかかりますが問題なく動きます。ただ、画面が小さいので外出先で残り樹脂等の確認をする位でしか使いません。
コントローラーを持っているので分かるようにPS4は持っていますが『原神』では使っていません。ドラクエ10でもそうでしたが『原神』でもPS4だけ別扱いで作成したキャラをPC、スマホで使えない。PS5も出ようとって今の時期にPCではなくPS4でというのは選択しづらいです。
後、Nintendo Switchでリリース予定となっていますがスペックが高くないSwitchでまともに動くのか疑問です。『BotW』はSwitchで動いていた訳ですから開発時の前提機種ではあったのでしょうが、マルチプラットフォーム化した事、『BotW』と『原神』では使っているゲームエンジンが違う (BotWは神がかり的な使い方であのゲームを実現させたらしい) 等、現在もリリース予定が全く出ていない事でもまとなレベルで動いていないのかもしれません。
結果、現状ではビデオカードがそれなりに性能が出せるPCを使うのが最もストレスなく使えると思います。ノートはゲームPC等とうたっているもの以外は快適ではないでしょう。
PCやスマホでやる必要がないならPS4という選択もアリです。PS4用のゲームを遊んでいる感じになりますね。ただし、PS4は読み込みがPCやスマホより「圧倒的に遅い」ようなのでPS4はSSDに交換した状態か、PS5でプレーするのが良いかもしれません。PS5はPCやスマホより “少し” 遅い位の読み込み待ち時間で済んでいるようです。(SSD交換済PS4でも明確に差がある)
PS4、Xboxコントローラー以外の選択肢 (LOGICOOL F310r)
PCでPS4コントローラーを使っていましたが動作がおかしいボタンが出てきたので他のコントローラーを使う事にしました。Xboxコントローラーを試したくて、まず互換品を検討したのですが「耐久性が無い」「当たり外れが大きい」という評判ばかり。
結果、以前に使ったことがあるLOGICOOL F310rを試してみることにしました。この製品はXboxコントローラー互換として動作します。ボタン配置も同じ。背面に切り替えスイッチがありますが特別な事をせずPCに接続するだけで使えました。
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結果的に「問題なく使える」のを確認しました。
ただし、左方向ボタンが「上下左右で別れておらず、円盤の上下左右を押すとスイッチが入る」感じなので操作中の反応がイマイチで戦闘時のキャラ切り替え等でもたつく感じがあるのと、
コントローラー上部の左右にあるLT, LB、RT, RBボタンが “カチャカチャ”で操作に引っかかって反応しない (キャラが反応しなくて再度押すまで地蔵状態) 事がありますね。原神ではこれらのボタンも多用します。
でも、PS4コントローラーに比べての話で2,000円しない製品でこれだけ使えれば十分という気もします。部品が消耗していくのか、段々全体的な反応も悪くなってきた気もしますが、半年程使っても問題なく動作しています。
使ってみないと分からないXbox互換品よりも「まだ確実」かもしれません。(でもMS製は使ってみたい)
物理キャラを使う場合の考え方例
原神では武器強化用素材としてフィールドに出る鉱石を取る必要があり、元素スキル以外で鉱石を割るために両手剣キャラは欠かせません。また、戦闘に慣れない内は「とりあえず物理で殴る」は手っ取り早い戦い方であり、普段使わなくても両手剣キャラは育てておいて損はないと思います。(シールド張れて回復も出来、防御力が攻撃力に生かせるノエル。物理番長のレザー等)
ただ、元素スキルと絡めた攻撃が主となる片手剣キャラと違い、両手剣キャラは「剣が届く間合いに居る」必要があり、原神で登場する敵キャラの動作がこれを難しくします。
本来は、対敵キャラに対し優位性が出る、元素付与を使ったパーティの力で戦いたい所ですが「とりあえず物理で殴る」両手剣キャラを使う場合は戦う上での注意したい要素があります。
0. まず、物理の限界を理解する
私はRPGなら魔法職より戦士を選ぶ位で物理攻撃は基本好きです。ただ、「原神で物理が不利」な点を理解しておかないと本来得られる結果が得られない事を気づけないまま (キャラを育成してても秘境がクリアできない) という事になります。
シンプルな物理攻撃 (片手剣、両手剣で殴る、弓で射る等) が弱い点としては
- 複数の敵に同時にダメージを与えづらい
- キャラ + 武器の攻撃力合計が与えられるダメージの上限になる
等があるでしょうか。
世界ランクが上がってくると「雑魚キャラすらHPが数万」になります。物理攻撃で出せるダメージが “1万” だったら「1体あたり数回殴らないと倒せない」です。敵は同じで強くなっている訳ではないですが、HPが増えた事でいわゆる『敵が硬い』状態になる訳です。
ボスを含めて複数体敵キャラが現れた場合、1体ずつしか攻撃できず、且つ1体倒すのに時間がかかる。
結果、残った敵キャラの攻撃を受ける機会、時間を生み、物理攻撃に拘る余り、回復やシールドにキャラ枠を割かなくてなならないという事に繋がります。(敵キャラはHP1でも攻撃力は変わらない。敵キャラが残る程、自キャラのダメージは増える。回復もシールドも追いつかなくなるといった事が起こります)
「開始数秒で倒す」的な競争が良いとは言いませんが「攻撃を受ける前に倒してしまう」は有力な戦略であり、そのためには「キャラ毎の属性をうまく掛け合わせて、大きなダメージを同時に複敵キャラに発生させて倒す。そのためには敵属性に合わせてうまくチーム編成できるキャラ育成をしておく」事が重要になる。精神衛生によい。よりゲームを楽しむために大切ですね。
例えば、原神では元素反応を起こすきっかけになるサポートキャラ (ベネットや行秋、モナ、フィッシュル等)はどのチーム編成にでも入れる、育成が重要なキャラになってきますね。彼らを入れれば物理キャラでも攻撃に属性や反応を加える事が出来てきますから。
では、 両手剣キャラを使う際に注意したい点の続きです。
1. 攻撃すると敵キャラは近接武器では届かない範囲まで後退していく。
離れた位置から再び接近してくるが「徐々に近づく」だったりで近接武器が届く範囲に入る前に他の遠距離攻撃方法を持つ敵キャラに攻撃されてしまう。(ナイフを投げる、岩を投げる等)

2. 後退した敵に接近していくと囲まれやすくなる。
自キャラの成長に合わせてか、初期より出現する敵キャラの数が増え、且つ、周囲を囲まれる事も増えた。下がっていった敵キャラに攻撃しようと距離を詰めると周囲に居る他敵キャラに囲まれてしまいやすくなる。

3. 元素爆発を放つと放射線状に離れてしまう。
属性付与と共に周囲の敵に一気にダメージを与えらえる元素爆発だが、周囲に居る敵キャラは自キャラから放射線状に吹っ飛ぶ (+攻撃による後退)。

1.とも関連するが吹っ飛んだ、後退した敵キャラは周囲にある崖や岩、建造物に乗り上げたり、崖から落ちてひっかかる。自分からは攻撃できない位置に居るのに敵キャラは攻撃手段を持っていたりする。(全敵キャラのせん滅が達成条件の場合にも面倒)
4. 常に敵グループの外側に回り込み、広い所で背後に敵キャラが居ない状態で戦う。
敵キャラが吹っ飛ぶ、後退する事を前提に常に敵キャラの背後に回り込み、自分の正面だけに敵キャラが居り、背後にはいない状態を作る。
また、狭い場所は壁等を背にした状態で戦うと複数敵キャラの攻撃で追い込まれてしまう事がある。原神の仕様で「狭い場所に入るとカメラ視野が超短距離に変わり周囲の様子が確認できなくなる」ので両手剣に限らず、狭い場所、周囲をオブジェクトに囲まれたような所では戦わない。回り込みを利用して自キャラと敵キャラの位置関係をコントロールしながら戦う方が武断だと思う。

後、両手剣の物理キャラでも元素爆発による属性付与、攻撃力UPは馬鹿にならないので、他3キャラ含めて「元素爆発を使ってからチャージタイムが何秒あるかか」を把握しながら戦うと「元素爆発を打とうとしたけどどのキャラもチャージが終わっていない」という切り替え時間の無駄を減らせる。秘境等で「チャージ時間が遅くなる」足かせもあるから余計に大事。
2021年4月追記: 無課金、微課金。育成は何を優先するか?
微課金、無課金状態でサービス開始時から続けています。
主人公を除くと手持ちキャラは、魈、ウェンティ、刻晴、七七、モナ、タルタリヤ、アルベド、鍾離、スクロース、北斗、フィッシュル、レザー、リサ、香菱、ベネット、アンバー、辛炎、重雲、ガイア、ディオナ、行秋、バーバラ、凝光、ノエルの24体。無いのは、クレー、ディルック、胡桃、甘雨、(エウルア)、煙緋、ロサリア。手持ちキャラは、ガイア、リサが50。北斗、重雲が20以外は全て70突破 or 80突破までレベルを上げています。
本文でも述べましたが、キャラの強化は、1. キャラのレベルUP、2. 武器選択・武器強化、3.天賦強化、4.キャラの凸 (ガチャで同じキャラを引くと強化できる)、 5. 聖遺物選択・聖遺物強化 があり、加えてパーティ編成により元素効果を連動させたり、バフ効果をパーティ内で共有したりして「パーティ構成で敵キャラに勝ちやすくする」要素もあります。
原神内での活動、キャラ育成等に関係する活動スタミナ値 (ボスに挑む、秘境に調整すると減る) である『樹脂』は「時間で回復」「アイテムで回復」の2つで回復しますが基本「時間で回復」です。ゲーム出来る時間も無限ではないでしょう。「育成キャラを絞るべき」と言われるのは、育成するための素材やモラ(お金)が樹脂消費に絡んで来るため「1日に入手できる育成リソースには限りがあります。今日はどのキャラ向けのどの素材を入手しますか?」という選択を日々行う必要があるからです。
日々、日課やイベント等で『原石』が入手でき、原石は樹脂の回復に使えます。私のキャラ数が多いのは日々溜まる原石を樹脂には変えずガチャで消費しているからです。「日に1回は原石を樹脂に使え。その方が効果は高い」と言われますが時間回復の樹脂を消費するだけで大変な。キャラ数を増やしたい訳ではいですが「4.キャラの凸」やパーティ効果も狙いやすくなるので私はこうしています。
まず、大事な点は「1. キャラのレベルUP、2. 武器強化、3.天賦強化」はやればやるだけプラスになるという事。どんなにキャラ数が多くても「樹脂回復に要する時間さえかければ、いずれ全て上限に到達する」という事です。(だから課金して時間を買うのは良し悪し)
逆に「5. 聖遺物選択・聖遺物強化」は完全に “運”です。ネットで見る「このキャラが最強。武器はこれ、聖遺物はこれ。聖遺物のオプションはこれ」という話を参考にしていると確実に強化できる部分のリソースを運任せな部分に消費してしまう事になります。
レベル要素は上げる程、消費リソースが増えるので「90まで上げるのは勿体ない」と言われますが「キャラレベル、天賦強化」は手持ちリソース (樹脂回復) を考えてこまめに上げていった方が良いですし、アタッカーキャラなら「武器強化」も普通に効果があります。(新武器が出てくるから『定番』か『有用鍛冶屋武器』を抑えてキャラ育成を優先?)
聖遺物はセット効果、キャラ適正にあったメインオプションを揃え、サブオプションまで気にしていたら2ヶ月経ってもキャラ適正セットすら揃わないみたいな事が起こります。私は星4でも「会心率、会心ダメージ」「●●属性ダメージ」なんかは一応キープしていますね。
後、パーティ構成で元素効果を絡めて攻撃できる練習を普通にした方が良いです。最近は「シールド張れるキャラ」が前提で「シールド維持して、敵攻撃を無視して殴り続ける」みたいな戦い方に慣れてしまいます。運営も「数で囲ってシールドを壊す」みたいな敵設定に。本来は「距離を取り、ウェンティで集めて、他キャラで属性付加」等が原神本来の面白さでしょう。
2021年11月追記: 直近では胡桃、トーマが追加。現状のキャラレベル等
雷電将軍PUはすり抜けでジン団長が来てしまい、珊瑚宮心海をスルーして復刻の胡桃を引きました。同時にトーマが追加。聖遺物厳選で秘境を回るのが楽しくないので、イベントで得られる経験値本とモラ、紀行課金を使ってキャラレベル、天賦レベルをメインに上げています。
ウェンティとジン団長はレベル90に。「必要ない。資源が勿体ない」と言われるけど多くのキャラを80突破にしています。戦闘下手だからキャラの体力強化。

もう稲妻、イベント、螺旋と物理頼りだと全然倒せないので、サポートキャラを絡めたパーティで元素反応を使う練習をしています。ベネット、行秋を持っていたこと。煙緋を引けたことが良いきっかけになった感じです。胡桃もそうですね。
天賦は上げていくと必要モラが半端なくなってくるので徐々に上げています。
やっぱり、運頼みの聖遺物厳選周回より、使えば必ずプラスになる経験値本、天賦本、(合わせて必要なモラ) を取る方が自分の性格には合っています。
もちろん聖遺物秘境を回らないと聖遺物強化に使う『餌』聖遺物が足りない。(フィールドで拾える聖遺物はレベル10超えると効果が低すぎる) 「絶縁」しめ縄」秘境を回る方が多いでしょうが、翠緑4セット、火魔女4セットが星4込みだったりするので気が向いたときにこれら行っています。(まともなのは出ませんけどね。この点、ボスが落とす剣闘士のOPが以前より少し良くなっているのが腹が立つ)
精鋭魔物のボス (急凍樹、無相の氷、エンシェントヴィシャップ・岩 等) は対象キャラがレベル80突破したら行かなくなるから新キャラに合わせてどんどん追加されていくのが空しい。恒常からくり陣形 – 神里綾華のみ、無相の水 – 珊瑚宮心海のみとか。2.3でまた増える。初期ボスとか新しいステージ追加して行く理由を作れば良いと思う。