ナダル選手がご結婚
ラファエル・ナダル選手がご結婚されるみたいですね。昨夜のニュースで知りました。
?@RafaelNadal is officially off the market after proposing to his girlfriend Maria Francisca “Xisca” Perello
Congratulations Rafa! ? pic.twitter.com/LkSckpHVxr
— ATP Tour (@ATP_Tour) 2019年1月30日
日本語でも未婚の事を”売れ残り” とか言ったりしますが、be off the market は売れてしまい市場から消えたという英語で結婚を表す定番の表現だそうです。
ナダル選手はガールフレンドへのプロポーズの後、市場から消えた。
なんかカッコいい言い方ですね。
ご結婚は今オフみたいです。
ガールフレンドのシスカ・ペレロさん
ナダル選手のガールフレンドはシスカ・ペレロさん (シスカは愛称で本名はマリア・フランシスカ・シスカ・ペレロらしい) 。
年齢は30歳とのこと。(ナダル選手は現在32歳です)
保険と銀行に関する仕事をしており、ナダル選手の財団であるRafa Nadal Foundationでプロジェクトディレクターを務めておられるようです。
確かナダル選手とは子供の頃からの知り合いだったと聞きました。付き合い始めたのは2005年位 (ナダル選手19歳シスカさん17歳位?) からだそうなので「幼馴染だけど高校になって再開して付き合い始めました」みたいなイメージですかね。
2010年の写真
シスカさんはTwitterやinstagram等はやっていない (or 公開していない) ようです。
プロ選手の関係者ではフェデラー選手の奥様のように毎試合観戦される方も多いですが、シスカさんはナダル選手の試合を観戦しない事の方が多いです。
2011年にインタビューに答えた事があり「全てのイベントに登場しずっとナダル選手の回りに存在し続ければ周囲が混乱する。ナダル選手には自分の空間が必要で、自分がずっと回りでフォローしつづければ関係性が壊れてしまう」といった趣旨で説明されたようです。
テニスプレイヤーとの関係性を維持するための彼女なりの考え方があるようですね。
本当は全豪オープン優勝したかったでしょうね
漫画やドラマみたく「全豪オープン優勝したら結婚してくれ」みたいな事は言ってなかったでしょうが、出来れば優勝してプロポーズできればよかったのでしょうね。
ナダル選手の今シーズンは「普通」な印象です。
先日も書きましたがベースラインから下がった位置で強打しつづけるスタイルから、ベースライン付近、或いは状況によってスニークインしてネットで決める、バックハンドもコンパクトなインパクトでコントローラブルにショートクロスやコースを狙う。ネットとの距離が短くできるようになった事で50%の出力でチャンスを作り、70%の出力で決める。相手は1球の出力が上がるから取れるようで取れないという試合運びが全豪で見られました。
ただ、準決勝のチチパス戦以降は全体的に出力上げ気味で試合を行わざるをえない印象でした。
チチパス選手は冷静に見えて感覚でプレイしがちで気持ちがブレブレになる時も多いです。そういう点を抑えるため、全豪では相手に応じた戦い方を散々周りと考えたのだと想像します。相手を分析をする周りのサポートが大きかった。フェデラー選手との試合が良い例でしょうか。
準決勝、決勝と状態を上げていったという見方もできますが何となく2年前のフェデラー選手との決勝と同じ感じでした。
決勝で当たったジョコビッチ選手は全米と全く同じ感じの勝ち上がり方でした。
準々決勝で相性の良い錦織選手を圧倒的な力の差を見せつけて勝つ(途中棄権でしたが)。それは自分自身の調子を決勝に向けてあげていくという面と同時に周りへのアピール。対戦相手である錦織選手に向けてというより、準決勝、決勝で当たる相手に向けてプレッシャーを与えるための勝ち上がり方という感じがします。
ナダル選手の調子は普通かちょっと落ちる位、ジョコビッチ選手は調子を上げて完全に近い状態。2年前の決勝は(好調という感じではない)フェデラー選手でフルセットでしたが、今回はジョコビッチ選手相手でストレートという感じです。
ズベレフ選手が負けた辺りから「結局、ジョコビッチ対ナダルになりそう。」と思いましたが決勝も予想通りな感じになってしまいました。
2006年以降のグランドスラム大会男子シングルスでフェデラー選手、ナダル選手、ジョコビッチ選手、マレー選手以外で勝った選手はデルポトロ選手、ワウリンカ選手、チリッチ選手の3人しか居ません。
マレー選手は引退されるようですし、フェデラーの力は昨年後半から確実に落ちてきているように見えます(再度のブレークは…)。
ナダル選手も昨シーズンのクレーでは圧倒的に見えましたが無理して頑張ってる感じもあり全体的に好調という感じではない数シーズンが続いています。
それでもテニスの進化に合わせて自分も進化し一時期の不調から復活してきてるのがスゴいですけど。普通は低迷したベテランはそのままで” 年齢” を言われる訳ですから。
私はフェデラー選手よりナダル選手の方が好きなので…
私はPRO STAFF 97系を使っていてシューズもナイキだったりするので「フェデラーファンなんだよね?」とよく言われます。
でも、テニスとしてはフェデラーを参考にする部分も大きいのですが選手としてはナダル選手の方が好きです。
練習中は一切笑顔を見せず手を抜いた遊びのようなボールを打ったりしない。
ゲーム中も笑顔を見せる事はほぼなく、試合に集中している感じ。
フェデラー選手もほぼラケットを折りませんがナダル選手は折る印象自体がありません。(若い頃合ったようですが)
フェデラー選手は模範的選手と言われますがミスした際にボールに気持ちをぶつけてボールパーソンが迷惑する場面はあります。
顔に出したり審判に不満を述べる事もありますね。
ナダル選手はそういった面が無いです。
フェアな試合を重視するので審判に抗議はしますけどね。
相手が気の毒に思ったら自分のポイントでもリプレイを提案したりします。
ナダル選手は不愛想で怖いという方も居られますが、そういったテニスに対する姿勢は参考にしたいなと思います。
今シーズンのグランドスラムタイトル争いはどうなる?
ナダル選手のグランドスラムタイトルは現在17、フェデラー選手は20な訳ですが、頑張れば全仏で後2つ位は取れそう。今季はジョコビッチ選手次第ですかね。
来シーズンのスタート時にはナダル選手とジョコビッチ選手の数がほぼ横並び位になっているかもしれません。「結婚を機に」みたいな話は好きではありませんがナダル選手には良い試合を続けてほしいです。
ただ、現在の状況から言えば復活してきたジョコビッチ選手に死角はない感じです。
逆にビック4時代の終焉が確実に見えてきた感のある今シーズンはズベレフ選手がグランドスラムを取る可能性も出てきたでしょうし、チチパス選手、デミノー選手らの若手にも期待したい所ですね。