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三四郎のオールナイトニッポン0がつまらなくなってきた (ラジオ)

芸人さんのラジオが好きで色々聴いています。

お笑い芸人の三四郎さんがやっておられるラジオ番組、オールナイトニッポン0(ZERO)を2015年3月からの1年間聴いてて面白いなと思っていて、2016年の3月に金曜日枠に移った以降も継続して聴いていたのですが、もうどうしようもない感じになってきました。

旧枠で主なコーナーは、ともゆき対平田、週末エンタメ情報、有楽町グレイテストヒットメガランキング辺り(これは現枠にも引きつがれた)で、現枠のコーナーはバチボコ!、人生のルート、なぞなぞイッチーですね。

旧枠は90分でコーナーも3つ程あったのでテンポよく聴けたと思うのですが、現枠は120分になり、冒頭で時事ネタ等に触れた後は、小宮さん、相田さんの順にエピソードトークを話し、番組後半でコーナーに移るスクリプトになっています。

この前半のトーク部分が長くなり、交互にエピソードを話す流れが番組全体のつまらなさを際立たせていると感じます。

元々、お二人ともトークが立つタイプではありません。TVでトークの冠番組を持つ芸人さん達(ジュニアさん&ケンコバさん、さまぁ~ずさん)を三四郎さんに置き換えれば番組が成り立たないのは想像が付きます。

旧枠は冒頭のお2人の話でその週のリスナーメールを呼び込む感じ、時間も短かったため毎週違った切り口で話ができていましたが、現枠は、小宮さんはその1週間の間の仕事関連のエピソードと芸人仲間の話、相田さんは芸人仲間と遊んだ話が中心で代わり映えがしません。相田さんはお金持ちキャラだったり、ボーイスカウトに入っていた話など、番組の中で発掘されたキャラもあるのですが、とにかくエピソードトークの内容が薄く、オチもなく、ただ出来事を時系列に話していくことが殆どです。

小宮さんはどっきりとかピンの仕事も多い分、話の内容は毎週違うのですが、登場人物はTVか営業先で顔を合わせる芸人さんばかりです。ラジオ番組を持つ芸人さんがよくやる楽屋トーク(内輪受け話)にすらならない感じで、多分、お二人とも毎週エピソードトークをするのに苦労されているのだろうと思います。

トークに腕のある芸人さんなら、ネツ(捏造)を入れてみたり、話をオーバーにしたり、短い時間でもその週会った有名人やその週ニュースになったことに話を結びつけて話せたりしますが、お二人は仕事に真面目だからか、起こった事を忠実に報告しないとダメなタイプみたいです。(子供に「今日の出来事を話してみて」と言って話させるのと同じ。)

聴いていて、前半のトーク部分でかなり心が折れます。

その流れから続く、中後半の各コーナーもかなり悪い状況だと感じます。

バチボコ!はバチボコっていうワードを流行らせるという話からスタートしたのですが、今や「出来事を表現する文章にバチボコを入れましょう」というネタコーナーになっていて、ハガキ職人さんも色々ネタを投稿しているのですが「バチボコを使う」ということが逆にシバリになってしまいコーナーが全然広がりません。読んで二人とスタッフさんが少し笑ったら次のネタという感じがずっと続いています。面白いネタがあったら読むのを中断して話を広げてもいいと思うのですがそういう融通の無さ、懐の広さに余裕がないを感じます。

人生のルートも、コーナー化した流れもよく、DETH、HEAVENという2択からハガキ職人さん達が色々選択肢を広げて投稿してくれているのですが、小宮さんの滑舌の悪さとハガキ読みの下手さがかなりネタの魅力を削いでいると感じます。

なぞなぞイッチーは最悪です。市原隼人さんがゲストで出演したラジオでいきなりなぞなぞを出したという話から始まったコーナーですが、要は、答えにたどり着けない無茶苦茶ななぞなそを出して、二人が答えを予想するというだけです。市原さんらしさという点が元々曖昧なのと、なぞなそ自体がとりわけ面白い遊びでもないですから、毎回、二人がワチャワチャ言い、スタッフさんが笑っているだけで聴いている方は置いてきぼりな感じです。このコーナーでは二人はゲームに夢中になってリスターへのアピール意識が減っているようにも感じます。(旧枠で放送後のPodcastで行っていたゲーム対決も同様でした。)

バチボコ!も人生のルートも小宮さんが投稿を読むのですが、読んでいると気持ちが盛り上がってしまい、変に面白く読もうとするので、アクセントやネタで重要であろう表現を間違って読んだり、噛んでしまったりと散々です。ネタメールには予め目を通していると思うのですが、ネタが面白く伝わるかどうかは読む人次第なので、どうやって読むか考える、読む練習をするはすべきだろうと思うし、レギュラーでラジオ番組を持っている芸人さんの中ではダントツ読むのが下手だと思います。比べても何ですが、山里さんは初見で読むメールもニュアンスを伝えるよう気をつけて読んでいます。

つまらないなら聴かなければいいということですが、昨年の90分枠をかなり楽しく聴かせていただいていて、枠移動でも残ったのが嬉しかったのですが、このままだと4月以降に残るのは難しいのではないかと思います。

以前にも書いたことがありますが、スペシャルウィークには毎回同年代の芸人さんが登場し、小宮さんとの対決企画をやったりしていますが、ネタやキャラクターは面白くても登場する芸人さん達はラジオのトークに慣れていないので、TV同様、自身の普段のキャラを押し、動きや顔の表情を含めて笑いを取るよう皆が大声でワーワー騒ぐので、生配信を見ていないラジオだけ聴いている者にはさっぱり伝わってきません。唯一、企画として成立したように見えたのはバイキング小峠さんの回ですが、それは小峠さんが状況に応じて対応する能力が高かったからだと思います。SWは毎回失敗企画続きだと感じます。

今更番組内容も変更できないでしょうが、冒頭の時事ネタを絡めた2人の話を長くして、エピソードトークはその流れの中でこれはという話がある時だけ(毎週それぞれ話すという形は辞める)にしてトーク時間を短くする。リスナーメールのお題を「なんでもあり」ではなく時事ネタに絡めて話が膨らみやすいキーワードに固定し、届いたハガキは合間合間にどんどん読んでいく。バチボコ!、人生のルートを小宮さんが話すというのは変えられないでしょうから、小宮さんには文章を読む訓練をしてもらって、ネタメールは事前にどう読むかスタッフさんと確認してもらう。伊集院さんや山里さんのラジオでやっているようにネタをプロの人に読んでもらってそれを楽しむというスタイルのコーナーを追加するなどすれば、今の課題に感じる部分がかなり軽減されると思うのですが。。

2017年1月28日追記:

今週の放送で踏ん切りが付きました。ワザワザ書く事でもないのでしょうが来週から聴くのを止めようと思います。最近は、ハライチさんのラジオがリスナーにコーナーを作らせるくせのに2-3週で辞めてしまうという実験的取り組みが興味深いです。ラジオでは岩井さんの才能が発揮されているので本来のハライチさん (澤部さんは操り人形….) が見られます。トークや進行に自信があるからリスナー巻き込んでハチャメチャにできるのでしょうし1時間という枠を上手く使ってる気がします。