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HDMI切替器 セレクター 分配器 DotStone / エレコム HDMIケーブル DH-HDPS14E10BK (ガジェット)

HDMI selector

HDMI切替器(セレクター)を検討

自宅で使っているのはPCモニタでHDMI入力端子が4つ搭載されているのですが、PS4 Pro、Nintendo Switch、Amazon Fire TVと3ポートが埋まっています。(PCはDisplay Portで接続。他USB Type-C端子もあります)

もう1ポート空いている訳ですが入力端子がディスプレイ背面下側に、ディスプレイに垂直上向きに挿す形、ディスプレイを倒さない限り目で端子を確認できないので、抜き差しが非常に面倒です。

今後の事も考えて、1度HDMI切替器を買ってようと考えました。

HDMI切替器は微妙な機器

Amazonを見ると多くのHDMI切替器が発売されていますが、そのどれも評価を見れば”微妙な機器”であることが分かります。

まず、相性

HDDレコーダーからは再生できたけどPS4はダメとか、そういったコメントが多く見られます。

次に、環境

HDMIは4K 60Hzまで対応した2.0が流通しているように使っているモニタ、テレビに応じてケーブルを選ぶ必要があります。

スマホのケーブルも同じですね。基本的な充電だけなら100均で売っているケーブルでも問題かったりしますが、データ通信をしようとしたり、急速充電をしようとするとケーブルの品質や仕様を見て選ぶ。それでも問題が生じたりします。

HDMI切替器を買ったものの使えない、再生できないとコメントしている方はケーブルまで気を使っていない可能性があります。AmazonブランドのHDMIケーブルはある程度の品質や信頼性もあるようですがやはり品質のばらつきや相性もあります。高い国産メーカーのケーブルを買えば良いという訳ではないですが切替器に問題があっての不具合かは切り分けできないといけないということです。

最後に、品質

Amazonで売っているHDMI切替器の多くは中国等の海外製です。同じ製品がブランドを変えて売っているのもよく見ます。

HDMI切替器はそれ自体電源を必要とする自動切り替えタイプとボタンで切り替えを行う手動タイプがあり、前者はリモコンがついていたり操作不要だったり、便利な反面、後者の方が不具合が起こりにくいという点があります。

そういった仕様以前の話で「買って使ってみたが、ポート1では再生されるが、ポート2は映らない」「使っていたが半年で映らなくなった」といったコメントが多く見られます。

Amazonに限らずネットで調べても国内メーカー製のHDMI切替器は殆ど出回っていないのが分かります。

周辺機器ですから、大手家電メーカーの製品はなくても、アンテナメーカー、PCを含む周辺機器メーカーが製品を出していてもおかしくないのですが、出回っていても少し前の古い製品だったりです。

ここまでの話を聞いて分かるかと思いますが、HDMI切替器は、相性や環境依存の懸念が大きく、品質が必要十分であっても「買ったが使えない」というクレームが多く来る可能性が高い製品だと言えます。

1つ数万円といった製品ならサポート可能でも、安いものだと1,000円以下で数多く売れる訳でもない製品で “おま環” な解決ができないユーザーのフォロー、サポート、交換対応をするのは厳しいでしょう。

現状でHMDI切替器は「できれば使わない方がよい。必要なだけ入力端子が搭載された接続先機器を使う方が良い」製品であるとは言えるでしょうね。

映像周りの解像度やデータ量が増える一方なので昔のようにシンプルな回路でもなんとか問題が出ないという周辺機器の作り方ではカバーできないでしょう。技術の進歩に合わせて価格を上げられたり、製造コストが激減する訳でもないですし、認証が無ければ販売できない場合もあります。

HDMI切替器を買う DotStone製、ケーブルはエレコムを選択

今回は使えるのかどうかの確認という感じでしたので問題が少なそうな手動タイプ、入力も最低限の2つの物から選ぶこととしました。

選んだのが DotStoneというブランドのものです。

HDMI selector

HDMI selector

HDMI selector

HDMI selector

といってもAmazon内でも同じ形状のものが他ブランドでもたくさん出品されています。DotStoneの物を選んだのは評価のバランスと価格ですね。特にこれが高評価だからといった理由ではありません。(テストですから)

HDMIは1.4までの対応とあるので4Kは30Hzまでと考えられます。

HDMI切替器を使う場合、それまで機器とモニタを繋げていたHDMIケーブルの他に繋げる機器の分HDMIケーブルを足す必要があります。

今回はエレコムのHDMIケーブル DH-HDPS14E10BK を選択しました。

HDMI cable

HDMI cable

HDMI cable

このケーブルは以前にも買って使っています。

パッケージに記載はありませんが18Gbps、HDR対応とある点からHDMI 2.0a相当に準拠していると思います。

Premium HDMIは認可団体の認定ではあるもののHDMIの正式カテゴリーではないそうです。「High Speed HDMI Cable」等の正式カテゴリー名を使うより、認定を受ければ使えるのだから”より高価値に見える”名称を使おうという感じなのでしょう。

ただ、品質は全く問題なく使えていて、機器との相性もあるかと思いますが4K 60Hzで再生が出来ています。

ケーブルに問題が出る場合、周りの機器のノイズを拾う事が上げられます。HDMIケーブルは複数の映像機器やTV、モニタ、Wi-Fiルーター、ゲーム機、電源タップなど、多くの機器に囲まれた環境で使うのでノイズ対策に配慮がある設計の方が安心感はあります。このエレコムのケーブルはそういった記載がある製品で、そのため問題も出にくいのかなと推測します。

HDMI切替器を接続してみる

このHDMI切替器は1in 2Out、2in 1Outの双方向(選べる)で使えるタイプですが、今回は2in 1Outで使います。(2つの機器を1つのモニタに繋げる)

HDMI selector

HDMI selector

PCモニタにHDMI切替器を接続し、2つの入力端子にNIntendo SwitchとAmazon Fire TVを接続してみました。

接続後、機器の電源を入れるとHDMI切替器の緑のLEDが点灯します。(モニタにも機器が接続された旨の表示が出る)

HDMI selector

HDMI切替器によっては2つ機器を接続した状態で使う場合、片方の電源を落とさないともう片方の出力がうまくできないといった制限があるものもあるようです。

Nintendo SwitchもAmazon Fire TVも電源を切るという発想がない、スリープでスタンバイするタイプの機器ですが、使ってみた所、単純にボタンを押すだけで両者の出力を切り替える事ができました。

暗い場所で使うと緑のLEDが眩しいというコメントも見ましたが、電灯の点いた下では特に気にはなりません。

とりあえず問題なく使えている感じです。

なお、PS4 ProやAmazon Fire TVは4K 60Hzで出力が出来ますが今回はそこまで確認していません。製品自体はHDMI 1.4対応(4K 30Hz相当)と謳っていますがそこまで検証しているのかは疑問です。

PS4 ProはPS VRを噛まして接続しているので4K出力ではHDRで出力できません。その関係もあって私の環境では4K出力自体が少々怪しい感じになっているのです。

4K 60Hzで使う予定があるのであればもう少し価格帯の高い、ある程度ユーザーによる検証の進んでいる製品を検討すべきだろうと思います。

今回は検討しませんでしたが、玄人志向 HDMI切替器 KRSW-HDR318RA 等は興味があります。

玄人志向はPC用周辺機器、ビデオカード等を販売している国内ブランド。サポートを最低限にする代わりに価格帯を抑え性能の良い製品を販売している実績のあるブランド。割と問題も起こりにくい印象です。

常用する機器ではありませんが、どの位の期間使える (半年位?) のか確認してみたいと思います。

なお、不安もあるので接続した機器から通電しないように使わない時はACタップから電源を切っています。