マクダビッド M656 を使っていたけれど
昨年7月に肘を少し痛めてしまった事をきっかけにプロテニスプレイヤーでも利用されていれる方が居るアームスリーブを検討、野球では知名度もあり良さそうに思ったマクダビッド M656を購入し半年ちょっと使ってきました。
腕に汗をかいても染みた部分が拡散して適度に乾き、濡れた状態から腕が冷たくなってしまうような事がなく(私は汗かきなのでテニス中は適宜ふかないと体が冷たくなってしまう)、他と比べて選んだ訳ではないですがマクダッドのアームスリーブは作り、生地感、しなやかさ等かなり満足して使っていました。
ただ、2つ気になる点があって1つは色の変化。
私が利用しているのは利き腕側だけなのですが、テニスウェアは明るめの色がベースになっている事が多く、片腕だけ黒をしていると見た目がちょっと “重い”感じがするのです。マラソン選手は袖なし、テニスウェアは半袖といった違いがありますがこんな感じ。
冬場などはコンプレッション系の長袖シャツ(黒)をウェアの下に着る事はあります。それは両腕が黒だし、上半身全体が繋がっているからかあまり気にならないです。
結果、白を中心に使っていました。 (黒も持っています)
でも、このアームカバー、洗濯する度に徐々に黒ずんで来てしまうのです。
テニスで使用するたびウェアと洗濯(ネットに入れて)し、乾燥機にはかけず干しています。
新品時の写真
これを真っ白だとすると洗濯3回目位で明らかに色が違ってきます。
洗い方にもよるのでしょうが10回位(かな)使用し都度洗濯した状態で青っぽい灰色になっています。想像するに洗剤を入れて洗濯すると洗濯槽に汚れた洗濯水が溜まりますがその汚れを吸着してしまっている感じです。
もし利用されるなら毎回手洗いされるのが良いと思います。
私は製品の洗濯指定通りに洗ってこれですからね。
もう一つはロゴの耐久性です。
製品にはマクダッドのロゴが入っているのですがよくあるプリントタイプのためひび割れや角が欠けてくるのが結構早いです。
私が手洗いをしなかった点はこの事もあります。一度、汚れてきたので漂白してみようとお湯につけて手洗いした所、ロゴ部分がポロポロとはがれてきてしまい、見た目が悪いので買い替えました。
製品としては良いのですが、これらの事で他の製品を使ってみようかなと考えました。
CW-X アームカバー (アームスリーブ) HUO-608を買う
最初はアンダーアーマーのヒートギアアームスリーブを買ってみようかと思っていました。
使用しているコンプレッション系の長袖シャツはアンダーアーマーのもので汗の乾き具合もちょうど良いので「それがアームスリーブだったら」という発想です。
でも、購入予定の “白” を見比べてみて、今回をCW-Xの製品を買ってみました。
店舗照明の下ですがアンダーアーマーのヒートギアアームスリーブの白は少し黄色がかって見え、CW-Xの方がマクダビッドの白に近い気がしたのです。
CW-X(ワコール)はコンプレッションタイツをここ数年使用して馴染みがあります。
また、価格が2本入りで3,000円 対 2,000円。急遽買う事にしたのでお試しならCW-Xの方を選んでみようといった感じでした。
製品内容
シンプルなパッケージングでCW-Xらしい感じです。
購入したのは“ミディアム” で最大周囲26~29cmのものです。
性能としては吸汗、抗菌防臭、UVカット、ストレッチ性とあります。
素材はポリエステル90%、ポリウレタン10%です。
測ってみると全長は41cm、手首側が8cm、上腕側が12cmでした。
マクダビッドの生地はナイロン80%、ポリウレタン20%。サイズは全長が42cm、手首側、上腕側のサイズはCW-Xとほぼ同じです。
素材から言えばポリエステルは強度がありアイロン要らず、ポリウレタンは伸縮性がある、ナイロンは水を吸わないので乾きやすいといった特徴があります。素材の配合の違いから製品毎の方向性が見えますね。
CW-Xのアームカバーは上腕側の内側は鎖状のゴム素材が3列入った伸縮性のある裏地が縫い付けてあり滑り止めを施してあります。
マクダビッドには上腕側に滑り止めがなく生地の圧着の強さで止める感じでした。ずり落ちてくる事は無いですが腕を伸ばした際等ズレてしまう事はありました。
CW-Xはランニングとかもっと腕を大きく動かす動作も想定してのこの通りだと思いますが腕周りをしっかり考えて選ばないと跡が付くほどしまって嫌かなとは思います。
上腕側がしっかりしているためか手首側は一般的なロンTみたいな作りです。かなり伸縮します。
ロゴの特性からか、両腕に装着する事を想定してロゴの向きを変えてありますね。
確かにこのロゴだと両腕で同じ向きにすると見た目が変かもしれません。
生地はマクダビッドよりも薄く、装着した状態でストッキングを引っ張った際の様にギュッと伸びます。
CW-Xの製品は腕のラインに沿って生地の目が入っているのでひっぱる方向には伸びやすいようです。
マクダビッドの方はこれと90度違い、腕の円周に沿って生地の目が入っているのでひっぱっても伸びづらく、逆にゴムで止めてなくてもズレにくさを狙っているのだと思います。
CW-Xの方は装着した状態だとひっぱる方向には摘まみやすく伸びやすいのでちょっとズレを直したりするのには良いですが、腕に沿って引っ張る方向にはひっかかってズレにくいです。装着したり外したりする際は生地の薄さもあり丁寧に扱わないと破けてしまいそうな印象ですね。
今回はMサイズを選びましたが上腕のゴム部分がかなりキツめです。
正直ちょっと痛い位。
店頭で比較した際、アンダーアーマーのMDサイズと比較したのですが、CW-Xの方が上腕部分の長さは短かったと思います。それでSサイズではなくMサイズを選んだのですがそれでもキツい位。サイズ感よりゴム部分の締め付けが大きい感じでしょうか。
アンダーアーマーの方はこのようなゴム状の裏地は付いておらず、且つ大きい訳なので装着した感じはCW-Xより余裕がある感じだろうと想像します。
因みに吸汗や乾きの性能差はあまり気にしていません。
色々なメーカーからアームカバーは出ていますがうたっている性能全て使っている生地次第だと思います。
今回見ても分かる通り、メーカーによって使用している生地は違うようですが余程変な生地を使っていない限り性能に大差はないと想像します。
安ければ良いかとAmazonで事前に確認しようがない無名メーカーのものを買ったりするとこの辺りが困るでしょうね。
今回はCW-Xを買いましたがアンダーアーマーの製品も気にはなりますし、他メーカーのものを探して試してみるかもしれません。
今回のCW-Xは取りあえず1ヵ月程使ってみるつもりです。