テニスで何を着る? テニスウェアを買う意味が一層薄れてきた (テニス)

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テニス

色んなメーカーから出ている “テニスウェア”

テニス用品メーカーはたくさんあります。

ウィルソン、ヘッド、バボラ、ダンロップ(スリクソン)、ヨネックス、プリンス等のラケットメーカー、ナイキやアディダスなどの大手ブランド、フィラ、エッセ、ルコックスポルティフ、ディアドラ等のスポーツブランド等、それぞれが『テニスウェア』という括りで商品を出し続けています。

因みにTennis Apparel (アパレル) と言うとその商品・服単体、Tennis wearと言うと「人が来ている状態を想定した」表現といった印象です。海外サイトで “商品” を探したいなら前者の方が良いかもしれません。

tennis wear

テニスをする際、それらブランドの商品を使用する方は多いでしょう。

「テニスをやるならテニスウェア」という感じですし、テニス用ですから機能性も問題ない、(組み合わせ次第ですが) 統一感も出しやすそうです。

こだわりから全身、同一ブランド、同一のセットアップで揃える方も居ますし、頻繁にウェアを新調される女性もよく見かけます。ellesseやFILAのウェアは素敵ですよね。

 
 
 
 
 
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練習ならテニスウェアでなくても構わない

テニスというスポーツの特性上「テニスウェアでなければテニスができない」という訳ではありませんね。

出場する大会の規定上、適合する服装を使用しなくてはならないケースはありますが「専用のウェアを着用しないと出来ないスポーツ・競技・武道」でもありません。

フェンシング 柔道

※シューズはそのサーフェス用のものを使用したいですね。わざわざ『けがをするリスク』を抱えてプレイする必要もないですし、「その瞬間に自分の最高のパフォーマンスを出す気がない」ように感じます。(シューレース (靴ひも) を締め直さず脱いだり履いたりするのも) 自分は構わなくても使用しているコートを痛める可能性もあります。

練習であれば、それこそ安価なTシャツ・短パンでも良い訳です。

tennis

恐らくですが、海外の方の方がその辺りのこだわりが薄いと思います。半袖・短パンの外国人観光客の方は皆、印象にありますね。「形から入る」「きちんと道具を揃えてから始めたい」「こういう時はこういう格好でないと」等は日本人に強い意識でしょう。

スポーツクラブ (ジム)、それに付随するテニススクールだと『ユニクロスポーツウェア』な方も見ますが、商品を見ると「とにかくゆるゆるブカブカなシルエットになる」作りに感じます。シャツは肩のラインがズレ落ちたり、おなか回りがブカブカだったりでシルエットに締まりがなくなる (ドン臭そうな印象になるのはこの辺りも関係)。パンツは普段LでもSとか試してみる。腰部がゴム入りなので「普通に入れば使用に問題はない」かも。タイトな方がシャツが緩くても全体のバランスは取れやすい気がします。

それでも、テニスを続ける以上、ストリングス(ガット)を張り替えるために定期的にテニスショップ、スポーツショップ等を訪れる機会があり、そこにはテニスウェアも並んでいます。

tennis wear

我々は、テニスをする際、何を着るべきかという事をあまり考えずに買える、買いやすい環境にあるのは間違いないだと思います。

ラケットを売る、シューズを売る、ストリングスの張替えを請け負うだけでは困りますからそういう店づくり、商品展示をしてきているという事もあるでしょう。

何を着るかはその人が決めたら良い

今回は「テニススクール等でレッスンを受ける場合等にテニスウェアを着た方が良いのか?」とい事を考えたいのですが、理由としてあり得る

1. ブランド等にこだわりがある (〇〇選手と同じウェアが来たい、××しか着たくない)

2. 外見から “いかにも” という感じにしたい (とにかくかわいいスポーティなウェアが良い) 

3. コーディネートに自信がない (周りの方が全身コーデばかりで同じようにしたい)

は除きます。

tennis wear tennis shoes

テニスウェアは総じて「価格が安い」とは言えません。

セールでまとめ買い専門という方も少なくないでしょう。

今回考えたいのは主に機能面に関する部分です。

規定のある大会に出る訳ではない、普段の練習で着るウェアならテニスウェア以外でも問題でしょう。実際、サッカーチームや野球チームのレプリカユニフォームでレッスンを受けている方も見かけますね。

敢えてテニスウェアを選ぶでも敢えてテニスウェアを選ばないでも、テニスウェアがどういう機能性を持っているかを知っておくのは意味があるのかなと思います。

なお、たくさんあるメーカーのテニスウェア、その多くを試した事がある訳ではありません。私が使った事があるものを基準に「多分、こういう事なんだろう」というお話になります。あらかじめご理解ください。お願いいたします。

テニスウェアの機能性

デザインを除き、テニスウェアに求められる要素としては、第一に『発汗に対する性能』だと思います。

NIKEならDri-FIT、AdidasならCLIMACOOL、CLIMALITEがそれに該当するでしょうか。

NIKE DRI-FITとは?

Nike Dri-FITテクノロジーは、さらりとした状態をキープする画期的なポリエステル素材です。長時間激しいプレーをしても快適な着用感が続きます。Dri-FITには独自の高性能マイクロファイバー構造を採用し、自然な体温調節をサポート。汗を逃がしてウェアの表面に均一に分散させるので、すばやく蒸発させます。
Dri-FITのウェアは、インナーとして着ても1枚だけで着ても効果を発揮します。直接肌と接することで、さらりとした状態をキープできます。また、Dri-FITの速乾性は永久的に持続するので、
安心して、思いきり汗をかいてください。

「CLIMACOOL(クライマクール)」とは何ですか。

ウェアやシューズ内部に風を呼び込んで、肌と生地素材の間の熱や蒸れを取り除くテクノロジーが、「CLIMACOOL(クライマクール)」です。
換気(ベンチレーション)効果で快適さを保つことで、疲労とパフォーマンスの低下を防ぎ、ベストパフォーマンスをサポートします。
使用素材には、吸汗性と速乾性に優れた機能を兼ね備えた素材を採用しております。

CLIMALITE

肌から汗を吸い取って、ドライで快適な状態を維持してくれる素材で、通気性がよく、汗や湿気を外に拡散する機能となっています。速乾性、吸汗性、透湿性を備えているので、汗を素早く吸収して外気に放散してくれます。

保温性やUVカットと長袖がなくなった件

他に上がられる要素が『保温性』『UVカット』等だと思いますが、まず、以前と比べてもテニスウェアとして販売される商品の中で“長袖のウェア” を殆ど見なくなったという事があります。

昨今の「機能性インナーやコンプレッションウェアを重ね着する」流れもあるでしょうし、キリオス選手、杉田選手のようにアームカバー・アームスリーブをするケースもありますね。

tennis wear compression wear

試合映像を見ても選手が着用するウェアはほぼ “半袖” です。

ATPやWTAの主要大会は “真冬の天候の中” で開催されるといった事がないので当然なのですが、選手と契約して着てもらっているメーカー側としても、ニーズとして小さい、数が売れない長袖を毎年用意するなら「重ね着するか、我慢して冬場でも半袖でプレイしてね」という方向性な気がします。

以前よりインドアコートも増えましたし、控え中や休憩中はウォームアップスーツやベンチコートを着るという方法もあります。冬場に外でテニスをされる方なら何かしら防寒対策はされるでしょうからね。

テニスウェアにも保温性 (adidasならCLIMAHEATとか)、UVカットをうたった商品も見かけますがそれらはコンプレッションウェア等と組み合わせるような事を前提にしている印象はあります。

私は長袖のウェアの袖もまくって使うのが好きなのですが、長袖のテニスウェアが減り、その多くがロンTタイプで袖の絞りがないタイプで個人的に使いづらい事などから、長袖はバレーボール用を使用しています。アシックスやデサント等なので使用に問題はないです。値段もお手頃ですし。(サッカー用は審判用とか袖にキャプテンマークつける帯があったりして向かないですね)

“機能” と “ブランド”

ここが今回の本題という感じですが、個人的には先にあげた外見に対する3つのこだわりがなければ

「テニスウェアを買う必要は薄い」

と思っています。

まぁそういう流れの進め方でしたよね。。

※「薄くなった」かもしれません。

『機能性ウェア』という選択肢

以下の写真は、以前購入させていただいた某テニスYouTuberさんのオリジナルTシャツです。

sports wear

(YouTubeからサブスクリプション(定期契約)型へ移行されたと聞きました。YouTubeチャンネルとは別にオンラインサロンをやられる所も多いので的外れでもないと思います。私は 「囲い込める」要素は提供できないですがね)

そしてこの1年ほど私が使用しているウェアのシリーズです。

t shirts

(これ、野球YouTuber トクサンTVさんのオリジナルTシャツの元になっている製品だと思います。でも、ファンの方はあのロゴやデザインが欲しくて買われるのだから売価は関係ないのですよね)

最初のオリジナルシャツはGlimmer (グリマー)というブランドの物、2番目の迷彩がUnited Athle (ユナイテッドアスレ) というブランドのウェアです。

 t-shirts

オリジナルTシャツ制作会社のサイトを見た事がある方ならご存じかもしれない結構名の知れた2ブランドです。(以下、他社ブランドの製品の元となるという意味で便宜的にベースブランドといった書き方をしています)

速乾・ドライをうたったシャツなのでどちらも生地がメッシュ状に織ってあります。

t-shirts t-shirts

透かして見ないと分からない位の密度の濃さなのでよくある「メッシュを着ている」感は全くないですよ。

この迷彩プリントは野球ユニフォーム等で最近利用の多い昇華転写プリント (印刷した特殊な紙を布地に当てて熱転写する方法、自由度が高く、いろんなデザイン、ロゴ入れが可能) 。洗濯等で落ちるといった事はありません。(テニスYouTuberさんのロゴは後入れなので生地より先に痛むでしょうが)

広い意味での入手性の悪さ

なぜ、私がAdidasやASICS、YONEXやWilson等のスポーツブランドのテニスウェアではなく、オリジナルプリントTシャツの元に使われるようなこれらブランドのTシャツを使っているかと言えば、

1. 入手性の高さ
2. 機能性が確実である

事からです。

私もサンプラスさんやエナンさんの影響でNIKEやAdidasのテニスウェアを着ている期間が長かったのですが、これらブランドのウェアは広い意味での入手性の悪さを感じます。

まず、TV等で選手達が来ているそのシーズンの新作ウェア。若干遅れて一般販売開始される訳ですが全てが店頭に並ぶ訳ではないし、一部だけ、特定のサイズだけという事も多いですね。入荷数も決まっているので売切れたらそれで終わりです。

また、同じメーカーでも1年毎に方向性が大きく変わり、生地や着心地、フィット感まで変わったりします。(NIKEはしっかり目の生地路線が急に “ピチピチフィット路線” に変わりました)

「着てみないと分からないのに試着する機会がない」

それがこういったブランドウェアの現状だと思います。

(昔なら国内ではまともに流通しない状態で特定店舗が独自ルートで仕入れた物を高くても買っていたり。一方、今は海外通販で1週間以内に届きますね。NIKEもAdidasも通販サイトを持っていますが商品写真も少なく「着てみないと生地感すら分からない」のは変わりません)

妥協案としてセール等でそのブランドのウェア (テニスウェアとは限らない) を買ってきて、なんとかそのシーズンの全身Adidasやら全身NIKEやらを維持する訳です。

機能性とブランドは関係ない (特に最近は)

上で上げた2つのブランドの機能性スポーツウェアですが、使ってみると

「驚くほど良く出来ている」事に驚かされる

のです。?

t-shirts t-shirts

比較して述べられるほど知っている訳ではありませんが、実際の所、

発汗に対する性能は、NIKEのDri-FIT、AdidasのCLIMACOOL、CLIMALITE等に匹敵する

と思います。

逆に言えば、それ以外のウェアの “機能性” に対して明確なブランド付けをしていない多くのメーカー、例えば「吸汗速乾」とか「UVカット」とか書いてあってもNIKEやAdidasのような特徴付けをしない所は

自社で生地から開発している、品質管理している訳ではなく、そういう機能を持つ生地メーカーの生地を使っているだけ

ように思えます。(NIKEならDri-FITを満たす性能がないと販売許可が出ないと思う)

速乾をうたっていても着てテニスをやっていると汗が身体の張り付く感じで差があったりするものです。そういう意味でもDri-FIT、CLIMACOOL、CLIMALITE辺りは凄いと思います。

後、良い意味で他と違うと感じるのはアンダーアーマーかな。

アシックスの長袖ウェアを使っていると書きましたが、実はこれ「GlimmerやUnited Athleのようなベースシャツにロゴを刺繍しただけ」と言っても良い位、そっくりな生地感です。

 

long sleve shirts

※「アシックスが..」という事ではありません。プーマやらデサントやら店頭に並んで居るウェアをよく観察しますが「同じベースメーカーのウェアを使っているの??」と思うほど似ています。アシックスも陸上用だとまた企画の流れが違ってくるのでしょう。

そういう意味では学生テニスに強い (国内でシェアがある) YONEXさんとはきちんとやっている方だと思います。

あ、因みに上のGlimmerやUnited Athleのシャツはベトナム製ですよ。スポーツブランドのシャツでもベトナム製はよく見ますよね、

後、値段は1着1,000円前後です。(無地はその半額とか)

4.1oz、4.4oz (重さで生地の厚みを表す) 辺りなので適度な厚みもあります。

書いた通り、1年以上継続的に使えています。テニスは週2~3回とか。毎回着ます。

ネットに入れて洗濯し、自然乾燥で干していますが生地も全く傷みません。

丈夫ですし、軽く、使いやすいです。

リストバンドの例

下の写真、6個入り1,080円のリストバンドです。

wrist band wrist band

テニスショップに並ぶようなブランド品なら1~2個入りで1,000円超ですよね。

wrist band

タオル生地で若干厚みがありますが全く遜色ないです。

まぁ、タオルやリストバンドのような製品こそ昔から「ベースメーカー品にロゴを入れるだけ」な部類でしょうから当然とも言えます。

※最近は100筋でも見かけますがそれらはちょっと質が落ちる気がします。

タオルも同様ですね。スポーツブランドのタオルに3,000円とかかける意味は「ブランドロゴが付いている」しかないでしょう。なんかタオルは高いんですよね。それほど高性能だとも思えないのに。

テニスウェアを買う意味が “一層” 薄れている

現在は各スポーツともファッション性を意識した製品作りをしており、陸上の流行がテニスを始めとした他スポーツに反映されるような流れ(アシックスがテニスシューズの一大勢力に)もあります。テニスウェアだから「襟付きのポロシャツが基本」って時代でもありません。

コストダウンの流れと “世界の製品産地” が変わっていく中、昔のような

「テニスをするならテニスウェア、機能性やデザインも他に選択肢はない」
「各スポーツブランドのテニスウェアを着るのがコート上でのステータス」

という事もないと思います。

昔から続く

1. ブランド等にこだわりがある (〇〇選手と同じウェアが来たい、××しか着たくない)
2. 外見から “いかにも” という感じにしたい (とにかくかわいいスポーティなウェアが良い)
3. コーディネートに自信がない (周りの方が全身コーデばかりで同じようにしたい)

といった拘りさえなければ

「テニスに限らず色んな選択肢の中からウェアを選ぶ方が時代の流れにも合っている」

とも思います。

メーカーとしては選手にウェアを着せてブランドイメージを高める、消費者の興味を引く戦略を続けているし、「選手が使用している製品を使いたい」ニーズも変わらず続いていくでしょう。(ラケットはほぼ「〇〇選手モデル」な理由でしか選ばれないですからね)

racket tennis wear

ソックスがテニス用でなくても別に問題は無いし、コンプレッションウェア等、どのスポーツでも使える前提でテニス用等、わざわざ用意しないケースも少なくありません。

(下に着ていても「それはテニスウェアじゃない」と文句を言う人も居ない)

先ほどのタオルもその典型ですね。

昔は「テニスウェア以外を着ている」という自覚、後ろめたさみたいなものを感じつつテニスをしていました。(周りが皆、全身揃えていたりするから)

今は、他スポーツでの流行もありますし、普段着にスポーツウェアを組み込むような流れもあります。

我々は気づかない内に「常識や許容の度合が塗り替えられてきている」のだと思います。

スポーツをする訳ですから「綿シャツに短パン、靴もスニーカーで良い??」なんて訳にはいきませんがせっかく時代が変化してきているのですから (自粛・自宅待機でコートでテニスをやれないこの時期でもありますし) 「テニスウェア一辺倒」或いは「ユニクロのスポーツウェアでいいや」等とは違う、いろんな選択肢を考えてみてはどうかと思います。

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