Babolat PURE STRIKE TOURを購入
悩んだ末にPURE STRIKE TOURを買いました。
モニターで借りたラケット(PURESTIRKE TOUR)にはバボラのエヌヴィ130が張ってあって感触がかなり残念(もともとエヌヴィは嫌い) だったのですが、PURESTORM TOURで使っていたAK PRO16をPURESTIKE TOURに張ってみたら、PURESTORM TOURとの比較でラケットの相違点が明確になって使えそうな目処が立ちました。
PURESTRIKEの改めての印象 (PURESTORM TOURと比較して)
- PURESTORM TOURほどのしなり感はなく、その分、フレームのしっかりさがある。フレームはだいぶん硬めだが硬さの中に反発性がある感じ。ガッツリ打ってもフレームが負けないし、面ブレはしづらいと思った。
- PURESTRIKEもボックス形状タイプなので、PURESTORM程ではないが僅かにしなり感はある。インパクト前後の食いつき感と言った方が合っているかも。単に硬いだけでなくその感覚があるのがPURESTOROMからの移行で助かった。ただ、フレームのしっかりさからPURESTORM程のしなりや食付きを感じる時間はなく、感じた瞬間にボールは飛んでいってしまう感じ。(聞いた話だけどWilsonのブレードに似てるとか。現行のブレードはかなり柔らかくなってしまったけど、旧ブレードはかなり硬かったし、フレーム形状も似ているのでその辺りかなと思った。)
- バボラの特徴というか、良い意味でスイートスポットがアバウトなので上手く捉えられなくても極端に飛ばない事はない(普通に飛ぶわけでもないが)し、フレームが硬めなラケットにありがちな芯を外すと嫌な振動が来るという感じも少ない。(ウーファー等やスイートスポットを広げる新機構の効果かも) 繰り返しにはなるが「フレームがしっかりしてるな」という印象が強い。
- PURESTORM TOURと同じ320gだがバランスがいいのか軽く感じる。取り回しの際のバランスがいいのでボレーはPURESTORM TOURよりもむしろ楽な位。ただ、ラケットの重さはあるので慣れとこの重さが扱える前提で。重さを無理して使うラケットではない。
- ストロークは確実に厚く当ててボールを潰して打つ人向け。反発性や回転を求めて使うラケットじゃない。フレームのしっかりさと18×20のパターン、若干の食いつき感とフレームのしっかりさ等々、スイングスピードがある程度あって厚く打てる人でないと良さがでないと思う。320gは振り回して打てる重さでもないのでヘッドを効かせて打ちたい人ならもっと向いたラケットを選んだ方がいい。あくまで厚くしっかり当ててボールを潰してフラット気味に叩いていく人が合っていると思う。(比較で何ですが18×20のプレステージでガンガン叩いていく人もいますよね。あれでもっとフレームが硬い感触がイメージが近いのかなと。)
- ボレーは弾く感じのボレーの方が打ちやすい。18×20なので相手のボールに影響されにくい。勝手に飛んでいってはくれないがしっかり当てれば飛びすぎずコントロールできる。ただ、ボールのタッチには慣れが必要だし決して簡単ではない。ガットの選択や張りの強さが大事だと思う。硬いガットを硬く張ってしまうとタッチはより難しくなると思う。
- サーブについてもPURESTORMよりも振りぬきが良いのでスイングはしやすい。ただ、18×20という事とフレームの硬さからしっかり当てて打たないと飛びが出ないと思う。ゴリゴリ回転をかけようとするラケットではない。
- 回転は全般的にかけづらい。意図的にかけようと思ってもそこまでかからないので無理せず打ってナチュラルにかかる位の方がコントロールできていいと思った。
- 色がいい。朱色とと黒のツートンは目立つ。塗装も光沢のある簡単に剥げるような感じではないのでいいと思った。何かに当たるたびパリパリ塗装が欠けていくラケットは好きじゃないので。
個人的な好みとして「重めのラケットが好き」「ボックス形状が好き」「面サイズは95-99の間がいい」「フレームのしっかりさが欲しい」「16×19でもいいが18×20の打ち負けなさが気に入っている」という感じなのでホント選択肢が少ないのです。
他なら、軽いですがWilsonのブレードか、HEADのプレステージかといういった所でしょうか。基本、Wilsonとバボラの人なので、PURESTRIKEの発売はタイミング的にありがたかったです。
ただ、決して万人向けのラケットではないし、ターゲットや好みがかなり偏るラケットだとは思います。それでも、特性を分かって使えば、ボックスタイプの18×20でフレームがしっかりしてるラケットは他に選択肢がないので面白いラケットだと思いました。
