我が家にTVは無くFire TVで動画や配信をずっと再生してます
我が家にはTVもHDDレコーダーも地デジ対応スマホもありません。
部屋には43インチのLG製4Kモニタ(43UD79-B)があり、PS4 Pro、NAS、PC、そしてFire TVが接続されています。
PC作業とゲーム以外はずっと、Fire TVでNAS内の動画をDLNAで見たり、YouTubeや配信系動画サービスを見たりしている日常です。
TVやニュース番組とか見なくて浮世離れしないのかと言われそうですが「家にTVが有っても見る時間がなかなか無い。HDDレコーダーに録画した番組も見ることなく容量の関係で削除してしまう。」そんな方と余り変わらないのかなぁと思います。
昔から新聞も取ってないので時事はネットで見る範囲で確認、知りたい情報はそのまま検索してしまいますから。おかげでお笑い芸人さんの優勝者や若手女優さんは全く知りませんが生活に困るほど大きな支障はないです。
最近はTVを持たない方も増えていると聞くので同じような感じかもしれません。PS4で動画再生もBD再生も全てまかなってる方もたくさんいらっしゃる気がします。
4Kモニタなのに4Kで表示されないFire TV
モニタが4K対応なので4K対応のコンテンツがあれば表示は可能です。PCやPS4 ProでYouTubeの4K動画を再生できますし、Fire TVも動画ファイルであればアプリを使い再生することは可能です。
な・の・に、
Amazonが配信するAmazon Prime等にある4K動画はFire TVではことごとく再生できないのです。
使っていたFire TV (2Gen)も4Kの30P再生には対応していますし、前述の通りモニタ側も表示自体は出来ている訳なので、同じコンテンツもHDでは表示されるとは言え、何で表示されないんだろうと言う疑問はありました。
Fire TV (3Gen 2017) を買ってみる
Fire TV (2017)がGWセールで2,000円引きになっていたので買ってみました。
Fire TV (2Gen)用のリモコンは表面の印刷が消えてツルツルになっており、挙動も少し怪しくなってきたのでリモコンだけ買えないかなと思っていたので良いきっかけにはなりました。
新旧のFire TVの仕様の違いやセットアップの紹介は散々あるので省略しますが今回興味があったのはほぼ4K表示が可能になるかという点になります。
Fire TV (2017)の方は4Kの60p表示が可能(2Genは30p)という点をスペックで確認していましたが、それを除けばFire TV (2Gen)とFire TV (2017)はほぼ同等と言っていい位に思います。SDカードスロットやミラーリング機能の省略は使わっていないので影響無かったです。
ホームボタン長押しで表示されるショートカットメニュー
ミラーリングのアイコンが無くなってます。
無線ルーターはモニタの眼の前にあるのでネットワーク接続はWi-Fi接続で問題ないと思いましたが、品薄になりやすい有線LANアダプタも同時に購入しておきました。
有線LANアダプタ
Fire TV (2017)は角の一方にHDMI端子、反対側にmicro USBの給電端子があるのですがここのLANアダプタを繋げ、アダプタの先端にLANケーブルとACアダプタからの給電コードを指す仕様になっています。
本体給電端子
有線LANアダプタ
Fire TV (2017)と有線LANアダプタ、ACアダプタを繋げた図
Fire TV (2Gen)の給電はピン状の独自端子だったのでmicro USB端子での給電はちょっと怖い気もしますね。Fire TVは電源入れっぱなしですから。
4Kを表示するための設定
Fire TVは他のタブレット等と同様、Amazonから購入した際、セットアップ用のアカウントデータが始めから組み込まれた形で出荷されるようです。(セットアップは必要だけどアカウントを自分で入力しなくても勝手に表示される)
取り敢えず、起動して表示されるセットアップウィザードに従って設定を行い、使えるようにしてみました。初回立ち上げ時にはファームアップ更新も行われたりしますが、Fire TV (2017)はFire TV (2Gen)よりも起動や設定の処理により時間がかかるように思います。
設定画面のディスプレイを見ると、Fire TV (2Gen)では『HD 1080p 60Hz』の上は『自動 (4K Ultra HDまで)』であった選択肢が、Fire TV (2017)ではその間に『2060p 50Hz』と『2060p 60Hz』が加わっていました。
なお、初回立ち上げ時のセットアップウィザードで設定する際にファームウェア更新がありましたが、その時点では『2060p 50Hz』と『2060p 60Hz』の表示がなく、セットアップ後に手動でファームウェア更新を確認すると(恐らく最初より新しい版の)ファームウェアが更新され、この表示が出るようになりました。
Fire TV (2Gen)における『自動 (4K Ultra HDまで)が選択可能である点』は4K表示が可能な事を示してはいるようです。4K表示ができないモニタが接続されている場合、文章は分かりませんが「この環境では使えません」といった表示が右側にされるようです。
『自動 (4K Ultra HDまで)』でも良いのかも知れませんがFIre TV(2Gen)はそれで表示ができていない訳なのでFire TV (2017)では『2060p 60Hz』に設定してみました。
因みにLG 4Kモニタ(43UD79-B)側の設定
このLGの43インチ4Kモニタ43UD79-Bは4Kの60p、HDCP 2.2に対応しており、HDMI端子なら60p対応ポートで2台、機器が繋げます。(30pで2ポート)
マニュアルを読んでも「4K表示させる設定」みたいな書き方はされていないのですが、ネットで調べた範囲では、Fire TVで4K表示させるにはFire TVを接続したポート(HDMI3とか)において『設定メニュー – 画質 – 画質調整- HDMIULTRA HD Deep Colorをオン』にしないとダメなようです。
なお、このモニタ、出荷後にフリッカーフリー搭載ではないことが判明したり、ブラックアウト発生が報告されたりとマイナスイメージがあるのですが、ポート数がとても多い事(HDMIx4、Displayx1、USB Cx1他)、リモコン搭載であること等、他の同等サイズの4Kモニタにはない魅力があります。特にリモコンの有無は本当に大きく、画面もクリアだし、内蔵のスピーカーも十分な音を出します。
私もPS4 Proに繋げているポートでゲーム中にブラックアウトが発生するのですが、それは恐らくPS VRのユニットを介して繋げているためだと思います。他のポートに繋げている機器では全然発生しません。
でも4K表示されない? いや表示された。
Fire TV (2017)側の設定を済ませてAmazon Primeの4Kコンテンツを再生させてみたのですが変わらずHDでしか表示されません。
「やっぱりモニターとの相性とかあるのかなぁ」と思ったのですが、1時間程使ってみた所でFire TV (2Gen)に比べて動作にひっかかりがあるのに気が付きました。
Fire foxでYouTube動画を再生させた時に最初の1秒程表示が止まり音声だけ流れたり、アプリ実行中にホームボタンを押してもスムーズにホーム画面に戻れなかったりします。
※Googleとの競合で2018年1月より、Fire TV用のYouTubeアプリではYouTubeに接続できなくなり、代わりにFire foxやAmzonオリジナルのブラウザでWebのYouTubeを開く利用の仕方に変わってます。因みにこれらのブラウザで再生できるのはHDまで。4K動画であっても4Kでは再生できません。
そこでAndroidスマホでは定番の「買ったらそのままセットアップせず1度工場出荷状態にしてからセットアップを行う」を教訓に1度初期化してみました。工場出荷状態からのセットアップなので自分でアカウントとパスワードを入力しないといけません。
設定完了後、使ってみると動作のひっかかりは無くなりました。
そこで改めてAmazon Primeの4Kコンテンツを表示させてみると、表示は変わらず「HD」……… だったのですが、シーンを先送りしていると画面下の表示が「Ultra HD」に変わりました。
ドラマや映画なのでよくある4Kサンプル動画のように大きな差は感じませんが、取り敢えず目的だったFire TVでの4K表示が出来るようにはなりました。
個体差なのか相性なのか分かりませんがそれまでのFire TV (2Gen)では結局4K表示ができていなかったので追加購入した意味は合って良かったです。
なお、私はNASに保存した動画をKODIというプレイヤーを使いネットワーク経由で再生していますがFull HDや4k、ビットレートの高い動画はFire TV (2017)だとカクつくようです。Fire TV (2Gen) の方だとカク付くような事がないです。
この辺りも同じ製品とは言え、ハードウェアの違いが関係しているのかもしれません。
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