PURE STRIKE 2019 (2020) ?
全仏でティーム選手が次期PURE STRIKEのカラーリングのラケットを使用していますね。
ただ、画像で見る限り、2013年に登場した初代PURE STRIKE(黒朱)のシルエットのままみたいです。
ティーム選手はカラーリングが変わってもずっと初代を使っていると言われます。
前回の製品更新時、商品情報が出てきたのが2016年の8月頃、Tennis warehouseでプレオーダーが始まったのが同年9月、日本でも発売が開始されたのが同年12月位からでした。
今回、バボラ公式アカウントでは2019年5月24日に情報公開しています。
? Introducing the new Babolat #PureStrike ?@ThiemDomi
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Link in Bio ? pic.twitter.com/fWS0KP5JcW— Babolat (@babolat) 2019年5月24日
製品の公式サイトも公開済み。
初代PURE STRIKEの発売が2013年12月、前回が2016年12月。バボラのラケットは3年おきの更新なので今回は2019年12月発売が目安になるのですが、前回更新時よりもちょっとずつスケジュール的なものが早まっている印象です。
ナダル選手といい、ティーム選手といい、特に活躍が目立つのがクレーシーズン。全仏オープンはバボラ社のおひざ元でもありますから、そこで新ラケットを使わせたいという気持ちなら分かる気もします。(PURE STRIKEの注目度も上げる必要があります。)
PURE STRIKEは相変わらず人気がない
初代の酷評から一転、「現行のPURE STRIKEは製品として一定の評価を得た」と思います。
PURE DRIVE、PURE AEROが飛びや回転等に特性を振った製品なのに対し、PURE STRIKEは適度なコントロール性、適度な飛びとバランスが取れた製品に仕上がっているとネットの評価でもよく見ました。個人的には「初心者に進めるならPURE DRIVEではなくPURE STRIKEかな」と思います。
それでもPURE DRIVE、PURE AEROに比べれば圧倒的に人気がないです。テニススクールに通っていてもPURE STRIKEを使っている人は殆ど見ませんね。
他社でも最近「白いラケット」を投入してきています。
黒、青、赤などに比べればインスタ映えする色なのは間違いありません。(女性向けに白にしている訳ではないでしょうがそれでもPURE STRIKEを使う女性は見ません。)
バボラ自体の人気も以前と比べれば激下がりなのもあります。
勝手な国内人気感で言えば、今現在は、ヨネックス、ウィルソン、バボラ、少し離れてダンロップでしょうか。(ヘッドは一時のトップグループから脱落し、それ以前の『好きな人が使うメーカー』に戻った印象です)
私は初代PURE STRIKE TOUR (18×20 320g)を使っていましたし、それ以前にPURE STORMも使っていたのでPURE STRIKEには思い入れもあります。
現在PRO STAFF97 CV、前モデルのPRO STAFF97 (2014)と使用してきていますが、2017年モデルが登場する際、PURE STRIKE VS TOURを購入するか迷った位です。
(PURE STRIKE VSはPURE STRIKEに輪をかけて人気無しな印象です。「PURE SRIKE VSは旧PURE CONTROLのままで変わっていない」という話は聞きましたがそもそも使っている人、ちゃんと感想を書いている人をネットですら見ません。)
購入しなかった理由の一つは性能とは関係ないですが『塗装』ですね。(色ではありません)
現行PURE STRIKEはマット (艶のない) で、表面に粒子感、少しザラザラした感じもある白色です。店頭に並んでいるPURE STRIKEを見れば分かりますが、壁にかけてあるラケット同士が擦れただけで傷が付く位、塗装が弱いように見受けられます。納入時は袋が被せてあったりするのでしょうが、販売品なのに大きな傷がついた商品がいくつも並んでいたりします。
使っていて傷がつくのは仕方がないですが、私はできるだけキレイな状態でラケットを使いたいです。雑に扱って傷だらけ塗装が剥がれまくり、グリップテープが変色している感じとか練習時のテンションが上がりません。手に持つラケットはつい目が行きます。宣伝文句でしょうが、サンプラスさんは「ラケットのPRO STAFFの文字に勇気をもらった」と言ったと聞きます。
今使っているPRO STAFF97 CVも同様の塗装ですが、色が黒な事もあるのか、擦れによる傷は目につきません。このベルベットコーティングの強度については色々聞きます。紫外線に弱いとか、ボロっと剥がれるとか。でも、こちらネットに画像等含めてちゃんと載せている人が全然居ないので噂話止まりです。(Twitterでもいいからタグ付けてちゃんと載せて欲しい。)
なお、今回のモデルにも「VSは存在する」とバボラ公式が認めているのでそれにも興味を持っています。
最近のウィルソンの「我々は業界リーダーだ。ユーザーをうまいこと操ってやろう。」感には食傷気味なので、良い評判しか聞かないダンロップのCX200も含めて「次」をどうしようか考えている所です。
新PURE STRIKEの塗装が現行と同じなら選択肢としては難しいですけどね。
デザインについて
現行モデルの白ベースのカラーリングは継承して、グレーはより明確に、差し色的な意味合いだった朱色もより濃くして拡大、色やデザインの主張を強くしてあります。
Champions don’t stop at better, nor do we.
The new #PureStrike combines C2 PURE FEEL and CONTROL FRAME TECHNOLOGY to deliver cutting-edge feel, unrivaled control, and ultimate stability.
Demo it now: https://t.co/glAFmgHTDA pic.twitter.com/4QdSHrrswp
— Babolat (@babolat) 2019年6月5日
目を引くのはサイドに描かれた文字。
ST
RI
KE
と縦に3列並んでいます。
この黒と朱色のゴシック文字の並び、2016年のユニクロ紙袋を思い出しました。
錦織のバッグ、ユニクロの紙袋と同じデザインで可愛そうw pic.twitter.com/8BZFGEA1bO
— 酔いどれうさぎ (@love_dunkel) 2017年1月22日
主張が少しうるさいですが個人的には嫌いじゃないです。
後、写真で目についたのはスロート内側の “でっぱり” です。
初代PURE STRIKEではスロート部の強度を上げ、インパクト時のブレ・歪みを防ぐためにスロートの内側に山状の出っ張りが設けてあったのですがそれに似ています。
現行PURE STRIKEをじっくり見ていないのですが、こんなに「ぼこっと」した膨らみ方ではなくもっと全体的に滑らかか丘状だったように思います。
後、ラケット面最下部のグロメットが旧来の山状のウーファータイプから現行PURE DRIVEに似た形状のものに変わっていますね。
発売はいつ?
バボラ公式アカウントが8月と回答しています。
前回もそうでしたが、海外では一般も含め試打できる機会が設けられると思います。
日本国内は契約プロや一部関係者の方には発売前に提供される (もう提供された方も居る) と思いますが、我々が実物を見られるのは発売時となるでしょうね。
YouTubeの告知動画
New Babolat Pure Strike by Dominic Thiem
ティーム選手、コーチによる告知動画がYouTubeで公開されています。
内容は「常に安定感があり、コントロール性が良く、パワーもある。」といった一般的なもの。
デザインについても「デザイン決定に少しでも携われて夢がかなったよ」とおっしゃっています。(この部分は本音かも)
公式サイトを見てもまだ詳しい情報は載っていませんが、アンケート結果を掲載していて『打感の良さ』と『コントロール性の良さ』が売り文句だという印象は受けます。
海外のニュースサイトを見ると『C2 Pure Feel technology』を採用しており、ラケット全体の振動を軽減しラケット全体で安定性とコントロール性を生むと書かれています。これが『打感の良さ』に関係してくるのでしょう。
現行PURE DRIVEやPURE AEROではスロート内部に特殊なゴム素材を入れて振動を抑制し打球感を高める『CORETEX PURE FEEL technology』を搭載しているのでC2はこれの発展版かと想像します。
取りあえず例年よりも早く手に取って見られそうですし、VS版(こちらは少し遅れるのでしょう)も含めて注目したいと思います。