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脱力か? 力を込めるのか? それはボレー、サーブ、ストロークで違ってくる (テニス)

volley

鈴木貴男選手のボレーレッスン

ご覧になっている方も多いかもしれないテニスの拳チャンネルさんで最近公開された鈴木貴男選手のボレーレッスンの動画です。

「ボレーは打つ瞬間にギュッと握るというよりも、構えている段階からお腹にも全身にももっと力を入れてラケットが無駄に大きく動いてしまう “遊ぶ” 状態にならない方が良いと思う。力が抜けた状態でボールを打ちたくなると大振りになり、ラケット先端の動きが大きくなるほど打ち方がおかしくなってしまう。」といったご説明です。

これをヒントにして、最近考えていた事が急に「腑に落ちた」感じがしました。

感覚は人それぞれ違い、他人の感覚を把握する事ができない事から、割と曖昧にしたままでなんとなく皆分かった気になっているであろう、割と言葉だけで言われているだけなのであろう

「ボールを打つ際に脱力するのか、力を入れるのか」

という話です。

スイング中の筋力変化を測定したりといった科学的検証に基づく話ではなく、私自身、専門家でもコーチでもないので、思いつきの話である旨は予めご理解ください。

ボールを飛ばし回転をかけるエネルギーは2通り

ボールを飛ばす回転をかけるためのエネルギーはおおまかには

1) 速度を持って飛んでくるボールのエネルギーを反発させる
2) 自ら加速させたラケットのエネルギーをボールに伝える

の2つです。

時間の無い中、飛ばす距離が長くない、遠くまで飛ばす必要が少ないボレーは1のボールの持つエネルギーを重視したショット。

自らトスしたほぼ速度ゼロのボールを打つサーブは2のラケットのエネルギーで打つショット。

ストロークは打つ位置と状況により、1と2を組み合わる、割合を変えて打つショット。

と言えるでしょう。

ボールやラケットが持つ運動エネルギーの大きさは

『1/2 x 重量 x 速度 ^2 (2乗)』

で表されます。

打つボール、手に持つラケットの重量は固定ですから、インパクト前後のボール速度、ラケット速度が速いほどそれらが持つ運動エネルギーは大きいと考えられます。

ボールのエネルギーを反発させるということ

ストロークでも当てはまるのですが、分かりやすいようにボレーを例にして書きます。

インパクト点の強さ

自ら積極的にスイングをせず相手が打ったボールが持つエネルギーを反発させる事で飛ばすボレーにおいて重要なのは「ラケット面上でボールと接触する “インパクト点” の強さ」です。

ラケット面とボール

※”インパクト点” という表現が良いのか分かりませんが、良く言われる「ラケット面の強さ」と同時に「ラケット面上のボールが当たっている箇所」も平行的に考えたいです。

ボールを打つ際に持つのはラケットのグリップ部分だけです。両手でラケットを両端から掴む訳ではなく、ラケットの一方の端だけを持つ訳ですから持ち方、支え方を工夫しないとボールが当たった際に「グラグラ」するのは予想がつきますね。

手や腕の力だけでボールに当たった際のラケットを支えるのは難しいので、身体や両足の力を組み合わせて使うことになります。

ボールの打ち方関係なく「押し支える」と言えばこういった体勢を思いつきます。

足と身体で押し支える姿勢

ラケットを握る際、腕とラケットが一直線になる「手首が伸びた状態」になるより、

手首が伸びた状態でラケットを持つ

差し出されたラケットをそのまま握った状態「前腕とラケットに角度がある状態」になる方が手や腕に無駄な緊張感もなく、”楽” だし、操作もしやすいです。『自然な状態』と言えるでしょうか。

自然な状態でラケットを持つ

ただ、例え両手で持っても、

ラケット面をボールが進む軌道の “真後ろ・反対側” から押し支えられる体勢、姿勢でないとボールのエネルギーに負けてしまう

のは想像できます。

ボールのエネルギーを支えづらい体勢

教わる打ち方の “形” は例を示しているに過ぎない

「ボールが飛び回転がかかるのは物理現象でしかない」

ですから、

インパクト時に一定方向にエネルギーが加わればボールはその方向に飛んでいく

のです。

我々が教わる “形” としてのボールの打ち方は一例を示しいてるのに過ぎず、極端に言えば「逆立ちをしながら打ってもボールは打てる」訳です。

プロ選手を見れば、その時の状況を踏まえて、身体の各機能を使い、色んな体勢、姿勢で自分が目指す目的に合うラケット面の向き、強さ(強いだけでなく加減)を確保しようとします。

教わる際、皆「これが正しい打ち方です」と示して欲しいでしょうが、

実質的に「打ち方に正解はない」

と考えます。

「逆立ちしながら打つよりも安定的で、確率高く打てる姿勢や体勢、身体の使い方があるよ」というだけ

でしょう。

(例として示す教え方がなければ各自がゼロから打ち方を考える事になり、”適当とは言いづらい” 打ち方の人ばかりになってしまうでしょう。怪我する方も出そうです。否定しているのではなく、こういった理解 “も” 持って教わりたいということです。)

プロ選手を見ても皆打ち方が違います。唯一でないにしても『正解の打ち方』があるなら、トッププロですら全員少しずつ間違えている事になりますし、それを「その打ち方は間違いだ」と指摘できる人が世界に何人居るでしょうか。少なくとも我々が行う理由がありません。

また、プロ選手が見せるこういった打ち方を見て「その打ち方は間違いだ」と単純に述べる方も居ないでしょう。

ボールを反発させるのに適した姿勢や体勢

さて、これが正解というものは無いにしても、インパクト時におけるラケット面、インパクト点を目的に合う状況、方向・面の強さ(反発させる加減)に維持する必要はあります。

そうでないと「ボールの勢いに負けてしまう」「思うように打てない」「ボールのエネルギーを制御しきれずネットやアウト」といった事が起こります。

フォアボレーを打つ際、踏み込みながら (右利きなら左足が前) 打つ選択もあるし、

踏み込みがない状態で打つ選択もあります。

打つ “形” は選択肢を示す例に過ぎず、ラケット面、インパクト点を目的に合うように支えられる、コントロールできる姿勢、体勢を取る判断をその場の状況で行う事です。

逆に何千通りとありそうな少しずつ違うパターンを全部覚えようとする方が無理そうです。

だから「ミドルボレーの打ち方のまましゃがみこんでローボレーを打つ」といった方が居ます。それが間違いという事ではありませんがもっと確率高く返球、コントロールできるやり方はありそうです。「多くのやり方を覚えても咄嗟に使えるのは1つか2つ位だ」という事。

ラケット面、インパクト点を重視して身体の使い方はその場に応じて使い分ける事と 形” で打ち方を決めてしまう事の違いといった感じです。

さて、いずれにしても自ら積極的にスイングをせず、ボールも持つエネルギーを反発させて打つボレーにおいてはインパクト時のラケット面、インパクト点を想定通りの状態にするための体勢、姿勢、身体の使い方が必要です。

腕だけでは難しいですから、

ボールのエネルギーを支えづらい体勢

両足の力、身体の力を組みあせて十分な状態を作っていく事になります。

ボレーのインパクト

「力む」といった緊張状態と違うのは分かるでしょうが「ボールのエネルギーを押し支える」と考えれば、

『脱力』という話、身体をリラックさせるという話とは「イメージが結びつかない」

ですよね。

足と身体で押し支える姿勢

そこで出てくるのが鈴木貴男選手の言われる

「構えの状態からお腹や身体にそれなりの力を込めた状態にしておく方が良い」

という事なのかなと考えます。

自ら加速させたラケットのエネルギーをボールに伝えるということ

続いて、トスしたボールを打つ、ボールの持つエネルギーはほぼゼロ。自ら加速させたラケットの持つエネルギーでボールを飛ばす、回転をかけて打つショットであるサーブについてです。

素振りが多くを表している

練習方法としての有用性は意見のある所でしょうが、スイングを伴うショットのイメージ作り、確認として素振りを行う方は少なくないでしょう。

重量を持ち速度を得るラケットが持つ運動エネルギーの大きさも

『1/2 x 重量 x 速度 ^2 (2乗)』

で表されます。

サーブのインパクトにおいてラケットからボールへエネルギーが伝わり、ボールが飛んでいく、回転がかかる訳ですが、物理に詳しくないのですが、伝わるエネルギーは全体のごく一部なのだろうと考えます。

「インパクトの瞬間、ラケットが急減速する、止まってしまう」

という事は起こらないからです。

インパクト後もラケットは変わらず前進していきます。

サーブのスイング

物体であるラケットには慣性の法則が働きます。

止まった状態にある物体はその場に留まり続けようとするし、速度を持って進む物体はその直進運動をし続けようとするという特性を持ちます。

サーブを打つ際、「トスしたボールにラケット面を当てる」という意識を持ち、ラケットを操作しようとする方も多いと思いますが、

「ラケットから伝わるエネルギーは全体のごく一部」
「慣性の法則でラケットは直進運動をし続けようとする」

という点を考えると

(そのスイングが良いかどうかは別にして) 再現性高く同じやり方を繰り返せるサーブの素振り中に誰かがうまく接触するようにスイング軌道の途中、ラケットが自然と通過する位置にボールを投げてくれたら、うまく打とうといった意識もなく、自身の理想に近いサーブが打てるのではないか?

といった事が思い浮かぶのです。

実際は自分で上げたトスを打つ訳ですし、視界に見えているボールを意識しない、それにうまく当てようという意識を持たないでサーブを打つという事が現実的でないのは分かりますが、

「ラケットをボールに当てようと操作する意識が強いスイング」

「ボールの存在がなく、楽な気持ちで “素振り” 出来ているスイング」

どちらが安定的で再現性の高い、恐らくラケット速度も高いスイングが出来ているか

は明らかでしょう。

鈴木貴男選手のサーブレッスン動画です。

「腕とラケットが通る所に何度もトスを上げさえすれば再現性が高まり、サーブは安定する」といったご説明をされています。

サーブに近いと言われる『投てき動作 (物を投げる動作)』。その代表格が野球の投球ですが、ピッチャーがボールを投げる際の話を聞くと

「リラックス状態で腕を振り、ボールをリリースする瞬間に指先に力を込める」

といった内容を見聞きします。

この「リリースする瞬間に力を込める」という点に注意が必要だと思っていて、

野球は「手に握った状態のボールを投げる」
テニスは「手に持ったラケットで接触状態にないボールを打つ」

という違いがあるからです。

ラケットとボールのインパクトは0.003~0.005秒と言われます。人の反応速度は速い方で0.2~0.3秒と聞きますから

「インパクトの瞬間を我々が認識し、インパクトに対しラケット操作を加える事は不可能」

つまり、

「インパクトの瞬間に “力を込める” といった事が難しい」

と考えられます。

積極的にスイングをしないボレーなら「インパクトの瞬間を踏む前後の0.数秒の間で握る」といった事は考えられますが、自らスイングする、ラケットを加速させているショットではほぼ “実感できないレベル” で実行不可能なのでしょう。

仮に 150km/h位の速度でラケットが進んでいる、スイングしている途中のどこかのタイミングで「ラケットをギュッと握る」と意識すれば、

その瞬間、スイング速度は明らかに低下してしまう

でしょうね。

サーブにおいてボールを飛ばし回転をかけるのに使うエネルギーはほぼラケットから供給され、エネルギーの大きさを決めるのは「インパクト前後のラケット速度」です。

速度を持って進むラケットには慣性の法則が働き、それがスイング軌道を “勝手に” 安定させる要素でもあります。

大きなメリットもなく、スイング速度を緩める要素を組み込み事が適当なはずもないですね。

結果、

「サーブにおいて心がけたいのはスイングの全段階においてリラックス状態でラケットが振れる事。素振りのように振れている事が望ましい。インパクトにおいてラケットをボールにうまく当てようとする意識、操作、ギュッと握る意識などはラケット速度低下、直進しようとするラケットの動きを妨げる要因になりかねない。」

といった事が言えるかと考えます。

※素振りで行っているスイングがその人に取って適当なものかは別の問題。
※全身で「力が入らない」状態で強く腕が振れるはずもなく、両足で地面を強く踏めない姿勢・体勢で腕をしっかり振ろうという身体を支えられるはずもない。
ボレーにおける「力を込める」とは条件、状況が違うのは分かるかもしれませんが、この辺りは説明が難しい所ですね。

ストロークは脱力か? 力を込めるのか?

さて、「ボールのエネルギーを反発させて打つボレーはある程度身体に力を込めて準備する、打つ方が良い」「自ら加速させたラケットのエネルギーでボールを打つサーブは上半身、腕がリラックスした状態で最後まで振れる方が良い」とそれぞれ書きました。

では、「ストロークはどうなるのか?」について考えてみましょう。

ストロークはボール、ラケットのエネルギーを組み合わせて使う

ここまで書いてきた流れで結論は分かってしまうかもしれませんが、

「ストロークはリラックスと身体に力を込める事を組み合わせ、バランスを取る」

といった感じになるのだろうと思います。

 

例:1  ベースライン後方の下がった位置からストロークを打つ

ベースラインよりかなり下がった位置、相手のボールの速度がバウンド後、だいぶ落ちてしまっている状態なら、飛ばす距離も長いので自らラケットを強く加速させ大きなエネルギーを発生させないといけないでしょう。自ら強いしっかりとしたスイングを行う必要があります。

 

例2: ベースラインから下がった位置で打つリターン

リターンとストロークは別のショット。或いはストロークの色々な打ち方の内、特定の条件に合うものだけを用いるショットと考えたいですが、違いが分かりやすいようリターンを取り上げます。

同じベースライン後方でもリターンであれば、相手の打つサーブの速度は速く、速度もある程度残っているので上のストロークほど「自分からラケットを加速させたエネルギーでボールを飛ばす」必要がないですね。

テニス リターン位置

時間も無いですし、ボレーのようにラケット面でボールのエネルギーを反発させて飛ばす事に重きを置くショットとなります。「リターンはストロークよりもコンパクトに打つ」と言われるのはこの辺りですね。

自身のストロークと同じような打ち方でリターンを打つのは「ネット間際で相手が全力で打ってくるストロークを “スイングして” うまく打ち返そうする」のと変わらないと思います。

周りの人のサーブがプロ選手ほど速くないため返せたりしていますが、本来は状況に合っていない『確率の低い選択』をしている訳です。

相手サーブに打ち負ける感じが嫌かもしれませんが

「フォアのグリップでボレーを打つなら? と考える。距離が少し長くなり大きく踏み込む時間はないから、足や身体の力でラケット面を通して “前” へのエネルギーを少し加える。」

といった発想がリターンを別物にしてくれたりします。

 

例3: 前に詰めながら打つアプローチショット

相手の緩く短いボールを前に詰めながらアプローチショットとして打つようなケースは、

「ベースライン後方から打つ時ほどラケットに大きなエネルギーは必要ない」

「ボール速度がないから、当てるだけのようなスイングではうまく飛ばせない。コントロールできない。」

という相反する2つの要素が関係してきます。

結果、妥当な選択としては

比較的コンパクト、でも当てるだけにはならないスイングの大きさは確保して、スイングする中でボールの飛びや方向性をコントロールしていく。

といった打ち方になるでしょうか。

アプローチショットですからその後にネットでのボレーを想定している訳です。

球出し練習では構わなくても、実際の試合で、強打してネットしたりアウトしたりすればその後のボレーが出来ないままポイントが終わってしまいます。

 

例4: ハーフバンドやライジングでの返球

相手の打つボールに速度が出てくると事前に良いポジションを確保できなかったりして、咄嗟の判断からハーフバウンドのような処理を求められる事も多くなります。

ハーフバウンドはバウンド直後を打ちますから、

「バウンドして暫く経ったボールより速度は残っている」

「落下してくるボールではなく、下から上がってくるボールを捉える」

といった要素があります。

ハーフバウンドやライジングのボールを強打して打つというイメージはないと思います。技術的に難しく確率が下がるし、上の条件とそう打とうとする状況(速度より安定して返球したい)がそうする必要性が薄くするからです。

リターンほどボール速度はないのでスイング要素が増えますが、コンパクトなスイングによりラケット面でボールをしっかり捉える点は共通してくるでしょうか。

 

ストロークと素振りという話

サーブの所で「素振りのように再現性の高いスイングをする中でボールを打つ」と書きましたが、これをストロークの条件に当てはまると

「自分が打とうとする状況、球種、選択肢によって素振りの内容が変わってくる」

と言えるかと思います。

自分にとって基本となるスイングはあるとして、

「そのイメージで、フォアハンドの全状況、バックハンドの全状況を打つと考え、素振りをするというのは実際にボールを打つ状況に繋がっていない」

という訳です。

打ち方の確認、イメージの確認という意味はあってもボレーの素振りをストロークやサーブほど繰り返す方は居ないでしょう。

ボールのエネルギーを反発させて打つボレーと自ら加速させたラケットのエネルギーでボールを打つサーブ、そしてストロークの一部の状況。

自覚はなくてもそういった違いを素振りをしている自分も認識しているという事かもしれませんね。 

ボールのエネルギーを使う場合は力を込める要素、スイングする場合はリラックス要素を増やす

状況毎にどういったショット選択をしているかを見ていくと傾向は見えてくるのではないでしょうか?

相手ボールの速度が十分残っている状態で打つストロークはボレーで述べたような部分(身体に力を込める)が増える

相手ボールの速度が落ちており、飛ばす距離が遠い場合はサーブで述べたような部分(リラックスさの中で強く振る)が増える

その間に、ボールのエネルギーを反発させる、加速させたラケットのエネルギーでボールを飛ばすという2つの要素のバランスを取って打つケースがある

といった感じでしょうか?

途中述べた緩いボールを前に詰めながらアプローチショットを打つケースでも

打つボールがスピンなのかスライスなのか、飛ばす距離、相手にどういった返球をさせたいのかでボールとラケットのエネルギーをどう使うかは違ってくる

でしょう。

ボールを飛ばし回転をかけるための2つのエネルギー、ショットにより、その時の状況や選択によりその2つを組みあせたりして利用してボールを打つ

言葉で説明すると難しそうに感じるかもしれません。

でも、ここまで述べてきたショット毎の特性を踏まえて考えていけば、ボレーでも踏み込みを使って身体を前進させて打つケース (ラケットも前進するから加速させるのと同義)や相手の打ったやや速度のあるボールをスマッシュで打つ際にどういう選択をすればよいのかといった判断が的確にできる、確率の高い判断が出来る基準が持てると思います。

状況関係なく「なんとなくバーンと打ってミス」みたいな事を繰り返すのは技術のある方でもただただ勿体無いですよね。

「リターンはストロークの小さい版」みたいな意識でなんとなく打っている。同レベルの方には通用しても格上のサーブには良い形で返球できない。そういった状況も変えるきっかけになる気がします。